- 販売開始日: 2011/04/08
- 出版社: 東洋経済新報社
- ISBN:978-4-492-53270-6
ストーリーとしての競争戦略
著者 楠木建 (著)
各メディアで絶賛! 500ページ超、2940円(税込)という本格経営書でありながら、異例の10万部を突破したベストセラーが待望の電子書籍化!“戦略の神髄は 思わず人に話し...
ストーリーとしての競争戦略
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
各メディアで絶賛!
500ページ超、2940円(税込)という本格経営書でありながら、異例の10万部を突破したベストセラーが待望の電子書籍化!
“戦略の神髄は 思わず人に話したくなるような 面白いストーリーにある。”
大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられている。戦略とは、必要に迫られて、難しい顔をしながらつくらされるものではなく、誰かに話したくてたまらなくなるような、面白い「お話」をつくることにある。本書では、多くの企業事例をもとに「ストーリー」という視点から、究極の競争優位をもたらす論理を解明していく。
著者紹介
楠木建 (著)
- 略歴
- 1964年東京都生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。同大学院国際企業戦略研究科教授。専攻は競争戦略とイノベーション。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
内容はいいが、
2018/07/13 07:20
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容はいいが、繰り返しが多く、いたずらに長く読み疲れる。
競争戦略とは
2017/08/29 15:04
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たか - この投稿者のレビュー一覧を見る
競争戦略とは何か。学習してきた内容が、現実的に肉付けされた気がする。中古車業界の話などは、実に興味深く読めました。
非参入障壁の構築ストーリー
2019/06/16 07:50
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
■戦略はストーリー
理屈ではないから、理屈が大事
戦略の本質は「違いを作って、つなげる」こと
優れた経営者の戦略は、迫力があり、因果論理が骨太
勝負を決定的に左右するのは、戦略の流れと動き → ストーリー
ビジネスモデルとは、なぜ事業が有効に働くのかを説明するストーリーである
■競争戦略の基本論理
・競争戦略の対象範囲
全社戦略と区別して考える
どのような分野に進出し、撤退するかを考えるのが全社戦略
・競争戦略の目的
狙うべきは、持続的な利益
持続的な利益を確保することで高い株価・企業価値を達成できる
・利益の源泉
業界の競争構造と戦略
競争戦略の本質は、他社との違いを創ること
※他社との違い
ポジショニング 他社と違うところへの位置づけ
組織能力 独自の強みを持つ
■静止画から動画へ
戦略のゴールは、業界の標準以上の利益を持続的にあげること
ストーリーは、そのゴールに向けての「つながり(パス)」に注目する
個々の打ち手をつなげて動画として構想することがストーリーである
なぜ点が入るのか、利益創出の最終論理を固める
優れたストーリーは、縦横の因果論理に一貫性がある
ストーリーの評価基準
・強さ XがYをもたらす可能性の強さ
・太さ 構成要素間のつながりの数の多さ
・長さ 時間軸での拡張性・発展性の高さ
ストーリーの一貫性の正体は「なぜ」打ち手が縦横に繋がるのかという論理
■始まりはコンセプト
コンセプトとは、本質的な顧客価値の定義「本当のところ誰に何を売っているのか?」という問いに答えること
ストーリーの起点であると同時に顧客への提供価値という終点でもある
誰に、何を、を表裏一体で考えることにより「なぜ」が姿を表す
・すべてはコンセプトから始まる
・誰に嫌われるかをハッキリさせる
・人間の本性を捉えるものでなくてはならない
■キラーパスを組み込む
クリティカル・コアの定義
戦略ストーリーの一貫性の基盤となり、持続的な競争優位の源泉となる中核的な構成要素
定義成立の二つの条件
・他の様々な構成要素と同時に多くのつながりを持つ
・一見して非合理に見える
一貫性の基盤
戦略ストーリーの構成要素間のそれぞれのパスがコンセプトと明確な因果論理でつながっていること
一見して非合理
それだけでは一見して非合理だけれども、ストーリー全体の文脈に位置づけると強力な合理性を持つこと
■戦略ストーリーを読解する
非合理な側面は、競争優位持続性の源泉となる
すぐに他社に模倣される戦略ならば、その優位は一時的にすぎない
非合理なクリティカル・コアは、模倣する動機を失わせる
逆に合理的な戦略では先行・新しいものにはなり得ない
・成長戦略は、その企業を動かしてきたストーリーにフィットさせる
・キラーパスを出す勇気を持つ
(あえて愚行に手を出す)
・自らのストーリーに論理的な確信が持てるまで「なぜ」を突き詰める
■戦略ストーリーの骨法10箇条
・エンディングを固める
競争優位とコンセプトの明確化
・普通の人々の本性を直視する
今そこにある価値を捉える
・悲観主義で論理を詰める
どうにかなるは、どうにもならない
・物事が起こる順序にこだわる
・過去から未来を構想する
事業の成長は、連続的進化の結果
・失敗したらストーリーを修正すれば良い
・賢者の盲点を衝く
業界の常識を疑う
・競合にはオープンに構える
自信を持てるだけの物語の原型を創る
・抽象化し本質を掴む
・面白くストーリーを語る