ある種予想通りの展開
2019/09/08 12:08
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半で犯人が分かっているからといって油断できないのが、この作家。今回もその本領をいかんなく発揮し、後半は二転三転した展開に。安楽死事件も解決し、今後ダンス、オニール、ボーリングの関係がどうなるか、そちらも楽しみです。
どんでん返し健在
2015/09/18 11:38
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
リンカーンライムシリーズに比べて、いまいち迫力が足りないところはあるが、どんでん返しは健在。十分に楽しむことができた。子どものいじめなどの描写に関しては、胸が痛んだ。作品の世界観を楽しむために、実際に出てくるサイトにアクセスするのもひとつの楽しみ。
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
マイケルオニール絶対そうちゃうかなそうなるんちゃうかなって思ってました!
でもタイミングだったんですかね…
そして犯人意外すぎてびっくりした。
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キャサリン・ダンス・シリーズ2作目。
二転三転するどんでん返しは『そろそろ来るな』と解っていても楽しめる。徹頭徹尾、エンターテイメントに徹しているところがいい。
巻末のオマケはWebで公開されていたもの。まさか文庫に収録されるとは思わなかった。
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目も離せないってこのこと。
気になって朝も晩の寝るのももったいなくて読んでしまった。
いやぁ~意外でした。
私はとんだ的違いな想像をしてました(笑)
でも、トラヴィスが犯人じゃないことは早くから感じてましたけど・・
ダンスのママの疑いも晴れてなにより、そしてなんだかダンスに恋の予感?( ̄▽ ̄)。o 0 ○ ポワアァァァン
同じ母としてイーディ・ダンスの言葉が胸を熱くしました。
「親はただ期待するしかない。祈るしかない。子どもたちが必要としてる精神的な支えを与えてやれたと。価値観や勇気を教えられたと。子育てって結局そういうことなのよ。子どもに代わって闘うことじゃない。子どもが自分で闘っていくための準備を整えてやることなの。自分で判断すること、自分の頭で考えることを教えるのよ」
私は果たして子どもたちにきちんと教えられただろうか・・・
最後にジェフリー・ディーバー氏が来日した時の模様があって、亡き児玉清氏と対談されたことが載っていてとても嬉しく読みました。
なにしろこの作者を知ったのも児玉清氏の著書を読んででした。
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リンカーン・ライムシリーズが有名なジェフリー・ディーヴァーの作品。
前作のスリーピング・ドールの後のストーリー。
ネットいじめから始まり、実態を知らないが噂が噂を呼び、よく知らないながらもあの子はこんな子とレッテルを貼る。
まわりにもこんな事あるよ。
自分自身も直接知らないのに悪い風に思い込んだりしてることがたくさんある。
タヌキがたくさん出てきて、みんな悪者じゃないのか?と出てくる人をみんな疑いの目で見てしまってるところが、完全に作者に振り回されてしまった感じで悔しい。
ライムシリーズも気になるが、こちらも続編があるようなので、ますます楽しみ。
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『ソウル・コレクター』の時も、
ICT時代の影を写していましたが、
こちらの作品でも、ICT時代の影を
舞台にしています。
怖いねぇ。
それにしても、ダンスのお母さんの
容疑が晴れて良かったです。
それと、オニールとダンスは
どうなるんでしょうね?
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ダンス捜査官のシリーズ。
ネットいじめに端を発する殺人未遂がおこる。
事件の前には、道路わきに十字架が建てられるという陰湿さ。
ネットの無責任な発言がどんどん広がっていくことを、言葉で説明するのって難しいよね。特に、2009年あたりだと知ってる人は知ってるけど、知らない人はまったくわからない。でも、その世界をあえて題材にするディーヴァーの挑戦的な感じがよい。
リンカーンシリーズとは、やっぱり違うなと。
仕草や表情で真理を読み取って捜査するダンスで、やってることはオーソドックスというか、昔からある古典的な手法ともいえることだからこそ、全体の空気を猪突猛進にしてるのかもしれない。
で、帯に「どんでん返しの魔術師」ってあったんだけど、やっぱりそうでした。
どんでん返しがくるぞ、ってわかってても、おお、ってなる。
さすがの職人技です。
にしても、ネットの普及によって人の欲望も、いや欲望そのものは、金銭欲や名誉欲とか、そういったものは変わらないのだろうけど、それに対するアプローチや欲望を満たす基準が多種多様になりすぎて何が正しいのか、どうあるべきなのかわからなくなってくるな。
ダンスの母が「自分の育ては間違っていなかった」と彼女に語るシーンが、秀逸だった。
うん、こんな混沌とした世界だからこそ、確かに信じられるものが必要だし、そしてそれが正しいとあるべきなのだろう。
