ささ夜の恋
著者 吉野ルカ
借金のカタで売られてきたり、役者修業で預けられた少年が春をひさぐ陰間茶屋。多くは普通の男の子が、金のために心ならずも身を任せているのだが、中には本気で客の男に惚れてしまう...
ささ夜の恋
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商品説明
借金のカタで売られてきたり、役者修業で預けられた少年が春をひさぐ陰間茶屋。多くは普通の男の子が、金のために心なら
ずも身を任せているのだが、中には本気で客の男に惚れてしまう者もいた。恋した客に裏切られては泣くささらを、呆れなが
らも慰めてきた大店の次男坊・信理。互いに本命ではない者同士が、いつしか…。
「ささ夜の恋」他に「宵の白砂」「しあわせの時」「ただあざやかな恋のため」「いつかそのまなざしで」「夏のせいだから」
「これからの僕ら」を収録。
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今までで一番良かった
2016/12/29 03:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AshNY - この投稿者のレビュー一覧を見る
陰間茶屋な舞台のお話は、他に2作品、人気高いものを読んだ事があるのですが、その中で一番良かった。
身体を売る商売が土台だからどうしても切なさとか悲恋が大きな軸となる。
なんですけど、それを期待して読んじゃう所もあるんですけど、でもあんまりそれを全面に出されると逆にそんなに響かない。
身請けされる前に抱いて欲しいとか、もう想像出来ちゃうし、逆にそれを「可哀想〜」と読むのはなんか罪悪感みたいなのを感じて、なんか気持ちにストップがかかるというか、なんか違和感を感じる。
なので陰間茶屋ものは今まで苦手分野でありました。
この作品は陰間茶屋のお話と現代もの短編集。
陰間茶屋シリーズが前半に来るんですけど、その主人公ささらがいい。
可愛い弟みたいな感じで、
体をよじりながら「うひゃひゃひゃ」と笑ったり、
客相手に失恋して泣いてたりとピュアな感じ。
あくまで陰間茶屋のお話だしなんですけど、お涙頂戴で始まってない。自然にお話に入っていけました。
好きな人に身請けされる者、
信じる事が出来なかった者。
どれも短いんですけど良くて、
そして陰間茶屋でお腹いっぱいになる前に現代ものの短編集が始まる。
お話の流れ方もそうだけど、全体の流れの構成も(短編の順番も含めて)上手いと思った。
最後山田ユギさんのあとがきがありましたね。
前からうっすらとは知ってましたが、あぁやっぱりと思いました。
山田ユギさんも大好きな作家さん(ほとんど読んでます!)。
その山田ユギさんが認めてる方なんですね。
ストーリーを楽しみたいという方には、作品含め、おすすめの作家さんだと定評がある作家さん。
私もそう思います!おすすめです!
かわいい
2017/10/30 22:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかんだ、みんなしっかり恋してますね。陰間シリーズでは宵の白妙が一番好きでした。あと、おまけも好きです。