チョコレート・キス
著者 依田沙江美 (著)
名門禾鋒学園へ転校してきた初日、伸哉が一番最初に出会ったのが「委員長」こと油野怜一郎。おっとりしていて天然な性格の伸哉と、切れ者の油野は好一対。賑やかな学園生活の中、生徒会執行部が油野を次期役員に擁立しようと勧誘を始めるが……。
チョコレート・キス３
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チョコレート・キス （Ｃｈａｒａｄｅ ｂｏｏｋｓ）
2002/03/03 14:16
ボーイズラブの王道という感じ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
精一杯虚勢を張っているようなところのあった伸哉が、だんだん学園生活に慣れ、天然ぶりを発揮していくところが可愛く、切れ者のはずの油野が伸哉の無意識の言葉などに、時折「やられた」という反応を見せるのもおもしろい。
全体の印象としてはヘンな生徒あり、学祭で女装あり、生徒会への勧誘あり、クラブのいざこざあり、どこもかしこもありがちな話なんだけど、ボーイズラブの王道という感じで飽きのこない話なのかな？ 意外にもえっちはナシかなぁと思ったら結構らぶらぶで、流されるように戸惑う伸哉が事後になってやっと反論できる余裕ができたという感じで文句言うのがすごく可愛い。
その後もベタベタと甘いわけじゃないのに、伸哉がポロポロ涙をこぼしながら不安な気持ちを委員長に訴えるところも、すごく可愛くて好感が持てた。
チョコレート・キス ２ （Ｃｈａｒａｄｅ ｂｏｏｋｓ）
2002/03/03 14:16
まさかの恋愛感情に戸惑う姿
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋愛なんて、身近にはあっても自分とは縁遠そうなものだと思っていた幹太に、突然訪れた不思議な感情。自分の中で制御できない感情の根源である吹原の存在が怖くて避けてしまう幹太。でも吹原が伸哉を好きなんじゃないかという噂を聞いていてもたってもいられなくなってしまう。自分は恋愛ごときに流されたくないのに、吹原の相手には嫉妬してしまう。
吹原はどう見ても幹太オンリーなのに、１人でグルグルしている幹太がすごく可愛く、吹原が幹太にキスしようとして、拒む幹太に「加納さん(伸哉)はダメなんだろ？」と言うと、幹太が慌てて「だめ」と言うやりとりもすごく可愛い。
また、前巻の油野＆伸哉カップルもらぶらぶなのがわかるシーンもあってよかった。
チョコレート・キス ２ （Ｃｈａｒａｄｅ ｂｏｏｋｓ）
2002/02/19 15:49
相変わらずキュートな依田ワールド
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず、とってもキュートで繊細な依田さんの世界。前作の主人公カップルの「その後」もたっぷり楽しめたが、新たなちょこまかカップルもこれまた楽しい！カワイイ顔した小さな猛獣？ と、その猛獣をいつのまにか飼いならしてしまうこれまた野獣な先輩のカップルなのだが、なんとも微笑ましくてたまらない。前作にひきつづき、オススメのボーイズラブ！
