心を半分残したままでいる
著者 著:砂原糖子 , イラスト:葛西リカコ
静良井真文(しずらい・まさふみ)には一年半以上前の記憶がない。記憶障害を起こしやすい彼は日々を日記に綴っており、それをもとに恋人だった『M』という男を探していた。ある日ふとしたきっかけで行きつけの喫茶店のマスター・中上と親しくなる。彼の申し出で一緒に『M』を探すうち、静良井は中上に惹かれていくと同時に、彼――中上衛こそが『M』ではないかという考えを抱き始め……? 長篇ドラマティック・ストーリー開幕!!
心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~
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2018/10/14 08:41
3巻!
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、間違いなく、砂原さんの代表作になるでしょうね。
1巻から、夢中で読みました。
こんなに心に響いて、余韻が残るストーリーは、久しぶりです。
ラストも良かったと思います。
コラムの最後の一文が、とても印象的です。
2018/08/27 00:13
第1巻!
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
続きモノです。最初から、引き込まれました。
少し、「言ノ葉」シリーズを彷彿させる雰囲気があります。砂原さんの代表作になりそうな予感。記憶喪失で、本人だけでなく、周りも不幸にしてしまうストーリー展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。
書き下ろしの佐藤くん小話は、砂原さんお得意の、コメディっぽい仕上がりで、本編のシリアスさを緩和してくれます。
そして、後書きには、爆笑させてもらいました。
心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~
2021/01/03 05:30
幸せの巻
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズを完読してから読まないとついてゆけませんよ。
全巻までの切なさや悲しさは究極まで抑えられ、2人で過ごした時々が甘さ漂う巻になっているので、落ち着いて読めます。これはいつの話だっけと復習しながら読み進めました。最後の後日談では、まだまだ2人のことが心配な読者を安心させてくれる配慮もあって、お話がすっかり終わったんだなあと感慨深いものがありました。