「私のほうが先に好きだったので。」シリーズ
元カノに女の子を紹介された。ショックだった。俺は内心、元カノ・小麦を引きずりまくっていたからだ。
でも、紹介された小麦の親友・鳩尾さんはすごくかわいくて、天使みたいにいい子で、そんな彼女が勇気を振り絞ってくれた告白を断りきるのは難しかった。小麦を忘れていない罪悪感はありつつも、付き合っていくうちにいつか鳩尾さんのことは好きになれる。
そう思っていた。
――そんなはずが、ないのに。
「わたしのために、クズになってよ」
正解なんてない。だけど、俺たちは致命的に何かを間違えた――。
恋と友情、そして嘘。
ピュアで、本気で、だからこそ取り返しがつかない、焦げついた三角関係が動き出す。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
私のほうが先に好きだったので。2
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
私のほうが先に好きだったので。 2
2022/11/17 21:00
【好きだからこそ、秘密にする罪悪感、未練がましい恋の残骸】
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
唐突な小麦の告白によって、桜子との関係が泥沼になる物語。
感情を爆発させる事で、顕となる小麦の真意。
何に代えても、玄の心を手に入れたい。
その為には、最大の障壁となる桜子の想いを超えなければ。
親友と恋人の秤は揺れ惑いながらも、好きな気持ちに蓋をして秘密にする桜子。
二人の熱烈なアプローチに玄の心に激情の嵐が吹き荒れる。
未練があるからこそ、みっともなく、体裁を整える余裕もない成れの果てとなる。
この醜い感情のぶつかり合いの果てに真の関係を築けるのだろうか?