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投稿者:さな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふとした時に読み返したくなる。著者が好きなら買って損はないと思う。
不器用ながらも前に進んでいく主人公たちに、しみじみと共感。
2015/09/27 03:42
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投稿者:ひーま - この投稿者のレビュー一覧を見る
前からずっと気になっていた田中相さんの作品。ようやく読むことができました。
どのストーリーも何か劇的な展開があるわけではないのに、登場人物たちの行動やセリフひとつひとつが「あー、わかる」と言いたくなる、印象的なお話ばかりです。説明文はあまりなく、絵や行間だけでじわじわと雰囲気や心情を伝えてくるのが上手な漫画家さんだと思います。ただ最初は少々読みにくいかもしれませんが。
登場人物はみんな不器用ながら話の最後には出口を見つけていきますが、「恋する太陽系~」の中学生2人のようにぶっとびすぎて笑える登場人物たちもいます。とにかく人間観察されてる漫画家さんだなあ、と思いました。
短編集なので初めてこの著者の作品を読むという人でも、田中さんの作品の魅力がわかる1冊です。おすすめです。
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投稿者:あし - この投稿者のレビュー一覧を見る
綺麗な人は綺麗に見えて漫画として見やすい。オムニバス形式かな
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者特有の不思議な世界観の短編集でした。どれか一つでも忘れられなくなるようなものがあればいいんじゃない。
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田中先生の短編集…やっぱ好き…!!!
今回は最初の加古里とスズシロが好きだな。
その後も好き!
この後のこの二人また見たいなって気持ちになる!!
風の吹く吹くも好き。
最後の笑顔(泣いてたけど)がかわいくて愛しくて仕方ないのです。
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シンプルな絵柄が好き。
白と黒だけで日常を非日常に変える力があって引き込まれてしまった。
ちゃっかりこんなポテンシャルの高い漫画家さんを選ぶITANコミックはすごい…
ITANコミックと雰囲気ぴったりだし…。
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あしたの今日子にやられた。ええ空気の男の人描くよなぁ。雑誌でこれ読んだ時、青年誌も全然ありと確信した。
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やはりこのひと漫画うまいよなぁ・・・・
これ「たがそれを」って読むんだと思ってたら普通に「だれがそれを」だった
おとことおんなの話が多かったな~
好きなのは東南アジア(どこだ?ベトナム?)のきょうだいのはなし
わたしも心配性の長女だから共感して悲しくなったよ
あとは最初の幼なじみが男から女になったはなしと、『転校生』を実践した男女のはなし!男女の入れ替わりについて
ただ同人誌に発表したらしいセールスドライバーのはなしはよくわからんかったなぁ
あの無神経そうな男がマゾだったってことか?イヤ絶対違うわ・・・
同人誌って完全に創作少女とかのジャンルだったのかな?こういう才能の発掘するのって楽しそうだけど、今さらそんなアンテナ張れんわ~
(紀伊國屋書店で購入)
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女性が描いた漫画で珍しく、コマ割りに自由さを忘れず、引いて引いて、画を引き算した美しさが心地良かった。
各短編の物語の豊潤さも魅力のひとつ。
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「地上はポケットの中の庭」で一目惚れして
「千年万年りんごの子」が出たのを見つけてすぐに購入し、
そしてこれ!
「恋する太陽系第三惑星地球在住13歳」
が怖すぎる・・・ぞぞぞぞぞ
「千年万年りんごの子」がホラーチックなので
そちらでこのポテンシャルを発揮されてしまうのでしょうか。ひいい
うまく文章にできないのですが、
若々しくって 若干たどたどしくって きらんきらん です。
それでいて絶妙に未解決で終わる。
「THE WORLD」の、説明不可能な前向きさが何なのか を説明できるようになったら、
わたしにとって、田中さんの作品について自分なりに咀嚼できるようになったってことなんでしょう。
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表紙の色合いがステキ。帯ありのほうがしまっていい感じ。
内容はう~ん。期待値が高かったかな?普通。
この人のは線が好き。描きなれてつるっとした線にならないで欲しいわぁ。
内容メモ覚え書き~~~~~~~~
①加古里・スズシロ
昔の知人。10年後の自分への手紙
②その後の加古里・スズシロ
その後。
③風の吹く吹く
ベトナム風~お皿とか篭とか植物とか~♪
違う風が吹き込むのが怖い私。
アオザイ着て欲しかった!
④あしたの今日子
きらきらな彼女(高校生)と俺・ダメ男。
別れろ!
⑤THE WORLD
暗闇にインターフォン
そこの角もドアも人も。
⑥恋する太陽系第3惑星地球在住13才
好き!大丈夫。この地球上で一等幸せになれる だからはやく
いっせーの
せ
不思議ちゃんずの究極LOVE
⑦庭へゆく
フラれたー!!!!
