スマートフォン新時代

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仕事関連で参考になるものが得られるかもと思い、読んでみたが、既に知っていることが多かった。ただ、いくつかのキーワードは今後の仕事で使えそう。

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■スマートフォン３つのルーツ
・「電話」「インターネット」「手帳」

■スマートフォン現象

■スマートフォンとは何か？
・MM総研によると、2006年に約26ヶ月だった買い換えサイクルは、2010年にはおよそ35ヶ月にまで長期化すると予測されている。
・パソコンや携帯電話と比較して、より長く付き合うことができるのが、スマートフォンの特色。

■ポケットの中で個人が変わる
・スマートフォンが「持ち運べるコミュニケーションセンター」になることによって、場所や時間から解放され、個人が自由なワークスタイルを手に入れることができる。
・奈良にある育英西高校で行われている情報の授業では、クラスで決めたテーマに沿ってAndroidアプリを皆でデザインしている。
・スマートフォンとソーシャルメディアの歩調を揃えた普及は、個人に対して、場所軸、時間軸、そして状況軸の３つの軸に注目したメディアを提供し、活用することができるようにしている。
・道具の進化を、人間が行動の進化へと結びつけることで、スマートフォンの価値がさらに高まる

■スマートフォンがもたらすビジネスの変化

■ライフスタイルのスマート化
・青山学院大学社会情報学部では学生と教職員全員にiPhoneを配布。学生が自由な時間に、個人の進捗状況に合わせて、自分で学習を組み立てるようになった。スマートフォンをきっかけとした学生の意識の大きな変化。
・プログラミングの授業では、大学備え付けのパソコンをデュアルモニターで設置することは望めないため、スマートフォンをサブモニターのように活用している。授業が終われば、そのままスマートフォンが予復習を行うディスプレイとして機能する。
・就活のサバイバルツールとしてスマートフォンを使い、パソコンと同じウェブにいつでもアクセスできるというベーシックな機能を活用するところから始まって、自分のアイデアをまとめたり、面接のトライ＆エラーをすぐにフィードバックしたり、独自の人脈をソーシャルメディアで築くなど、通り一遍の就活を揺り動かし、変化をもたらそうとしている。
・海外の大学を中心として、授業そのものの音声や動画を公開する動きも強まっている。通勤時間に留学ができる。「OpenCourseWare」「YouTube　Edu」「iTunes U」
・マスメディアやウェブなどのこれまでのメディアは発展の過程で、いつでも、どこでも、できるだけ多くの人に情報を広めることを目指してきた。モバイルメディアとソーシャルメディアの時間軸、場所軸、信頼軸という３つの軸は、「今だけ」「ここだけ」「あなただけ」を目指している。
・「プッシュ型メディア」・・・テレビや雑誌などの、少ない作り手が多くの人々に情報を届けるマスメディア。短時間に膨大な数の人に情報伝達をする手段として利用されている一方で、趣味嗜好の多様化によって、必ずしも欲しい情報が届けられるメディアではなくなった。
・「プル型メディア」・・・GoogleやWikipediaなど、情報を自分で引き出す形のメディア。ウェブにあるストックされた情報の中から、必要な好きな情報をいくらでも取得できる反面、信頼性や鮮度、コンテンツの品質の面ではプッシュ型メディアに劣る部分が残されている。
・「テル型メディア」・・・疑問や質問に、知っているソーシャルメディア上のユーザーが、短時間で回答してくれるメディア。ネットを流れるフロー情報へアクセスできるのも特徴の一つ。

■スマートフォンが実現する未来の生活
・スマートフォンがもたらす変化は「文脈・場所・体験のフリー化」
・デジタル・ネイティブ：生まれながらにパソコンやインターネット、初期の携帯電話が存在していた世代。子供の頃からインターネットへのアクセスが可能で大量の情報を無料で手に入れることができ、また電子メールを使って学校の友人の数を遥かに超える世界中の同世代や上の世代の大人たちとコミュニケーションを取ることができたという点で、それまでの世代とは全く違う感覚を持って生活をしていることが特徴。コンテンツが無料であること、リアルとネットでのコミュニケーションに分け隔てがない点など、全く違う価値観である。

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■購読経緯
・卒論の参考図書として。

■感想
・最近読んだ別の本と比較すると内容があり、よりスマートフォンを理解できると思います。
ビジネスでの実際の事例も書いてあるので。
スマートフォンについて知らない方は読んでみるといいのではないでしょうか。
逆に、既に活用している方はさらっと目を通してより理解を深めることもできると思います。
・従来の携帯電話とスマートフォンのソフト・ハードの関連図が載っていますが、これは分かりやすかった。
相手に対して説明しやすい。
携帯電話→全て一定
スマートフォン→ハードは一定、ソフト、サービスは進化していく。

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スマートフォンに関して体系的に理解するのに適した一冊。つくづくスマートフォンは使えば使う程自分に馴染んでくるデバイスだと実感。

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携帯電話とスマートフォンは、何が違うのか。日々の生活をどう変えるのか。また、携帯電話の進化の過程、生い立ちがわかる本。

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携帯電話の進化をi-mode時代から解説すると同時に、スマートフォン時代の可能性について言及した本。

アメリカから端を発したスマートフォンのウェブブラウジングの機能は、「ガラパゴス的」と揶揄される日本の携帯電話が５年ほど前から導入していたものに過ぎず、今後も日本が独自に開発してきた「赤外線通信」「おサイフケータイ」なども、今後、世界的に導入されていく可能性について言及している。

また、スマートフォンと同時に広まった「ソーシャル・メディア」は、これまでの「いつでも」「どこでも」「だれとでも」というインターネットから、「いまだけ」「ここだけ」「あなただけ」というインターネットへの進化であると指摘する。この点については『シェア』（ＮＨＫ出版）でも指摘されており、ネットから始まる「社会ののローカル化」（ただし、物理的な距離や時間は超越したローカル）の潮流を感じさせる。

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スマートフォンのルーツ、進化の系譜が体型的に書かれている。
世界での展開、日本の携帯電話との比較など大変興味深かった。

発行は2010年末だが、スマートフォンを使っているがその実態をあまり知らないという人にとっては一読の価値あり。

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スマホによって何が変わるか？

→モバイルとソーシャルメディアには情報体験のD化、時間軸、場所軸、信頼軸、つまり今だけ、ここだけ、あなただけを目指している
プッシュからプルへ、さらにテル型に変化、この情報発信者はユーザー同士
そして三つのフリー化があり体験、場所、体験