人々のスケジュールに合わせたマーケティングが求められている
2015/04/04 22:27
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投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでの販促の主流であった広告により、外側に向けて情報を発信する
「アウトバウンドマーケティング」に対して、「インバウンドマーケティング」
なる手法があるとかで、早速購入してみた。
要は、こういうことか?
『従来型の広告や、執拗なメール、営業電話といったマーケティングを人々
は好まなくなっており、 「見つけられる)」ために、企業側のスケジュ
ールではなく、人々のスケジュールに合わせたマーケティングが求められている。 』
そのために、どうすれば良いかの実践論も書いてある。
確かにその通りかとも思うのだが、これを実際に社内に揚げた時に
理解できる人が何%いるのだろうか?
行けるのと違うかと賛同して支援してくれる人となればさらに何%?
○か×かの選択ではなくて、良いか悪いか、いけるかどうか
さらに、これはいったいどこへどうのようにしえつながるのかということを
理解するのさえ難しいが、さらに理解をしてもらうとなると、そこへ
費やす多大な労力故に人が育たないのであろうと思った次第である。
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国内でインバウンドマーケティングを推進するマーケティングエンジンの高広伯彦さんの著書。
インバウンドマーケティングの、考え方や具体的な話が盛り込まれており、うっすら知ってるけど、、どんなのだろうと気になる人は読んだ方がよい一冊です。
インバウンドマーケティングは、以前から気になってたのですが、これを読んで、もやもやしてた部分がはっきりしました。
とくに、個別のマーケティング手法を有機的に繋げ、総合的なものなんだと理解しました。
あとHubSpotが、インバウンドマーケティングのツールとしてすごいのだと思いますが、仕事がらさわることが無さそうなのが残念なのですが、、気になります。
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インバウンドマーケティングとは何か、とインバウンドマーケティングの戦術が書かれている。
インバウンドマーケティングのセミナーに参加したことがあるので、復習という感じだった。
初めてインバウンドマーケティングという概念に触れたり、誤ったインバウンドマーケティングの考え方に触れていた場合は、とても分かりやすくてためになりそう。
インバウンドマーケティングの戦術も非常に具体的な内容だった。獲得系だけではないWebマーケティングに携わっていると、すぐ腑に落ちるはず。インバウンドマーケティング戦術、という呼ばれ方をしていれば、今ほどの誤解は減るのかも。でもその名前なら流行らないだろうなあ。
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まずデジタルマーケティングを考える際に、根底から人の行動の変化などをしっかり捉える必要がある。
※個人的には糸井重里さんの「インターネット的」でも感じていたこと。
インバウンドマーケティングは、オーガニックで見つけてもらう(GET FOUND)、さらに消費者に価値を提供するためにどうするか。というもっと根本に立ち返れさせてくれる考え方である。
海外版の「インバウンドマーケティング」という書籍では、見つけられるためのテクニックなどが多かった印象があるが、本書ではテクニックの前のインバウンドに至るまでの考え方や世の中の変化にもページを割いており、より理解しやすくなっていると思う。
※書籍に乗っている関連本を読むと、時代の流れも把握出来る。
まず大切なものは、この言葉を理解して、ツールを使うより、なぜインバウンドなのか、ユーザーはどうすれば喜ぶのかという根本を考える力を付けることなのかなと本書を読んで感じている。
検索行動って何でするのか。何回するのかなど当たり前をスキップしてモノゴトを考えてしまっていた自分の反省を踏まえて、当たり前を当たり前とせずに考える。
本書からはデジタルマーケティングの根本に立ち返らせてくれる力があると思います。
なので巷に流れている表層的な○○マーケティングに流されないようになりたい。。。
そして、常に消費者側に立った考え方が出来るように精進したい、そう思わせてくれる一冊。
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2013年90冊目。
これまでのマーケティングの歴史をざっと概観しつつ、インバウンドマーケティングの有用性を説く。
“lavable marketing(好かれるマーケティング)”は、DMや電話営業ごり押しではなく、かといって単にSNSを駆使したりSEO対策で顧客から見つかりやすくするだけでもないという。
■「今」の顧客ではなく、「未来」の顧客を対象に入れる
■すなわち、「見込み客」を創出し、そこから「顧客」に育成していく
■そのためには、いきなり購買に結びつけるような情報だけではなく、幅を広げたキーワードを想定し、彼らが求めるようなコンテンツを「準備」して、「待つ」
■潜在顧客のタイムラインの中で、必要な情報が必要な時に揃っていれば、“好かれ”、顧客化に結びつく
この辺りが本書で言うインバウンドマーケティングの肝になりそうな部分だと感じた。
