0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後までなかなか判らない謎ときも楽しいのですが、登場人物たちがとても魅力的に描かれていて、読んでいてとても楽しい1冊でした。
クリスティーの冒険ものが好き
2020/05/05 01:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
チムニーズ館という、有名なお屋敷を舞台にした冒険物語。
屋敷の持ち主が、自分は平穏に暮らしたいのに巻き込まれ体質という、クスリと笑いながら同情しちゃうキャラクターで、好感が持てました。とは言っても、主人公はもっと若い方々で、ドキドキハラハラの冒険物語が繰り広げられます。
途中、「きっとこういう顛末だろうな」と予想ができてしまう部分もありましたが、物語自体は予想外の展開やミスリードなどもあり、さすがクリスティーの冒険もの、という感じです。
バトル警視が好きなので、ここでも重要な役割で(と言っても主役にはならない程度に)出てきてくれて、うれしかったです。
「七つの時計」が、このチムニーズ館での数年後の物語らしいので、そちらも楽しみになるような一冊でした。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
1925年作品。登場人物盛り込みすぎ。
大貴族、頭脳明晰素性不明な好青年、変装の名人で殺生はしないフランス人宝石専門怪盗、それを追いかける執念深い刑事、魅力的で怪しい外交官未亡人、ゆすり屋、政情不安定なヨーロッパ小国(ヘルツォスロヴァキア国、しかも産油国^^;)やイギリスの政治家達、テロリスト集団赤手団!
彼らがチムニーズ館を出たり入ったり。死体が現れたり消えたり消したり。トリックというほどのものは多分なく、でもとにかく楽しい小説。
投稿元:
レビューを見る
初めて読んだクリスティー。最後の大どんでん返しが最高。ちょっと現実離れした登場人物や設定もワクワクさせてくれます。
投稿元:
レビューを見る
ずばり面白い!!読んでいくうちにスピードが加速しいく!!登場人物が多いので、頭に入れるのに苦戦するが一度入ってしまえばこっちのもの!!主人公が殺人事件に巻き込まれる!!彼は白なのか黒なのか!?信じていたものが簡単に裏切られ、すべてが怪しく感じてしまう!!
とにかくわくわくどきどきの展開に心臓が落ち着きません!!
投稿元:
レビューを見る
推理小説は、読んでいる時に間をあけるとダメですね。
今回は、なぜか、1章読んで1週間あいて、2章読んで1週間あいて、という読み方になってしまったので、主人公がなにをやっているのか、全然、覚えてなくて……。
前に戻って読んだりしてると、時間の無駄も甚だしい。
それでも、メインの事件を追いかけていくだけでも、けっこうおもしろいのですが、伏線をことごとく忘れている……どころか、主線のストーリー自体も忘れている印象の軽さは……。
いや、これは、クリスティのせいではなくて、わたしのせいか?
多分、間をあけずに読んでたら、おもしろかったと思います。でも、次々、読みたくなるというようなおもしろさではなかったのかな。
「秘密機関」は、どんどん読みたくなった感じだったので、あれに比べると、こっちの評価は落ちると思います。
あぁ、でも、最後の主人公の正体は、ちょっとビックリした。
投稿元:
レビューを見る
王政復古で混乱するヘルツォスロヴァキア国。その石油利権を狙う各国代表が、ロンドン郊外のチムニーズ館に集結していた。秘宝を狙う大泥棒までもが入り乱れるなか、ついに殺人が!事件解決に乗り出したバトル警視以下英米仏の探偵たちは、どんな結末にたどり着くのか?謎が謎を呼ぶ、波瀾万丈の冒険ミステリ。
投稿元:
レビューを見る
王政復古で混乱するヘルツォスロヴァキア国。その石油利権を狙う各国代表が、ロンドン郊外のチムニーズ館に集結していた。秘宝を狙う大泥棒までもが入り乱れるなか、ついに殺人が!
