コオリオニ
著者 梶本レイカ
1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていった……! 警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始めた。そのノルマをこなすため警察がヤクザと手を組むというデキレースも横行、そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)がいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として抱え、ノルマを超える多くの拳銃を"摘発"していった。そして彼は誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)と出逢う。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に注目。八敷を潜入捜査に誘い、八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組んだ。2人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。話題沸騰の問題作の上巻、新たな描きおろし20Pを含め、ついに電子版で登場。
コオリオニ 下
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2021/12/26 16:32
重い作品です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちゃた - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際にあった事件を元にした作品らしいのですが、その事件の事は知らずに読みました。裏社会と警察の闇の部分が主軸の作品ですので、グロいし、重いし、はっきり言って、悪人しか出てきません。でも、事実を元にしてあるからなのか、骨太なストーリーに引き込まれました。読むには気合いが必要な作品である事、あとは絵の好みも含めて、好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。個人的には、衝撃が強くて、忘れられない作品です。
コオリオニ 下
2017/05/20 01:50
なんて終わり方だ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに鬼戸まで、そちら側に行ってしまい。。。そりゃあ不幸な結末を予測していましたが、この終わり方。悲しすぎる。いや、良かった良かった、と言うべきなのかな。
ぼろぼろになりながら、抱き合う二人が切ない。「切ない」なんて言葉じゃ足りないくらい痛々しい。
しかし、本当に幸せそうにも見えるから、うーん。
梶本レイカさんの本は、どれもこれも、感想を書けないお話、ですね。。。響きます。
コオリオニ 上
2017/05/20 01:45
読むのがつらい、が、この個性は大事にしてほしい、と思う漫画家さん。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この絵柄、グロいストーリー、重い刑事モノを読んだような気分になる。登場人物、すべてが一癖も二癖もあって、誰にも感情移入できないけれど、鬼戸と八敷の関係や、物語の流れかたはBLだな、と思う。ドキドキの恋愛要素は薄いが、すべてを飛び越えた運命的な二人であるので、恋愛モノとして読むことも可能だ。
まあ、どうしたって辛いんだけど・・・。