仕事の見える化
著者 著者:長尾一洋
大切なものは見えない。仕事においても同様だ。では、仕事にとって大切なもので、しかも目に見えないものとは何か。私は3つあると考えている。◎1つめは、見ようと思っても、なかな...
仕事の見える化
01/09まで通常1,430円
税込 715 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
大切なものは見えない。仕事においても同様だ。では、仕事にとって大切なもので、しかも目に見えないものとは何か。私は3つあると考えている。◎1つめは、見ようと思っても、なかなか見えない会社の未来。◎2つめは、見ようと思っても、なかなか見えない社員の頭のなか。◎3つめは、見ようと思っても、なかなか見えない顧客の頭のなか。これらが見えないと、仕事はうまくいかない。いまは見えない3つのものを見えるようにする。それによって、あなたの会社が20年後も生き続けられるか、あなた自身も20年後も第一線で働き続けていけるかどうかが決まるだろう(長尾 一洋)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
明日はどっちだ
2011/04/14 08:09
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社には盛衰があります。一部の優良会社を除けば、業績があがりつづけるというのはとても困難です。
業績が下降しだした時、社員の士気も下がります。負のスパイラルに陥ることで衰退の速度が早まります。それをどうくいとめるか。まさにここが経営幹部の思案のしどころです。
本書にも書かれていますが、その時こそ、「会社の未来」を示すしかないでしょう。
それがないと、社員は今の仕事に不安を持ちますし、不安は不平につながります。生産性が落ちるのは間違いありません。そんな時の特効薬が「会社の未来」です。
自分たちの会社が3年後、5年後、10年後どうなっているかをきちんと社員に示すことです。その未来に疑問を持つ社員は去っていくでしょうし、賛同できる社員はともに歩き出せます。
そして、できるだけ短期間でその成果を少しでも実現させることです。未来の姿がいつまでも提案だけではむしろ逆効果です。
小さな成功体験の積み重ねこそ大事なのです。変化の「見える化」です。
本書はなかなか見えにくい「会社の未来」(これはいうなれば「経営層の頭のなか」ということ)「社員の頭のなか」「顧客の頭のなか」を「見える化」する方法を、それは基本的にはメールを使い「日報」を共有するという方法ですが、教えています。
もちろん、これはひとつの方法ですから、それぞれの会社でアレンジすることも必要でしょう。こういうビジネス教本のような本はそのまま活用するのではなく、会社の規模や風土に合わせて行わないと失敗します。
会社では「報連相(報告・連絡・相談)」ということをしばしば学びます。どうすればそれが実行されるかは、組織の永遠の課題でしょう。
本書では、「見える化」でそれを解決しようとしています。全員でそのことを共有できるか、それが多分この「見える化」の実現ができるかの鍵となります。
なにもしないまま死を迎えるか、まずやってみることから始めるか。
これこそ、会社の運命の、そしてそれは社員の運命の、分かれ目といえるでしょう。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。