オールド・ボーイ 黄昏ホテル
著者 我孫子武丸
いつの頃からか「黄昏ホテル」と呼ばれるようになったクラシカルなホテル。このホテルの3階の客室に、見るからにいかがわしい何人かの男たちが長期滞在していた。ここに数十年勤めるベテランホテルマンは、彼らが問題を起こすのではないかと危惧していたが、ついにある日、1発の銃声が鳴り響く。そして年老いたホテルマンは、3階のある一室で死んでいる男を発見するが…。哀愁漂う短編ミステリー。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
オールド・ボーイ 黄昏ホテル
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2021/07/01 10:28
肝心の後半の謎解きの部分が
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の途中までは結構読ませるかっちりした作品であったが、肝心の後半の謎解きの部分があるきたりのトリックとファンタジーに逃げ込んでしまったような結末であった。
幻想味に逃げることなく、トリックをしっかり書き込んだほうがより良い作品になったような気がした。この作者は短編ではなくもっと長い作品のほうが得意なのかな。
2021/07/01 10:26
癖のある言い回し
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーのあらすじだけを書けば十行程度で終わってしまうような話である。ショートショートのようにオチの部分の切れ味を楽しむ作品でもない。散文詩のように文体や言い回しの美しさを楽しむべき作品と思うが、癖のある言い回しはどうにも落ち着きが悪い。
2021/05/17 16:03
最後が滑っている。
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんてことはないミステリーショートである。もっともミステリーっぽいところはあまりなく、トリックも手が込んでいない。本格ミステリー小説制作の際、余った材料で作った 外伝のような作品である。オチを狙ったであろう最後の一節は完全に滑っている、と感じた。