投稿元:
レビューを見る
クリスティ初期の冒険ミステリ。美男美女に陰謀、殺人、王政復古を狙う一派に共和制支持派、そこに利権が絡むなど、あれこれてんこもりで面白かった。
ヨーロッパの歴史を知ってるともっと楽しめたんだろうな…と解説を読んで反省しました(汗)
投稿元:
レビューを見る
主人公格のアンソニー・ケイドが、本当はどういう性格の人かが、最後まで分からなかった。
アガサクリスティに政治的な話題が多いのは、いろいろな国に行ったことがあるためだろうか。
他の作品のような経験に基づいた話ではなく、こういう経験が面白いだろうという想像上の作品。
よく国王、皇太子が出てくるのは、まだアガサクリスティの生まれた時代には、ヨーロッパにも王国が多かったせいだろうか。
あるいは、アジア、アフリカの王国から、ヨーロッパに勉強に来ている皇太子などが多かったからだろうか。
ちなみに、日本の昔の皇太子も英国で教育を受けていたらしい。
投稿元:
レビューを見る
ちびちびと読んでいるクリスティ。榛野なな恵さんが漫画化したものを読んで、原作を読もうと思っていて。いやー、漫画、うまくまとめたなーと。漫画2回読んで、原作読んで、また漫画読んで。登場人物が多くてなかなか話がつかめなかったんだけど。(わたしがバカ。実はミステリ向きじゃないと思う)。でもおもしろかった。ちょっとどたばたした冒険モノって感じだけど、雰囲気が明るくて、品があっておしゃれで、ロマンティック。わたしが勝手に想像していたクリスティのイメージ。上流階級の人は、ほかの人にどう思われるかなんて気にしないから、恐れを知らず、ときどきすごく馬鹿なことをする、というような台詞があって、なんか勝手に、なるほどーと感心した。それで、謎が複雑になっていったりするわけね、とか。
投稿元:
レビューを見る
最高に爽快なミステリーでした。さすがクリスティー☆バーネットの『消えた王子』のあとがきに載っていたので読み始めたのだけれど,やめられなくて一気読みでした。内容はとても似ているけれど、どちらも引けをとらない面白さでした。
投稿元:
レビューを見る
これぞミステリとエンターテイメントの融合、といった作品。
さる国の重鎮の回顧録に、王子に、政治家に敏腕刑事、魅力的な女性に加えて、主人公は絵に描いたような勇敢な好青年。トリックとかアリバイとかに頭を悩ませる類の読み方はせず、奇想天外な展開を純粋に楽しむべきである。
ポアロとマープルに少し飽きてきて、クリスティーから離れていたが、ノンシリーズにも読むべき本はまだまだあるらしい。
投稿元:
レビューを見る
友人のジェイムズ・マグラスに頼まれて南アフリカからロンドンに元ヘルツォスヴァキア首相の回想録に使用する手紙を運ぶアンソニー・ケイド。ホテルにつくなりヘルツォスヴァキア共和国の共和政派と王政復派の訪問を受けホテルの従業員のジュゼッペに手紙を盗まれる。元ヘルツォスヴァキアに駐在していた外交官の未亡人ヴァージニア・レヴェルの手紙をネタに彼女を強請ろうとするジュゼッペ。ヴァージニアの部屋で射殺されたジュゼッペあ遺体を隠すアンソニー。チムニーズ荘訪問。チムニーズ荘の主人ケイタラム卿の元に滞在する客たち。殺害されたヘルツォスヴァキアの王子ミカエル。バトル警視の捜査。ヘルツォスヴァキアの宝石を狙うフランスの盗賊キング・ヴィクター。キング・ヴィクターを追うフランスの刑事ルモワール。アンソニーが疑うケイタラム卿の子供たちの家庭教師ブラン。ミカエル王子と石油採掘権を巡り交渉していたアイザックセタイン。ケイタラム卿と古書の会話をするフィッシュ氏。アンソニーの捜査。チムニーズ荘に滞在する客達の正体。
投稿元:
レビューを見る
前半はなんだか繋がりがわかりにくくて、少しずつしか読み進められなかったが、後半からは急に読みやすく、面白くなった。終盤は次の流れが気になってやめられない面白さがあった。最後はスッキリ気持ちの良い終わり方で、最後まで読んで良かった^ ^