現役人気予備校講師によるよくわかる経済の教科書です!
2018/11/28 12:56
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現役予備校講師の茂木氏による非常に分かり易い経済の教科書です。同書では、標題にありますように、世界史の視点から経済を見ることで、より経済が分かり易くなると強調されています。増税や円高やデフレなど経済事象を世界史のストーリーの中に位置付けながら説明・解説されており、このストーリーは思わず、人に話してみたくなるほど興味深く、心に残ります。ぜひ、一度、読んでみることをお勧めします。
経済は世界史から学べ
2015/12/31 22:51
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投稿者:ぽんず - この投稿者のレビュー一覧を見る
予備校の世界史講師の方が書かれた本です。
10刷ぐらいまでは誤植があるようです。
筆者のHPにその訂正が載っています。
内容は経済の話だとしても難解ではありません。
読みやすいと思います。経済を知る上で、世界史の側面から見てみるというのも良いと思います。
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投稿者:かげまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
判り易く書いてあり、読みやすいでした。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
それも、駿台というイチブランドの講師の著作だけあって、分かりやすい文体です。内容も、中高生でも理解できそうなので、中高生に読んでもらいたいですね。
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投稿者:かわうそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほとんど買っています。世界史が好きなので。
発売当初は、目先が新鮮なテーマだったのかもしれませんが、経済と世界史については今はもっとわかりやすい本が出ているような気がします。
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経済は世界史から学べというよりも世界史は経済から学べという感じ。
よく経済関連の本に載る基本的な言葉や出来事をサラッと学びたい人におすすめ!!
まあ、欲を言えばだからどうすれば経済は良くなるってところが少し薄い感じがしないでもない。ただ歴史は繰り返すだけでは寂しすぎる内容だ。
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駿台予備校に私は通ったことは無いのですが、東京にある最も権威のある予備校の一つと理解しています。その予備校には名物講師が多くいるのでしょうね、この本はそこで世界史を教えている茂木氏が経済について歴史の切り口から解説した本です。
経済について知りたいと思ったときに、新聞を読んでも表面しか理解できないと思います。また今更難しい経済学の本を読むのも根気が続きません。そんな私にとって、現在起きている経済の問題を時間軸(歴史)から解説しているこの本に興味が湧きました。
この本に書いてある通り、現在起きている経済の現象がなぜ起きているかを知るには、歴史をひもとけばわかるという茂木氏の考え方はとても興味ある考え方でした。
また、巻末に更に深く理解したい人向けに、10冊程度本が紹介されていました。中には読みたくなる本もあり、大変参考になりました。
以下は気になったポイントです。
・イギリス国王は、フランスとの戦いに必要な戦費を調達するのに必要な国債を引き受けさせるために、ロンドンの資本家グループにイングランド銀行の設立を許可した。イングランド銀行が国王から得たものは、紙幣ポンドの発行権と、国債の利払いである(p18)
・アメリカの北部と南部の対立は、貿易と奴隷制をめぐってエスカレートした、北部人のリンカーンは大統領当選を機に、南部11州が独立を宣言して南北戦争が勃発する(p20)
・江戸時代の西日本は銀貨、東日本は金貨が高額貨幣として流通する、庶民レベルで使っていた銅銭も含め、金・銀・銅の3種類の通貨が流通し、このほかに藩札と呼ばれる紙幣もあった(p24)
・幕府はやむなく従来の天保小判の3分の1の重さの万延小判を発行して金の流出が食い止められた。間もなく明治維新が起こり小判は円に切り替えられた(p26)
・日銀の出資者は、半分は政府、半分は民間(三菱、三井、安田財閥)であり、日銀総裁には、大蔵官僚か、三菱・三井財閥の出身者が就任した(p29)
・ドイツがマルクを捨てて統一通貨(ユーロ)に加われば、マルク高不況にならずに済むので通貨統合(ユーロ導入)に熱心であった(p34)
・江戸幕府が鎖国に踏み切ったのは、キリスト教を警戒したのと同時に、銀の流出を恐れた、鎖国前の世界の金:銀の交換比率は1:4であり鎖国中の日本もこれを維持した。しかし世界各地で銀山開発が進んだので、19世紀には交換比率が1:16(金の価値が4倍になった)(p44、45)
