ヴラド・ドラクラ
著者 大窪晶与(著者)
残虐の暴君か、国を護りし英雄か――。
15世紀中期。南にヨーロッパを席巻するオスマン帝国、西に大国ハンガリー。
ふたつの強国に挟まれた小国・ワラキア(現・南ルーマニア)にひとりの若き公が戴冠する。
その名は、ヴラド三世。
国内政治は貴族に支配され、外交は大国の情勢に左右される中、
ヴラドは故国・ワラキアを護るため、その才を発揮していく――。
“串刺し公”の異名を取り、ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』のモデルとなったヴラド三世。
その実の姿に迫る、歴史ロマン。
ヴラド・ドラクラ 8巻
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ヴラド・ドラクラ 5
2021/11/19 01:35
串刺し公とメフメト2世とその代理人と。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
敵陣営に忍び込むヴラド公。
機転を利かしつつ、目的達成に向かい突き進み。
チュルニクたち公親衛隊も作戦に従い突貫するのだが...
ヴラドの執念、チュルニクたちの忠誠、全てを飲み込む戦場。
最後の決め手となったのは...
メフメト2世に代わり、ヴラド公の前に立ちはだかるのは、最も近しいはずの。
過去の記憶、過去の行動が今に影響を及ぼす。 ヴラド公が警戒するその人物とは。
気の休まる間のないヴラド公一党。
危機の度に切り崩され。
この危機をどう乗り越えるのか?
どこまで読んでの行動なのか?
引き続き目が離せない、緊迫の展開。
歴史は人が紡ぐ壮大な物語だと。
ヴラド・ドラクラ 3 (HARTA COMIX)
2020/02/16 16:43
描き方が絶妙!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
派手な戦闘はないものの、心理戦の描き方が非常に上手い。
アルブ公との一戦...やけにあっさり終了。
効果的に要点だけで。
そして、過去のお話。
ワラキアを追われ、モルダヴィアを追われ、フニャディの庇護下へ。
フニャディの元とでヴラドとシュテファンは...
現代に戻り、オスマン帝国の侵略。
ヴラドは策を巡らし、大国ハンガリーの支援を得るべくマーチャーシュ王の従姉妹、イロナ嬢を娶るが...
このイロナ嬢...
旧知のオスマン帝国皇帝メフメト2世との決戦の刻迫る?
着々と準備を進めるヴラド公。
派手さはあまりないが、実に面白い。
2024/11/16 13:04
ワラキア公復位へ向けて。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴラド復位のために動く忠臣たち。
そうとも知らず、新たなワラキア公となったライオタはオスマン帝国に擦り寄り始め。
オスマン帝国に退いたラドゥとシュテファン三世の元に引き取られた息女マリアの運命は。
ヴラドとヴラドに尽くしてきたジャスティナの関係も一気に、か。
ジャスティナの息子ミフネアの出自は、予想通りか。
オスマン帝国の想定外の侵攻に対し、オスマン帝国陣中で気をもむストイカ。
ヴラドはメフメト2世の策にどう相対したか。
ヴラド復位に向けもう一息。
その前に立ちはだかるメフメト2世。
しかし、その体は...
状況は二転三転。 見応えあり。