長勝院の萩(上)
著者 杉本苑子 (著)
今川氏の質子として忍苦の青春を送る松平元信(家康)は、流芸人おちいの翳りある美貌に魅せられる。桶狭間の戦を機に家康は独立を果し、おちいはお万の方とよばれる側室に。だが、そ...
長勝院の萩(上)
商品説明
今川氏の質子として忍苦の青春を送る松平元信(家康)は、流芸人おちいの翳りある美貌に魅せられる。桶狭間の戦を機に家康は独立を果し、おちいはお万の方とよばれる側室に。だが、そこには正室築山殿との凄絶な女の戦が待っていた……。家康の愛妾お万の愛と性の修羅を濃密艶冶に描く長編力作。
目次
- 花冷え
- 夢候よ
- 巣ごもり鶴
- 足かせ
- ゆく年
- 華燭
- 若い父
- ほたる火
- 再会
- 桶狭間
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杉本苑子さんの小説ははじめて読んだ
2021/02/04 15:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tam - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳川家康の人質時代から浜松城を築く頃までの物語であるが、戦国の戦いを描いた小説ではない。家康や息子の信康の正室、側室の転変、愛憎を織り交ぜた後宮物語である。
「えんま」という女性が狂言まわしをつとめているがこの人の性格は常人離れしており、役柄上というか、物語の構成上というか、普通はこの立場の人が立ち入り不能な所へも出没するのが不満がある。
まあ肩の凝らない娯楽小説と思えばそれなりに楽しめる。