86―エイティシックス―
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そう――表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
86―エイティシックス―Ep.13 ─ディア・ハンター─
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86−エイティシックス− Ep.1
2017/05/14 16:17
最高!
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかみにとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の醜さと愚かさ、そしてその中で自分らしくありたいと願う者たちとの対比。新人とは思えない筆力で描かれた本作・・。
次作が楽しみです。
2019/05/06 07:50
私には合いませんでした
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に人気があるラノベと聞いて読んでみましたが私には合いませんでした。電撃大賞の受賞作なのでこの作家のデビュー作になると思いますが、とにかくあまりにも稚拙な表現が目立ちすぎて読むのが本当に苦痛でした。
一つ例を挙げると、「十六歳の少女らしい白雪の美貌は硝子細工の繊細さで、良家の出を如実に語る優雅な身ごなし」 非常に読みにくい文章ですが、その原因は一つの文章で容貌と身のこなしという二つのことを描写しているにも関わらずなぜか体言止めを使っていることです。体言止めの効果は文章を簡潔にし全体にリズムを与える点にあります。こんなにリズムの悪い文章で使ってもあまり意味はありません。読点でつなげたりせずに文章を二つに分けるだけでずいぶん読みやすくリズムもよくなります。この直前の文章と合わせると次のようになります。「紺青の詰襟の共和国軍女性士官軍服。十六歳の少女らしい白雪の美貌は硝子細工の繊細さ。良家の出を如実に語る優雅な身ごなし」これでもまだまだ稚拙ではありますがまだ我慢できるレベルではないかと思います。
また、語彙力があまりないようで同じ表現を短い間隔で繰り返し使ったりします。「双眸」を何度も何度も使っているのが特に目立ちました。できれば別の表現を使ってもらいたいです。
このような稚拙な表現がたまにある程度ならそれほど気にならないのですが、いたるところに出現するので本当に読むのが辛くなります。
86−エイティシックス− Ep.1
2019/08/07 00:24
最高の一冊
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:s - この投稿者のレビュー一覧を見る
86は以前から気になっていた本です。つい先日、一巻を購入しました。
一冊読み終わった感想は確実にラノベの枠を超えています。
世界が無人戦闘機(レギオン)の攻撃を受ける事態となっていた。
主人公のシンはサンマグノリア共和国の戦士として友人戦闘機(ジャガーノート)を操縦しレギオンを殲滅する。シンの戦う戦場はレギオンの圧倒的力から多く毎日のように戦死者を出しているが、サンマグノリアは戦死者ゼロとしている。それは、シン達戦闘員が86という人種差別を受けていることが原因である。
この小説はアクションという要素を含みつつ、人間の卑劣さ愚かさがここまでなのかと考えさせられるそんな一冊です。
一冊読んだらもう止まらないでしょう!ぜひ読んでみてください!