ギヴン
著者 キヅナツキ
好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日。上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!
ギヴン(9)【電子限定おまけ付き】
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ギヴン 7
2021/12/02 20:55
オルタナティヴ・ラブ?
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キハダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
6巻読了時からずっと玄純が柊特攻のサークルクラッシャーとして存分に暴れてくれるのを期待していた身としては大変満足の巻だった。
言ってしまえば柊と玄純のエピソードは作品の最終局面である由紀、真冬、立夏のトライアングルへ向かうまでの前座だが、サブキャラの二人を掘り下げると同時に物語はその核へもぐっと近づいていく。
柊は玄純への甘えを突きつけられ悩む中で玄純と由紀に向ける感情が違うのに気づいていくが、そのきっかけは由紀の曲をアレンジした立夏の想いである。今の真冬に恋する立夏を通して由紀→真冬の恋も「特別」でありながら「平凡」なものだった、と柊は理解する。柊の由紀に対する神格化のヴェールが剥がれ、同時に「同じようにシズが好きだった」と気づく構成には鳥肌が立った。
玄純は立夏の評した通り振り切れた奴ではあるけれど、私はこの鋭い一途さが最高に好きだ。この作品の主題がオルタナティヴ・ラブじゃなかったら天下取ってたよ。そうはならないからこその魅力だろうけどね。
真冬の心情にほぼ動きがなかったのが残念といえば残念だが、2巻や5巻を振り返るに彼が動く時即ち物語の終焉なので存分に悩んで答えを出してほしい。冒頭で述べたようにもう最終局面だろうし……。
今度冷やご飯茶漬けやってみます
2021/09/03 17:53
バンド
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと気になっていた作品だったので、読んでみました。
一巻は出会いなので、LOVEな展開は何もありません。
絵がきれいでテンポもよく、読みやすかったです。
これからどのように恋が進んでいくのか気になります。
2020/08/14 18:49
高校生組と大人組のバランスがおもしろい
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なとり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
5巻までのお話が「大人組」だったのが今度は「高校生組」にスポットライトが当たっています。
今までのお話を考えると、6巻は描き下ろしや4コマ含めて元気いっぱいな巻になっていてとても新鮮でおもしろかったです。
5巻の後はどんなお話を描かれるのかな?と思ってたところ、メインの4人だけでなく、過去も未来もぜんぶまるごと含めて音楽を軸に皆のことを描いていて、ますます世界が広がっていたので、これからのお話も楽しみです。