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昨今流行りのインバウンドマーケティングの考え方、やり方を説く本。2~3カ月前にもインバウンドマーケティングの本が一冊上梓されているが、その本の対抗馬とも言える。最後の方に批判がある)。こちらの方が、細かく書いてくれているのでわかりやすい。インバウンドマーケティングは単なる手法ではなく、これからのマーケティングのひとつの潮流であることがよくわかる。欲を言えば、もっと事例などを上げてほしい。
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インバウンドマーケティングってどんな思想で、これがどのように具体的なマーケティング活動に結び付いていくのか。を語った一冊。具体策はもちろんだが、それ以上に、この思想をもってプロモーション全体を考えると、ガラリと違う施策に辿り着く事ができそう。マーケティングなんちゃらに携わる人間ならとりあえず読んどけば。
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スケダチ高広さんの著書。
インバウンドマーケティングについては興味はあったが読んではいなかった。
非常に基本的なことで、かつ新しい話ではない(本書もそう書いている)がその基本的なことを実践できている企業は少ない。
企業都合で動くのではなく、必要となった顧客に対して必要なコンテンツを準備しておく必要性を訴えている。
まさに自身も今、そうしたことを行っているので共感する。
使うツールを国内のものでなく、米国で普及するツールをグローバルスタンダードで使うべきという視点については、賛否両論ありそう。結局つまるところ、各社異なるので、細かい点をカスタマイズできなければ実現ができないので。
とにかく、非常に参考になるのでよかった。
■目次
はじめに
Chapter1 「見つけられる」マーケティング
インバウンドマーケティングって何?
インバウンドとアウトバウンド
インバウンドマーケティングに目を向けるべき理由その1 ―情報流通量の変化
インバウンドマーケティングに目を向けるべき理由その2 ―見向きもされない情報
興味を持ってもらえる情報を興味を持ってもらえるタイミングで
人々の時間軸に合わせたマーケティング
マーケティングを好かれるものにしよう
COLUMN1 HubSpptって何?「HubSpot,Inc.について」
Chapter2 マーケティングコンセプトの過去・現在・未来
オンラインマーケティングの集大成
インバウンドマーケティング誕生前史
検索行動と検索連動型広告
ZMOT
One to Oneマーケティングとリコメンデーションマーケティング
それは人々の生活を邪魔してないか? ―パーミションマーケティング
人々と直接つながれる時代に、マーケティングとPRは何をすべきか?
アウトバウンドなマーケティングからの脱却
COLUMN2 HubSpptって何?「すべてが1つのプラットフォームに」
Chapter3 インバウンドマーケティングの方法論
購買に至るステージ
インバウンドマーケティングのメソドロジー
・Attract:来訪者を惹き付ける
・Convert:見込み客への転換
・Close:見込み客を顧客化する
・Delight:顧客を喜ばせる
COLUMN3 HubSpptって何?「マーケティングビジネスのエコシステム」
Chapter4 実践・インバウンドマーケティング
インバウンドマーケターの条件
ペルソナの設計
インバウンドマーケティングの実施において理解しておくべき5つのポイント
1)どのようなコンテンツを作るのか
2)ライフサイクルに応じたマーケティング
3)個別に対応したメッセージ
4)マルチチャネル
5)統合化
実践1
Attract(惹き付ける)
1)キーワード戦略を策定する
2)既存のサイトを見直す
3)ブログを構築する
4)ソーシャルメディアを使う
実践2.Convert(見込み客化する)
1)オファーの設計
2)Calls-to-Action
3)ランディングページ
実践3.Close(顧客化する)
1)相手に合ったメッセージをパーソナルに
2)「ホットなタイミング」を見極める
実践4.Delight(より顧客をより喜ばせる)
おわりに
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30分くらいで読める内容
本を読むとき、右上から左下、左上から右下にバツを書く様に読む癖がある
内容に飽きてくると、2ページをバツの字で読む癖もある。
今回は2ページを斜線いれる感じで読んだ。
そいう本。
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*****
インバウンドマーケティングのセオリーと実務が体系だてて整理されている。
基本的な考え方の枠組みの整理と、それに向けた具体的な落とし込みがどちらも考えやすい良書。必要十分な分量でちょうど良かった。
*****
インバウンドの良い点は、改めて①活動がストックされて行く②売り方の仕組みを作り上げられる、の2点にあるとまとめられる。
また、そのために必要なことは「顧客の必要な情報を必要なタイミングで届けられること」に尽きる。
*****
顧客を「育てる」みたいなトーンで考えると、視点が「売り手目線」に戻りがちになる。そういう「引きつけるアプローチ」の押しつけ、というのはあっさりと見透かされるんじゃないだろうか。そうでもないんだろうか。
