警視庁いきもの係
著者 大倉 崇裕
銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された。そして、そこでコンビを組むことになったのが、新米巡査の薄圭子。人間よりも動物を愛する薄巡査が、現場に残されたペットから名推理を披露。難事件を解決する! (講談社文庫)
アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係
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2021/06/29 20:58
薄巡査の動物優先の姿勢が面白い!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
須藤元警部補と薄巡査のコンビが面白かったです。特に薄巡査の動物愛は本物で徹底していて、それが憎めなくて逆に好印象でした。殺伐とした事件を扱うミステリにもかかわらず、薄巡査はもちろんですが、須藤元警部補からも動物愛が感じられて、小説そのものが優しさを醸し出しているように思いました。本格ミステリとしても伏線や手掛かりいっぱいの、推理が冴える本格的なものになっています。
小鳥を愛した容疑者
2018/05/20 09:55
ずれてるのに、そんな自分に気づかない
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビでやっていた「警視庁いきもの係」の原作です。
ドラマは見なかったんだけど、原作者が大倉崇裕だと知って、文庫本を買いました。出かけた先の本屋で一冊だけ買うとき、橋本環奈の写真入りのオールカバーだったので、ちょっと恥ずかしかった…。
で、読んでみると、主役2人のやりとりがちょっとずれてて面白い。
ずれてるのに、そんな自分に気づかない女性警察官というのは、同じ作者の「福家警部補」と共通です。
そう、大倉崇裕は福家シリーズの作者だから読んでみる気になったのです。
読んでみて、正解でした。
2013/10/24 23:30
一風変わった、『日常の謎』系推理もの
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LEGEND - この投稿者のレビュー一覧を見る
容疑者のペットを世話するために、警察が動物の専門家を雇い、”人間には興味がない”その若い女性巡査が容疑者にまつわる謎を解く、というのは斬新な設定。話も読みやすく、探偵役の薄巡査の存在感も嫌みがなく、「獣医ドリトル」のようにドラマ化しても当たりそうなストーリー。