任務の終わり
著者 スティーヴン・キング , 白石朗・訳
ミステリーとホラーを最高レベルで融合させた、巨匠渾身の三部作・完結編!
あいつの悪意がふたたび動き出す――。
相棒のホリーとともに探偵社を営むホッジスのもとに、現役時代にコンビを組んでいたハントリー刑事から
現場にきてほしいとの連絡が入った。事件は無理心中。6年前に起きた暴走車による大量殺傷事件で
重篤な後遺症を負った娘を、母親が殺害後に自殺したものとみられた。だがホッジスとホリーは
現場に違和感を抱き、少し前にも6年前の事件の生存者が心中していたことを突き止める。
一方、6年前の事件の犯人が入院する脳神経科クリニックでは、怪事が頻々と発生していた――。
エドガー賞受賞の傑作『ミスター・メルセデス』でホッジスと死闘を演じた「メルセデス・キラー」が静かに動き出す。
底知れぬ悪意が不気味な胎動をはじめる前半戦が、ここに開始される。
※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
任務の終わり 下
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任務の終わり 下
2019/04/14 19:42
キングの本領
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホッジズとブレイディの対決もついに決着。下巻は一気に引き込まれました。やっぱり作中に何らかのタイムリミットがあると、続きが気になってページをめくる手が止まらなくなりますね。超能力で相手を支配して自殺に導くというのは、普通のミステリではありえないことですが、万能感が出てないところがいいですね。これで好き勝手に人が殺せたらなんでもありになりますが、超能力がブレイディだけが使える特殊な凶器のように描かれています。キングのテイストがしっかり出てて、おもしろいシリーズでした。
任務の終わり 上
2019/04/14 19:41
幻想とミステリの融合
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一部で植物人間と化していたメルセデス・キラーが、人体実験の結果、超能力を手に入れて復活した。超能力と言っても万能ではなく、一定の条件下のもとでのみ発現できる。ジョジョのスタンドっぽい能力だが、〈ザピッド〉と呼ばれるゲーム機を利用してあいての意識に潜り込み、自殺願望を増幅されて死に追いやるという殺人を繰り返す。いったいホッジズたちはどう闘うのか、下巻への期待が膨らみます。