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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラフィールとしては地表で戦わなければいけない状況は心底不本意でしょう。それでも命と誇りをかけて必死に戦う二人。
カイル氏の悲哀が印象的でした。
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本格的な艦隊戦もあったけど、敵側の人類統合体の描写があればもっと良かったのに。
向こう側から見たアーブ帝国というのも見てみたいなと思いました。
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第一部が完結。
おそらく"紋章"はジントとラフィールの出会いを通して星界の世界観を紹介するプロローグ的な位置づけだったのではないかと感じる。
戦機を読んだ後に再読すると,本編の流れとは別の場所に発見があったりする
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人類統合体の攻撃を逃れたラフィールとジント。
だが、不時着した惑星クラスビュールはすでに敵艦隊に占領されていた。
地上に不慣れなラフィールを守る為、ジントの力が発揮された!!
魅惑のスペースオペラ、堂々の完結!!
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惑星探査の生物部品として地球人類から遺伝子改造して作出された「アーヴ」。彼らは人間から独立し、強大な星間帝国を作った。
アーヴの皇孫女ラフィールと、地上出身者ながらアーヴの星間帝国の伯爵公子となったジントとの、出会いと冒険の物語。
設定は良く作り込まれており、独自性が高く非常に面白い。驚くべきことには作者森岡浩之氏はアーヴ語を創作したそうだ。この辺りのエピソードはトールキンの『指輪物語』を彷彿とさせる。
詳細な設定とアーヴ語に支えられ、物語も勢いがあり読者をぐいぐい引っ張っていく。
ただし物語の主題はボーイ・ミーツ・ガールものであり、ジュヴナイルの匂いが漂う。とても面白いのだが、あおり文句の「スペースオペラ」を期待すると少々期待が外れるかもしれない。
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内容(「BOOK」データベースより)
「人類統合体」の攻撃をようやく逃れたラフィールとジントだったが、不時着した惑星クラスビュールは、すでに敵艦隊に占領されていた。帝国に戻る手段を失った二人は、味方の艦隊が戻るまで、この地に潜伏しなければならなくなった。だが、宇宙空間では無敵だったアーヴの王女も、地上では、世間知らずの少女にすぎない。立場が逆転したジントは、王女を守って行動を開始した。―新時代のスペースオペラ、堂々の完結篇。
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15年ぶりくらいの再読。ここで完結、との印象が強かったのと、刊行ペースが遅かったのとで「戦旗」はⅢまで読んだもののほとんど記憶にない。Ⅲで育ての親との再会があったような、程度。
でも久々にここまで読むと、戦旗もⅤまで一気に読みたくなった。
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3冊まとめて読んでしまったけど、面白かった。
3巻が一番好きかな。
艦隊戦もあるし、逃亡劇もあるし、飽きさせない。
スポール、最高。
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二巻に引き続き、この巻も見るべきところが多い。一つ選ぶなら、疲労で動けなくなったラフィールをジントが支えて進む六章の終わりか。
三部作終の巻にしてようやくスペースオペラらしい戦争があるのだけど、わりとあっさり。骨肉相食むようなガチンコバトルは戦記に譲るところである。
宇宙についてはレトパーニュ大公爵の顔見せと捉えた方が正しいのかもしれない。
余談だが、個人的に再読して気づいたのは、ジントが寄る辺のない漂流者であって、それは一巻の初めに示唆されていたのだなと。
夜空に心奪われたあの日から、彼の物語は始まっていたのであり、故郷での、あるいは第二の故郷での仕打ちが方向を決定づけた。父の選択もその一環か。
彼が故郷へと向けた無表情は、彼がいびつでもアーヴであることを示している。地上世界はもはや故郷ではない。彼の帰るべきは、まあ、巻末で明らかになっているところだろう。
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ふうん、というか。
日本ではスペオペってハードSFとは反対側の極にあるかのようなサブジャンルになってるので、こんな感じかなというところもあるかな。というか、あまりサイエンスそのものがネタにならない(だけじゃなく、それらしく名前をつけるだけで特にリアリティにはこだわらないというスタンスというか)ものをスぺオペと呼ぶみたいな風潮があって、その呼称対象となる作品ですかね、と。
物語のキモは、やっぱりお姫様にあって、ボーイ・ミーツ・プリンセスってな感じなので、宇宙云々は主人公とお姫様の立場をうまく逆転させてみせるための舞台装置になってるんですわな。それにしても、乗馬してのチェイス、ガンアクションだなんてのは、スペースオペラの語源にせまってみた感じだったりとか、結構遊びやくすぐりがあって、初めて書いた長編小説という感じじゃないですね。
もっとバンバン書いてくれりゃいいのにな。それこそ、銀英伝みたいに。
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ぶっちゃけ、終わらないと思っていました。終わるはずがないと思っていました。だから、終わらなかったことに文句があるはずがありません。ええ、文句なんか言いませんよ。ただ、次、よみてー。明日にでも買いに行かないと!
さてさて地表に降り立って活躍していたジント君とラフィールですが、追い詰められ大ピンチです。のんびりとしている余裕はありません。意味も無く追撃してくる民主主義狂信者たちから逃れながら、面白連中に助けられます。
やはり、皇族たるものこの程度の運が無ければ、ね。
と言いながらも、ジント君を待っているのは過酷な運命です。いやはや、これからどうなっちゃうのでしょうか。彼らは……続く
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子どもが古本屋に出すように仕分けしていたものの中から見つけた。自分じゃ本屋で見かけても手を出さない知らない作家名&好みじゃない表紙絵。
予想外に楽しく読めたので得した気分♪
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文章に使われているルビ文字が読んでいてうっとおしく感じた。その点をのぞけば、ジントとラフィールのいろいろあった冒険譚を楽しく読むことができた。でも、話の内容を深く理解するなら、映像化されたものを先に見た方がより楽しめた気がする。続編もあるので、それを読む時には先にアニメを見てから読むようにしたい。(自分の想像力が貧困なのがそもそもの原因なのだけど。)感想はこんなところです。
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星間戦争の描写にわくわくした。ラフィールとジントの逃避行も無事終わり…一応ここで区切りはついてるなあ。続編があるけど。
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全体を通して楽しく読んだんだけど、全体的になんとなく物足りない。
会話のテンポが良くて、ピンチに次ぐピンチという展開も面白くて、続きが気になってしょうがないんだけど。
まず、いちいち付いているアーヴ語のルビが煩雑。
続きが気になると言っているのに、目が忙しくてなかなか進まないもどかしさ。
それから登場人物が多くて、誰が誰だか最後の方はもう思い出せなかった。
でも、敵味方ははっきりキッパリわかるので、誰が誰でも問題なし。
さらに、場所の位置関係がわからない。
巻頭に平面宇宙図でも載せておいていただけるとよかったのだが。
最後に、クラスビュールからの脱出行あたりから物語が駆け足で、もう少しじっくりと情景が目に浮かぶように書いてほしかった。
以上文句たらたら書きましたが、面白かったのは間違いないです。
SFを読み始めた頃のわくわく感を思い出しながら、終始楽しく読みました。