- 販売開始日: 2011/06/03
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-110428-7
沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-
著者 山崎豊子 (著)
十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜...
沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-
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商品説明
十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻!
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あまりにもひどい仕打ち
2020/05/27 11:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外に左遷され続けてきた主人公がやっと帰国したと思ったが、事故の被害者遺族へのあまりにもひどい謝罪をさせられる苦しい物語。
想像を絶する状況に胸が締め付けられる思いでした
2016/07/17 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スミレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外僻地をたらい回しにされ10年、恩地は帰国を許される。
そして起きる「世界最大・最悪」の墜落事故。
遺体の一部でも持って帰ろうと必死に棺を開ける遺族、どんな部分も家族のもとへ返そうと必死に検死をする医師や看護師、それそれの思いに胸を打たれました。
30分もの長きにわたり死の恐怖にさらされた乗客たちの思いは、想像を絶するものだろう。
ボイスレコーダーに残された機長の最後の言葉、「もうダメかもわからんな」には、乗客を救えないことへの悔しさと無念が伝わりました。
次は「会議室篇」です。
会社の怖さ
2002/07/18 16:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今ではリストラも珍しいことではないが、この著書が出たときはそうまでひどい
状態ではなかった。
でも組織というものは本当に怖い。男性は往々にして会社が大事となりがち
だが、その答えがこれだ。
氏の取材力に感嘆すればするだけ、会社それも世の中でよいと言われている会社
の恐ろしさを感じた。
また実際に起こった事故だけにまるでその現場にいるかのように書かれてもいると
思った。
航空機事故の悲惨さ
2004/03/07 19:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりの描写のリアルさと、モデルとされた実際の事故とが思われ、その悲惨さが深く胸に残りました。
亡くなった方々と、残された家族。
どちらもとても悲しい姿で、直視するのがためらわれるほどでした。
この本の紹介文に「企業というモンスター」という文がありましたが、まさにその通りです。一人の人間の人生を簡単に狂わせた企業は、ついには500名以上もの命を簡単に奪い、それでもなお、その姿を保とうとしていました。まさに、モンスター以外の何物でもありません。