僕は嫌なことがあったら、夢の中のいつもの庭へ。
便利じゃん。
じゃさ 行く?「庭」見に
真夜中のお散歩。三人ってのが良い。
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大人向けだなぁ
この人の作品を今まで読んできて常々、思っていたが、今回の短編集はそれが顕著に出ているのではないだろうか?
大人向け、と言うと要らぬ誤解を招いてしまいそうなので言い換えるが、描き手が作品に籠めた思い、詰めた感情、伝えたい意図を半分以上は受け止められる読解力の高い玄人向き、か?
全体的に、こう・・・熟成酒のような雰囲気が漂っていて、気を抜くと一気に持って行かれそうになる。ある意味、ゆっくりしたい時には読んじゃいけない漫画
しかし、人生について、ちょっと真面目に考えたくなった時には手に取ってみるのもいいかもしれない
『加古里・スズシロ』&『その後の加古里・スズシロ』・・・世の中、男と女の間に友情は成り立つのか、そのテーマで熱い論議が展開される事も少なくない。私としては、「成り立つ」派に賛成だが、この話を読んで「特殊な条件」が絡んだ場合に限るが、と付け加えたくなった。距離にも時間にも長いものを置いてしまったとしても、外見が大きく変わっても、二人の間に確かにある絆と呼ぶには気恥ずかしすぎる『何か』は変わらない、だから、そこに同性との間に芽生えるものと同じ、友情はしっかりと成り立つ、と私は思う(と言うよりかは信じたいし、成り立つ方が何かと面白いじゃない、と考えている性質です)
『風の吹く吹く』・・・自分を取り巻く環境がわずかでも変わってしまうのを怖れて「変わりたくない」と願う強さ、自分を取り巻く環境を少しずつでも構わないから変えていきたいと想う強さ、どちらが勝っている訳でもないが、極端な結論を言うなら、無変化はよろしくない。“小さな”変化が齎す“大きな”変容に対する恐怖でそこに足を止めてしまってもイイ、ただ目だけは動かして周りを見ていれば、きっと、また歩み出す勇気を得られる
『あしたの今日子』・・・今日びの純愛ロードを突っ走る女子高生は可愛くて、男なんて足元にも及ばないくらいに強いです、真っ直ぐに生きてます
人間、下手に人生経験を半端に積んじゃうと、変なプライドが鎌首をもたげちゃうもんなんですかね? そんで、いざ手元から擦り落ちてしまってから、それが自分にとって大事だったのか、を痛みで思い知る
「たのもォ!」は肚にズンッと響いてイイもんでした
『THE WORLD』・・・少し手が出るのが早く、言葉が足りないにしても、大山さんが持ってるプロ意識は高潔なもので本物だと思う。どの仕事に就いてもそうだが、長続きさせるコツはその仕事だけの、他の職種にはない楽しみを見つけることなのかもな
『恋する太陽系第3惑星地球在住13歳』・・・他の作品と違って、鳥肌が立つ怖さがあった・・・純すぎる「好き」は人を狂行に走らせるな
『庭へゆく』・・・よく言われますが、忘れるってのは人間だけの特権だ、と。辛い事をずっと覚え続けていたら、前には進めないから記憶の海の底に沈めてしまうのだ、と。だけど、人間、単純に出来ているからこそ、忘れる事なんか簡単には出来ず、逆に何度も思い出してしまうショックな現実がある。そんな時は、どうすればいいのか? やり方は人それぞれだと思うが、作中のように『大切な場所』に足��運んでみるってのもイイかもしれない。ごくごく普通の代わり映えのしない風景を前にするからこそ、大きな悲しみはいとも簡単にスコーンと頭の中から抜ける時もあるのだろうから
奇抜でなく、緻密な心理描写を描かせたら、この先生は本当に凄い。あと、個人的な感覚なので、引かないで欲しいが・・・手が凄いスキ
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やっぱ好きだ田中相。
この話は恋愛成分多め。きらきらというか、ばくはつというか。青春!って感じがする。でも王道ではなく捻りというか感じ方というか、そういう素敵な視点が好き。
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絵はきれいで味があってほんと魅力的
同人時代の作品も収録されているとのことで、良くも悪くもオリジナル同人っぽい。
まだ洗練されてない個性みたいな感じ
話は逸れるけれど、『千年万年りんごの子』は、どんどん磨きがかかってるなって思わされる。
この人の描く思春期の女の子が、ちょっと電波でヒステリック気味で、苦手かも。笑
収録作品のなかだと、「THE WORLD」と「加古里・スズシロ」が好きだな。
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「恋する太陽系第3惑星地球在住13歳」がめっっっっちゃくちゃ良い。愛すべきでんぱちゃんよ…。
ポケット→千年万年→今作、て読んでるので、田中さんはもっと緩やかなたおやかな風を描くような人だと勝手に思っていたので新鮮だった。