シリーズの続きが楽しみです。
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【ネット社会の完全犯罪に巨匠が挑む】ネットいじめの加害者たちが次々に命を狙われる。「人間嘘発見器」ダンス捜査官は失踪した少年を追い、驚愕の真相へ迫ってゆく。
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上巻はなんだか読みにくいというか、ぐいぐい読ませるものがなくて時間がかかったが、下巻はいつものスピードで先へ先へと読んでいくことができた。どんでん返しはいつものことだが、なんだかやや無理矢理那感じが否めない。残りのページ数を考えればこれで終わりじゃないんだろうなと考えてしまい、結果としてやはりその人が犯人かとなってしまった。しかもその動機やら、方法があまりにおそまつな感じ。これきっとリンカーン=ライムならあっという間に解決しちゃうのでは?と思った。
ダンスの恋愛エピソードは前作通りであってもなくてもいいかな。最後の母とのエピソードは少しぐっときたけど、それでも必要かと言われれば必要ない。
楽しくぐいぐい読めたことは読めたが、もっと楽しませてもらいたいと思うのはわがままなのだろうか。
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キャサリン・ダンスシリーズ、第2弾。
新しい事件と平行して、前作からの続きもあり、あちこち目が離せない。
ネットいじめが主題であること、ダンスの母が関わることなどがあって、前よりハラハラ度は押さえられたものの、胸の痛さは増している。
ラストも前は爽快だったのになあ、というのが正直に感じたことだけど、どんでん返しの連続という意味では、ディーヴァー流は健在だ。
ラストのラストは予想できたことではあったけれど、おかげでますます次作が待ち遠しくなってしまったではないか。困るなあ。(笑顔)
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本作は、関係者の聴取から“嘘”を巧みに見抜いてしまうキャサリン・ダンスの活躍という物語ではあるのだが、物語になっている“事件”は、複雑な現代の状況、「情報と人間」とでもいうようなテーマを打ち出しているようで、なかなかに興味深い…
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キャサリン・ダンスシリーズ第2弾。
犯人を当てたいあまりに新しい登場人物みんな怪しく思えてきた(笑)けどそれでも当たらなくてビックリするのがディーヴァー!前作のモヤモヤもスッキリしたし、あーもう!ディーヴァー大好きだ!!
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(上巻より)
リンカーン・ライムシリーズより短いせいか、
ストーリー展開のひねりはもうちょっとな気がする。
前回の事件との関係が、個人的好みより濃すぎるのかもしれないが。
キャサリン本人の恋愛模様は意外な方向に展開したけど、
どうなるのやら。
殺人で逮捕されたキャサリンの母親が、
キャサリンが母親の自分を疑ったのには腹が立ったけど、
自分自身の頭で考えている証拠だと喜べたと言う場面は感動した。
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このミス海外編2011年版9位。キャサリン・ダンスシリーズ2作目。ネットいじめがテーマで昨年あたり日本でも問題になってるけど、10年以上前にしっかり取り上げてるのが凄い。同時期にでたリンカーン・ライムシリーズのソウル・コレクターもサイバー空間の個人情報漏洩がテーマだったしこの時期しっかり取材していた模様。
このミス海外編は1位の小説のみ読破してるんだけど、この作者は好みなのでトップ10にランクインしてるのは全て読んでる。んが、さすがに飽きてきたかも。
この人の小説は緻密な論理展開が売りなので結構読みにくいのですよ。特に前半。最近はリンカーン・ライムシリーズの板書の部分は読み飛ばしてしまってるし。キャサリン・ダンスはそこまで理屈っぽくないかなとも思いますが。この本の何がダメかというと、どうも登場人物があまり魅力的ではないのですよ。今回は2人の男性から好意を寄せられてて、そのあたりの恋話も売りの一つと思うのですが、登場人物がいまいちくっきりとイメージできなくってあんま感情移入できない。ミステリー部分については、今回は本筋の十字架による予告殺人と前作からつづく病院での安楽死疑惑の2つの事件が進みます。たしかにどちらも、どんでん返しがあるんですがそれを盛り込むためにとても不自然になっちゃう気がします。この人の小説でたまに犯人が複数いてるってのがあるんですが、それ自体禁じ手っぽいのですよ。そら、びっくりするけど。今回のはその2人が無関係っぽくって、もう意味わからんです。読者をあっと驚かせれば他はいらない的な。最初に死んだ犯人が、いろいろ殺人事件起こしてそれを他の人のせいにするため偽装してるんだけど、チルトン殺したあと自分が捕まらないためにそんなことする意味がまったくわからん。それとは、全く関係なくチルトンが昔の友達を殺そうとしてるって設定ありえないじゃん。それをダンスが推理して未然に防ぐって、もうとてもついていけません。もう好きにしてって感じになってしまいました。