- 販売開始日: 2012/02/13
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-1540-4
フルメタル・パニック!安心できない七つ道具?
戦闘ロボ、ついに覚醒っ! “常識なし”だの“朴念仁”だのといわれつづけたあの相良宗介が、硝煙と破壊の世界に別れを告げた!? 熱でも出したか、いつになく人間らしく、女子大生...
フルメタル・パニック!安心できない七つ道具?
商品説明
戦闘ロボ、ついに覚醒っ! “常識なし”だの“朴念仁”だのといわれつづけたあの相良宗介が、硝煙と破壊の世界に別れを告げた!? 熱でも出したか、いつになく人間らしく、女子大生との合コンにチャレンジ。居酒屋→カラオケ→♪♪♪・・・・・・なんていう、ムーディーなノリノリについていけるか“100%のターミネイター”!? いろんな意味でかなめもドキドキ「身勝手なブルース」ほか、5作を収録した短編集だ。賀東招二書き下ろしの1本は、テッサたんと5人のおじさまーズが南の島で大暴れ!? どこまでいくのか疾風怒濤のカミカゼ短編!? なんだかんだで7冊目に突入!
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ボン太くんの出演率の高さよ
2023/06/28 20:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:淡夢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ注意
穴だけのコンシール:生徒会長(林水敦信)の父親が登場という驚愕の回。いやむしろ、相良宗介が初めてまともなテロ阻止をしたことの方が驚愕だろうか?
身勝手なブルース:合コンに行くことになった相良は一番高級な服を着てこいと言われ、ボン太くん(超高性能)の着ぐるみを着てきたが……友人に着替えさせられました〇 あと、オチが……かわいそうなオノD。
ミイラとりのドランカー:(酒に飲まれた)かなめがはっちゃけてた。そして珍しく相良が常識枠で合った。
義理人情のアンダーカバー:生徒会長、悪役が板についてますねって思った人は少なくないだろう。
真夜中のレイダース:食べ物の恨みは怖い、が肉の恨みはもっと怖い、といった和気あいあいとした感じから打って変わってなぜか宝石を掘り起こしている男が登場して……相変わらず戦ってばっかの相良と椿が見れましたね。
老兵たちのフーガ:人に歴史あり、って言いたくなる内容だったね。
「一晩、わんわん泣いたら、わりと元気になりましたから」
2003/07/21 01:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ『フルメタル・パニック!』の最新刊。シリーズの他の作品を読んでいる人には解説不要だが、タイトルに「1」とか「2」とか数字が入っているのがギャグ中心の短編集。そうでないのは、ちょっとシリアスな長編シリーズ。これは「七つ道具」とあるから、7冊目の短編集ということになる。ふ〜む。
主人公の相良宗介は、アフガニスタンでゲリラに育てられ、やがて国際的な傭兵組織の一員となった戦士だ。それがなんで(一見)平和な日本で高校生をやっているかというと、千鳥かなめという少女の身辺警護をするためで、どうして一高校生を警護する必要があるかというと……それは長編の方の大ネタなので、とにかく「物心ついたときから戦場で過ごし、すべてを戦場の基準で判断する男が、平和な日本の高校で“自分の基準で”真面目に任務を遂行しようとすることから起きる騒動記」と判っていれば、初めての読者でも安心…ってか。ひとことでいえば「ミリタリー・アクション+学園ラブコメ」。
今回収録されているエピソードは6本。学校視察に来た都議会議員の目から宗介を隠そうとする「穴だらけのコンシール」、男子高校生3人組が女子大生と合コンする「身勝手なブルース」、生徒会の役員たちが風邪をひいた生徒会長を見舞いにいく「ミイラとりのドランカー」、敵陣営に送り込んだ情報提供者を処分する「義理人情のアンダーカバー」、用務員室でキムチ鍋をつつく「真夜中のレイダース」の5本が雑誌に掲載されていたもの。そして退役した将軍やら提督やら歴戦の勇者たちが傍若無人の限りをつくす「老兵たちのフーガ」が書き下ろしで収録。
もとの文章と構成がしっかりしているので、いろいろ詰め込まれているのだけれど、ゴチャゴチャしておらず、しっかり笑わせてくれるのだけれど、ドタバタしていない。小一時間程のちょっとした合間に、何か読み終わった後に気分が良くなるような話を読みたいな…というときの1冊。シリーズもかなり進んだ時点での1冊だから、初めての人には意味不明の単語やら人間関係が出てくるが、そこは気にせず読み飛ばし、どうしても気になる時は第1巻から手をつけてみるというのが正解だ。
個人的には「老兵たちのフーガ」が面白かったけれど、これは長編の『踊るベリー・メリー・クリスマス』の後日談でもあるので、そちらも読んでないと意味不明の箇所も多いはず。まあ、素直に老人パワーの炸裂を堪能するのが「吉」であろう。