逝年
商品説明
人生にも恋愛にも退屈していた二十歳の夏、「娼夫」の道に足を踏み入れたリョウ。所属するボーイズクラブのオーナー・御堂静香が摘発され、クラブは解散したが、1年後、リョウは仲間と共に再開する。ほどなく静香も出所するが、彼女はエイズを発症していた。永遠の別れを前に、愛する人に自分は何ができるのか? 性と生の輝きを切なく清澄にうたいあげる、至高の恋愛小説。傑作長編『娼年』続編。
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2018/05/11 22:24
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性を相手にする男娼組織「クラブ・パッション」。そこのナンバーワンと呼ばれるリョウが主人公。あらゆる女性とのセックスを通し、生と死を考えていく。着想の面白さは買っていいし、前作「娼年」を読んでみたい気にもなるが、残念なのは、前作でクラブの存在を警察に通報したらしいメグミが、あっさり組織のスタッフになってしまうことと、性同一性障害のアユムの父親が、これまた息子の仕事を簡単に認めてしまう点か。もう少し書き込めば、密度の濃い作品になると思うのだが…二匹目のドジョウの難しさ?