- 出版社: 左右社
浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり
著者 浅生鴨
妄想の天才・浅生鴨がおくる摩訶不思議な50の物語!
「いやあ、年明け早々に本当に申しわけないんだけどね。ちょっとばかり問題が起きて」
「年明けって、まだ明けてませんよ」
「それが問題なんです」
ーー表題作「すべては一度きり」より
初日の出の操作ミスで起きた元旦の奇跡を描く表題作「すべては一度きり」、社会格差が具現化した世界で4階から11階への異例の昇進が決まった男の末路「ジャイアント・コーン」、持て余した土曜日を引き取る時給2万円の「悪くない仕事」、見知らぬ女性から執拗にイカリングをすすめられる「特殊な環境」など、明らかにおかしな世界でフツウの人々のエモーショナルが爆発する。
妄想の天才・浅生鴨がおくる摩訶不思議な50の物語!
羽海野チカさん推薦!
「何度も胸がざわついてページをめくる手が止まる
ありふれたはずだった日常の奇妙な横顔」
浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり
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