薬屋のひとりごと
大絶賛を博したあの痛快ミステリーが待望の文庫化。中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が宮中で起こる難事件を次々に解決する。
大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。
まかり間違っても帝が自分を“御手付き"にしない自信があったからだ。
そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
日向 夏(ヒュウガナツ): 福岡県在住。著書に「トネリコの王」(ヒーロー文庫)。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。
薬屋のひとりごと 15
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薬屋のひとりごと 1
2016/03/07 14:16
面白い
21人中、19人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sari - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判よさそうなので購入、めっちゃ面白かった。この文庫さんには初めて手を出したのですが、ラノベでおさまるのはもったいない!!あきらか他の既刊とは毛色が違います。この誰にもなびかない感じの猫猫の性格が良い。自分の好みでした。ヒーローを毛虫をみるような目で見るヒロインは他にいないかと。梨花妃の侍女への一喝のシーンにはスキっとしました。物語が進むごとに千年生きた桃の精の残念感がすごい。残りの巻は急いで本屋に行きます。自分の今回のツボの一言は「これ、毒です。」
薬屋のひとりごと 2
2015/02/03 22:18
お勧めです
18人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かるさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻はネットで公開されたものに加筆してあって、悪くないと思う位でしたが。
(元を壊さずいい感じになっていて嬉しい位の)
2巻では舌を巻きました。
ネット公開のものを良い感じに練り直してこよって…面白いです。
元々のネット版も楽しく読んでいたので、
あちらはあちらでパラレルとして楽しめるのも嬉しいです。
そして、公開してある分がこの先どうなるんだろう?って楽しみもあります。
登場人物の個性も豊かで文章も読みやすく、楽しい。
本格ミステリーではないですが、そちらは私の好みでないので。
ファンタジーなのでしょうが、良い感じのリアリティが気持ちよく
先が楽しみな小説です。
2019/10/15 21:16
壬氏がんばれ。
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よみました。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
…5巻の前になろう版を読んで来てしまいました。
電車で少しずつ読むには良い短さで区切られていて、とても面白かったので後悔はしていません。
文庫版は休みの日に一気に読みたい派です。
「文庫版もなろう版もどちらにも良さがある」というレビューの先輩方のおっしゃる通りでした。
でも時々邪魔する既読感…最新巻まで文庫版で読んでからなろう版を読みに行けばよかったです。私のアホ。
以下、ご参考までに。
比較すると、文庫版には思っていたより主要な書き下ろしがあります。巻によっては、肝心な推理のフラグ回収がごっそり文庫版書き下ろしだったりします。←2巻とか。ビックリです。
それだけでなく、全体的にアレコレ違う。5巻では猫猫と一緒に同行する人物が違ったり、他にもいろいろ。それでどちらも辻褄がちゃんと合っているので、すごいです。作者さんの頭の中はどうなっているのでしょうか。
5巻は、前半の推理部分はなろう版での既読感がありましたが、後半からラブコメ要素を含む書き下ろしががっつり盛り込まれていて、私はとても満足です!
壬氏がんばれ笑。