古さを感じさせません
2015/08/16 15:06
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投稿者:乾 辰巳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容に触れる部分があります。
コンピュータがふさわしい相手を選ぶ結婚相談所。そこでオペレータを務める女性が、自分の交際相手が登録されたことに気づくところから物語は始まるのですが、最初はうーんって感じで面白くなかったです。
兄が殺されたかもしれないので、登録されている女性のことを教えてほしいとセンターにやってくる人が現れるのも、まず警察に行かないかなあ? と思ったし。
ところが、それでも読ませるんですね。
登録しているデータが誰かに書き換えられている。そのことから秘密を掴んだ同僚が殺され、顧客男性8人が結婚後一ヶ月の間に死亡していたり、その妻がいずれも失踪していることが分かってからは、ぐいぐいと引っ張られました。
古い作品ですので、コンピュータ関係のことは時代遅れなのでしょうが、個人情報は今でも言われることですから、あまり気にならず面白く読めました。
ラストはちょっと出来すぎな気もしますけど。
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作品が86年の物と言う事もあり、だいぶ古さを感じた。コンピューターの進歩ってはやいなぁと感じさせてもらった。内容的にはこれと言って感想は...
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相性診断によって男女を引き合わせるコンピュータ結婚相談所。オペレータの夏村絵里子は、
恋人の名前を登録者リストに見つけて愕然とする。「何かがおかしい」彼のデータを見直し、
不審を抱いた絵里子を、正体不明の悪意が捕らえる。相次いで身辺で起きる殺人事件は、
増殖する恐怖の始まりでしかなかった。
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結婚相談所の株式会社エム・システムのデータが送られてくるセンターでオペレータとして働いている夏村絵里子はある日、そのデータの中に恋人の名前を見つける。自分と付き合っているはずの彼の名が、なぜ結婚相手を探している者達のリストに入っているのか。ショックを受けつつもさらに調べると、絵里子はおかしな点に気づく。
今から20年以上も前の作品となればしょうがないことだけど、やっぱりコンピュータはコンピュータでもだいぶ古いなぁと。この時点では最高のセキュリティなんだろうけど、今の時代だと、なんて杜撰なというか、個人情報保護法違反・職権乱用も甚だしい(苦笑)。絶対こんな風にはうまくいかないだろうなと。
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相性診断によって男女を引き合わせるコンピュータ結婚相談所。オペレータの夏村絵里子は、恋人の名前を登録者リストに見つけて愕然とする。「何かがおかしい」彼のデータを見直し、不審を抱いた絵里子を、正体不明の悪意が捕らえる。相次いで身辺で起きる殺人事件は、増殖する恐怖の始まりでしかなかった。
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岡島二人さんはコンピューター犯罪もの好きですよねえ。はい。私も大好きですが。
結婚相談所のホストコンピューターが暴走して殺人!?これは面白くないわけがないと前半で期待しすぎた分、後半肩透かしくらったw
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相変わらずのテンポのよさ。二転三転するストーリー展開。諧謔を弄した会話。すべて◎(*^m^*)ほんっと好きです★
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結婚斡旋会社のデータ管理を担当しているオペレーターの絵里子は、恋人のデータが登録してあることにショックを受け、、、。
そこから、何かがおかしいと考え始める。うまく隠された罠が明らかになると!
相変わらず、本の作り方がうまい!
どうしても読まされてしまう。
コンピュータのシステムが古いのはご愛嬌。
それをもってしても古さを感じないどころか、今でも十分に楽しめるところが、時代について先見の明のある作家だったのかもしれない。
練られたトリック。
ぐいぐいと引き込まれてあっという間に本の最後のページへ。
岡嶋二人。面白すぎる。
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昔、岡嶋二人にハマったことがあったので
その時に読んだことあると思うのだが
図書館でたまたまみつけたので再読。
意欲的に「コンピューター」を取り入れた作品。
そういう意味でおもしろい。
しかし、今となっては社外で個人情報を取り出すことも
持ち出すことも犯罪だろうと思うので
こういう謎解きはできないと思われます。
主人公がなんかどうしようもなさそうな恋人に
執着する気持ちがわからない。
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結婚相談所にあるエムシステム。システム担当だった兄が登録した。
会員数を増やすための、やらせ的な登録。
そして、主人公は意外なことに気づく。
最初に登録していた個人情報が、いつの間にか増えている。
なぜ個人情報が流出し、結婚相談所にあがっていたのか。
エムシステムとは? 殺人事件が起こる中、主人公は真相に迫る。
・・・・・これ、20年以上前のお話しです。
全く岡嶋さんといったら、先見の目があるというか。
その頃はまだ、下手したらネットなんてモデムを受話器に当ててた時代?