・第一次世界大戦で連合国は軍事費をねん出するため、戦時国債を発行、その多くはアメリカの証券市場であった、戦中・戦後を通じて膨大な貿易代金、賠償金がアメリカに流れ込み、アメリカドルは国際通貨になった(p49)
・ブレトン=ウッズ体制とは、金1オンス(30グラム程度)を、35ドルとしたことと、米ドルと各国通貨の交換比率を固定した(p53)
・ニクソンショック時には、金ドル交換停止(=金本位制の停止)を行い、同時に輸入品に一律10%の輸入課徴金を課した、これはブレトン=ウッズ体制に対する違反だが、だれも制裁ができなかった(p61)
・ナポレオンの出した大陸封鎖令は、イギリスへの穀物輸出を制限されたロシア、ポルトガルも損害を受けるので、イギリスと同盟してフランスと戦った(p90)
・国民皆保険制度が実施されて、全国民に健康保険証を配布し、自己負担3割で医療を受けれるようにした、これが自民党の長期政権と安定した経済成長であった(p145)
2014年1月19日作成
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高校で世界史を習った人なら、あー!と思う部分が多い。世界史で歴史の全体像を一度でも掴んでいると、内容の理解は簡単。
知ってて当たり前のことが書いてあるので、TPPってそもそも何?リーマンショックはどうして起こったのか、どんな影響を及ぼしたのか?ということがわかりやすく解説さえている。
筆者が予備校講師ということもあり、高校生が読んでも理解しやすく書かれている印象。
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触発されて勢いでかったけど、つまらない・・
フェードアウト。でも絶対全部読む
経済学部だったけどよく勉強してたなと思う。笑
なんかもっとこう、ね。
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経済だけ学んでも「なぜそうなるのか?」という問いへの答えは出てこない。人類、そして社会の歴史をたどり現在とリンクさせることで見えてくることがある。温故知新。世の中の方向性を知るのに有効な一冊でした。
(あくまでも経済を歴史的にみる本。専門的経済本ではないです。)
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世界史を経済学的な視点から学び直してみたいと思っていて、その取っ掛かりとして期待通りの本でした。今後は巻末の参考図書を読み進めようと思います。
高校時代に世界史を勉強したときは、資本の論理とか、為替とかよくわかっていなかったわけですが、改めて本書の解説を読むと、戦争の原因は経済問題であり、物価であり為替であったりすることがよくわかりました。
しかし、いつの時代にも人間はバブルに踊らされていますね。
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「歴史は繰り返す」「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」等々...。
歴史に纏わる諺や格言は枚挙に遑がない。その歴史を経済を通してみたこの著書はもっと歴史を深読みしたいという欲求を掻き立てられる一冊。
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歴史は繰り返すというが、日本史選択の私にもそのことが非常に良く分かる本。巻末の参考資料をもとに、また、別の角度からアプローチしてみたい。
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分かりやすくてとても良い本です。知らないことが多かった。
ただし一点「発展途上国が先進工業国に転換する過程において保護主義の採用が効果的である」とありますが、今は国際分業が進んでおり開放経済なので積極的に外資を呼び込んだほうが有効だと思います。
教育や国民性のような過去の蓄積も発展には必要だと思うので一概に保護主義を取るよりは自由貿易のメリットを生かしたほうが良いと思われます。
鎖国を続けてる北朝鮮に比べれば、軍政を解いて日本を含めた外資を呼び込んでいるミャンマーはこれからますます発展していくでしょう。
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膨れ上がる国の借金、TPP問題、デフレ・・・今を取り巻くこれらの問題は世界史をひも解けば過去何度も起こっている。歴史から学んだことはすでに結果が分かっているため、それを今に活かさない手はないという主張の本。
懐かしい登場人物や出来事がでてきて、高校の世界史を思い出しました。
たとえ同じことが過去に起こっていたとしても現状は今と違うでしょうし、外国の出来事を日本に当てはめることも難しいと思うのですが、問題解決の1つの選択肢としては歴史に学ぶことはいいかもしれません。いいかげん学べよという点が、国がお金を管理するとだいたい使いすぎてしまうということ(笑)。なので第3者の銀行がお金を管理するようになったそうな。
非常に分かりやすい内容でした。