闇祓
著者 辻村深月(著者)
転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!
闇祓
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2024/10/22 09:43
一気読み
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投稿者:みみんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろくて読む手が止められませんでした。辻村さんの作品の中で一番好きです。ゾッと怖いような、不思議な感覚。
2024/08/31 23:59
すぐそばに 潜む恐怖
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タカミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
BSテレ東「あの本、読みました?」で 辻村深月さん特集で紹介されてた本。
ヤミハラ のハラは ハラスメントのハラとかけている とのことで。
短編5つあり 怖かったです。良く思われたい、自分の事を肯定してもらいたい、誰よりも優れてると思われたい、子供への期待 そんなことが色んなハラスメントを引き起こしてしまう・・・・自分も気をつけなきゃと思った。
2024/06/23 05:50
ホラーとは感じないような?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
気味の悪い話だけど、ホラーというよりヒトコワに近い感じ。
その『家族』がやって来ると人が死ぬ、それはただそこにある。なんとなく、その逃げられない感じや巻き込まれていく雰囲気が綾辻行人氏のAnotherを彷彿とさせる…ような。
辻村さんの作品という気がしなかったの、やはり引き出しの多さを感じます。
(不便なことに検索で電子書籍しか出てこないけど、紙で購入済み)