ピーーーコロコロって。
少なくとも、インターネットとかいうものは、噂程度の時期。
っか、そんなの無い時代。
そんな時に、ネットワークを駆使しての個人情報うんぬん、なんて話し。
凄いと思います。
今実際にこういうことあってもおかしくないなぁ
って読み終わって恐怖すること間違いなし。
一度読んでみるのも良いかも。
まぁ今となっては古い感じもするけど。
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この作品20年以上も前なのですよ・・・
出てくる単語「音響カプラ」(今でいうモデムとかなのでしょうかね)とかすっかり懐かしい「フロッピー」とか・・・時代を感じさせるアイテムなんかですが、扱ってる題材が「個人情報の流出」やそれにともなう犯罪。
パソコンの性能はドンドン進化して「個人情報保護法」で、だいぶセキュリティーは厳しくはなってますが、行なわれる犯罪は昔も今も変わらず・・・
コレって今だに後をたたない犯罪を題材にしてるので、昔の作品でも違和感なく読めました。
さらりと一気に読めちゃいますね。
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やーっぱり面白い。
面白くないわけがない。
岡嶋二人最高です。
この作品が1986年のものだなんて信じられない。
内容が新しい。というか、今でも新鮮さをもって読める。
疾走感がたまらないし、犯人がこいつかよ!なんて思えたり。
あー。やっぱりこういうの好き。
どんどん岡嶋二人の作品を読んでいこう。
そして、99人の最終電車なんて作品があるなんて知らなかった!
どこまで新しいんだよ!
いつになったら時代はこの二人に追い付けるのか。
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結婚相談所にて、教えられない個人情報を見せてくれ、と
訪ねてきた、脱会者の妹。
その妹は、後日死体となって新聞の記事に。
一体何がどうなったのか。
むしろどういう事なのか。
もう数ページしか残ってないぞ!? と思う所まで読んで
やっと犯人が分かりましたw
動機云々はおいておいて、犯人のみ。
書き方がうまいと言いましょうか
誤解させるのがうまいと言いましょうか。
こうやって毎回騙されてるんですが
二の足踏みまくりです。
ただちょっと、あの男とまさか…とか思ったのですが
そんな展開にならなくてよかったです。
金があっても、その男は駄目駄目です。
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2001年の作品ですが、パソコンの教科書みたいな部分もあり。
トロイの木馬について、「なるほどねー。」と勉強になっちゃったりしました。
ハウスマヌカンなんてな、懐かしい単語もでてきたりして。(笑)
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ちょっとーーーー!!主人公!なんでそんなホイホイ上司の車に乗っちゃうかな・・・!
彼、君らに内緒で“トロイの木馬”組み込んでたんでしょ?個人情報法無視してさー。
その時点で主人公、ちょっと軽蔑してたじゃん。
軽蔑ついでに不信感も募らせて、二人きりにならないとか、大事な情報を漏らさないとか、もうちょっとさぁ・・・もうちょっと自己防衛とかやろうよ・・・危ないよ、本当。車に二人きりとか・・・
それにプラス、結局上司が犯人だったわけでしょ?それはいいんだけどさ~・・・
上司=木馬の犯人の時点で、もう少し疑いの範囲を広げてみてもいいんじゃないの?
さすがに殺人に手を染めてるってのは信じたくないかもしれないけど、せめて、「彼が後ろで手引きしてるのかも!」とか、「情報提供してるのかも!」とかさー。
“こんなにすばらしい上司だったんです!!まさか・・・まさか彼がやってるなんて・・・もう私、誰も信じられません!!”って位、信頼の厚い上司だったらまだしも、彼、“御歳の割には服のセンスがいい”位にしか語られてなかったじゃん。
とすると、これは犯人あっぱれより、主人公のバカーって感想になっちゃうよね。
で、尊敬OR感情移入できない主人公の推理小説ってのは、あんまり面白くないよね。
ただね、コンピュータを扱ってる題材は鮮度も大事だから、10年前に読めたら、感想も違ってきたのかも、とは思うけどね。
こればかりは弟に読ませて感想聞くわけにもいかないわね(涙)