ミッドナイトシリーズ
著者 リサ・マリー・ライス , 上中京
美貌のインテリア・デザイナー、スザンヌのもとに現われた警備会社社長のジョンは、危険な香りのする男だった。それもそれはず、彼は「ミッドナイト・マン」の異名をとる元海軍特殊部隊員。出会ったその日から、二人は強く魅かれあう。しかしスザンヌの周辺には、彼女の命を狙う謎の殺し屋たちの影が…。愛する女を守るため、すべてをなげうって立ち上がるジョン。そして、二人きりの逃避行がはじまった。めくるめく官能に彩られた、ノンストップ・ロマンティック・サスペンスの決定版。
真夜中の愛撫
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真夜中の天使
2011/04/07 09:37
ホットでエレガント
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リサ・マリー・ライスの小説はエレガントだ。
『官能のロマンティックサスペンス』と銘打った本書も、下品だとかイヤラシイといった趣はまるでなく、一環として上品さが漂っている。かなりのページ数が割かれている濃厚なラヴ・シーンを考えると、ロマンス小説の中では稀有な存在かもしれない。
それはおそらく、ヒロインの資質によるところが大きい。作者の他の小説のヒロインと同様、『真夜中の天使』のヒロイン、アレグラは紛れもないレディ……淑女である。淑女といってもなよなよとしたところなどまるでなく、懸命に自立しようとしている現代の女性であり、また、愛らしい美貌にも似合わず頑固な一面も持ち合わせている、極めて人間らしい淑女である。自立しているのではなく、しようとしているのは、アレグラが事故によって視力を失っているから。
しかし、この盲目の歌姫に、元特殊部隊の鬼軍曹、ダグラスはどうしようもなく惹かれてしまう。恋した男性特有の、保護本能を全開にしてアレグラの世話を焼く。
ホットなラヴ・シーンよりも、このあたりのシーンに心惹かれる女性も多いことだろう。女なら誰しも、こんな風にストレートな愛情表現を受けてみたい、と思うものだから。
天使の歌声を持つアレグラと、元SEALの強面ダグラス。
異色のカップルだが、人気の『真夜中シリーズ』の中で最も感動的なのが、本書だと思う。
アレグラの光を奪った事件はまだ彼女を狙っており、ダグラスは献身的にアレグラを守り続ける。
己の容貌にコンプレックスを持っていたダグラスに向かって、アレグラが放つ最後のセリフは、とても優しい。
2021/02/28 23:46
絶倫
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃおにゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、このグー○ル翻訳のような文章に失敗したかなと思いましたが、中盤よりサスペンス調になり、テンポがよくて割りと楽しめました。
直接的な表現にちょっと驚いたけど、ジョンの男らしさがよく現れていて良かったと思います。(笑)
2015/08/18 20:20
なんだろうこれ?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ris - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホットシーンはかなり多めなのですが、いやらしさはない。事件が起こるのだけど、サスペンスとしては謎解きの楽しみもない。ラストは捻りのないハッピーエンド。だけど何故だか面白く、読後感もさわやか…不思議な作品です。