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ずっと待ってました高広さんのインバウンドマーケティング本。
「次世代コミュニケーションプランニング」につづいての読了です。
インバウンドマーケティングとは何ぞや、ということを非常に丁寧に語ってくれています。
マーケティングの世界ではいろいろと新しいワードが出てきますが、インバウンドマーケティングとはそういったバズ的な手法の一つではなく、マーケティングにおける根本的な発想が異なるものである。
サービスを提供する側、広告を打つ側主体の発想ではなく、顧客目線でマーケティングを設計すること。
ユーザが欲しいときに欲しい形でそこにあるように、ということは言ってみればマーケティングをUXの一貫に組み込む、ということなのかなと理解してます。
そう考えるとサービスを作る側として、サービスのマーケティングに携わる立場としてはこれからのサービスやそのマーケティングを考えるのはさらに楽しくなるなと思います。
一方で、既存の従来型の広告サービスに携わる立場としては難しいなと感じます。
アウトバウンドな「枠」のすべてがいきなり無用の長物になるわけではないけれど、それぞれの広告枠なり広告サービスなりの特徴と役割をしっかり定義しなおさないと生き残りは難しいし、新たな「枠」を作るとしたらなおさら。
さて。個人としてはマーケティング界隈の手法でまだまだ触れてないものも多いので、インバウンドな発想を頭に置きつつ、個別トピックの勉強と実践を続けていきたいと思います。
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マーケティングの考え方として共感できる。一般顧客に啓蒙する際の言葉に使えそう。
参考になった図は、evernoteへ
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新しい職場で必要になったので読んでみた。昨年、書店でよく平積みになっていたので気になっていたはいたのだが、どうもこういう“胡散臭い”感じの本には手が出ないままであった。
まぁ、読んでみるとこれまでにMBA課程で学んできたような、普遍的な理論ではないのだがフレームワークとしてはよく理解できるものとなっている。さらには言葉が平易なので理解もスムーズ。ただし、専門用語にはなぜか英単語も併記されているので、書物としては読みにくい。
要は、ある課題に対して興味を持っている消費者に対して、こちらから積極的にアプローチするのではなく、地引網的にコンテンツを準備して、消費者からこちらにやってくるのを待ち、やってきたら適切なコミュニケーションを行って顧客化(推奨者化)していこうという理屈だ。
今回私自身が従事する業界が、どちらかというとsales押しではないものなので非常に親和性があると感じたが、決して目新しいものではない。
▼インバウンドマーケティングの4つのプロセス
1.Attract(惹き付ける)
-1キーワード戦略を策定する
-2既存のサイトを見直す
-3ブログを構築する
-4ソーシャルメディアを使う
2.Convert(見込み客化する)
-1オファーの設計
-2Calls-to-Action
-3ランディングページ
3.Close(顧客化する)
-1相手に合ったメッセージをパーソナルに
-2「ホットなタイミング」を見極める
4.Delight(顧客をより喜ばせる)
-1商品そのもののよさ(Product)
-2企業と顧客のコミュニケーション(Communication)
-3商品やサービスの使い方への理解(Education)
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昨今語られるマーケティングという言葉はツール先行交じりの意味合いで使われてしまっていたり、施策の鮮やかな掛け合わせ等の華やかなイメージで使われていることが多い様に思うけれども、マーケティングとは本来この時代においても、畑を耕す様に実直で地道で緻密で泥臭い活動を意味するはずのものであって(モノがありふれるより以前の価格戦略=マーケティングの様なシンプルさをもった時代ならともかく)、ただでさえ情報洪水のこの時代にむやみに情報を散らかす様なマーケティングに終始してしまっているにも関わらずマーケティングといえばこれだと語られてしまっている場面が少なくないからこそこのインバウンドマーケティングのような概念がきちんと日本においても染みこんでいってほしいと切に願う。マーケティングとは時代とともに意味が変化しているものであるという前提に立ちつつ今なすべきマーケティングが何であるかを実直に考えられているかを問い直すにはお薦めの一冊。
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見込み客を、押し付けがましくなく、逃がさないようにする……ようにするための考え方と実践。
後半はかなり具体的なので、考え方は分かったけれど、何をやったら良いか自分で考える自信が無い人に役立つのではないかと。やっているつもりの人もチェックリストのつもりで読んでみると良いのでは。
方法論のページはあまりちゃんと読んでない。
帯には「まったく新しい考え方」と書かれているが、そうではないことは本文中でも述べられている。帯の文言は盛りすぎだけど、一方で一過性の流行りものの概念という訳ではないとも言える。
こういう考え方のマーケティングが浸透すればウザい広告も減るのにね!w