- 販売開始日: 2013/12/27
- 出版社: カンゼン
- ISBN:978-4-86255-095-8
フットボールサミット第3回 3.11以降のJリーグを問う
3.11以降のJリーグを問うサッカー界の重要テーマを多士済々の論客に論じていただく 『フットボールサミット』第3回目の議題は「3・11以降のJリーグを問う」です。未曾有の...
フットボールサミット第3回 3.11以降のJリーグを問う
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商品説明
3.11以降のJリーグを問う
サッカー界の重要テーマを多士済々の論客に論じていただく 『フットボールサミット』第3回目の議題は「3・11以降のJリーグを問う」です。
未曾有の大災害が東日本に甚大な被害をもたらし、
原発事故が周辺地域はもちろん、日本の経済にも大きな打撃を与えています。
今回リポートさせていただいたベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホックといった
直接被災したクラブへの影響も心配されますが、Jクラブのスポンサー企業や親会社の業績悪化も懸念されます。
厳しい経営を続けるクラブは少なくなく、はたしてJリーグはこの荒波を乗り越えていけるのでしょうか。
Jリーグの理念、クラブの存在意義がより一層問われることになるのは自明です。
かつてない逆境に身を置いたいまこそ、みなで問題を共有し、生き残る術を模索していかなければなりません。
これからJクラブには何が求められるのか。
現在あるいは近い将来直面する問題やテーマに焦点を当て、その解決策を考察していきます。
『フットボールサミット』議長 森哲也
目次
- フットボールサミット第3回
- 開催要項 3.11以降のJリーグを問う
- ミカミカンタ
- ベガルタ仙台の再出発
- ある被災地支援活動の証言と記録
- 井上俊樹
- 4・23 Jリーグ再開決定までの舞台裏
- リーグ関係者、44日間のドキュメント
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震災周辺の「サッカー」について述べる本。
2011/08/10 14:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:muneyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルにもあるように、
震災周辺のサッカー、Jリーグの動きについて、様々なライターが様々な観点から述べた本。
僕はサッカーも別に好きじゃないし、
震災の影響もほとんど無かった関西在住者だし。
全く自分と関係無いからこそ、何が起きていたのか客観的に知りたかったのです。
「サポーター」という存在。
僕は不思議に思っていたのです。
例えば、部活のマネージャー。自分が競技者でも無いのに、何故自分の時間を割いてまで「応援」に労力を割くのか。
…まぁ偏見ですけど、女子マネージャーなんてどうせ好きな男でも居るんだろクソックソッ
じゃない、いや、そんな別に怨恨とかは無いんですが、無いという事にさせて下さい。
自分で、自分の為に、何事かをやり遂げたい、という自分にとって、
ちょっと彼らの存在は理解出来なかったのです。
清義明さんというライターの方が寄せている文章より。
「サポーターならテレビやインターネットじゃなくて現場だろ!」
そんなアジテーションに共鳴されたサポーターにより、日帰りでボランティアを行う弾丸バスは、合計3回でのべ120名以上のサポーターを現地に送り込んだ。
ああ、そうか、彼らにとっては「応援をしに行く」のは観に行くんじゃなくて、参加することなんだ、と思いました。
ボランティア経験が無いから迷惑をかけるとか、迷惑をかけるのは嫌だから自分は最初から何もしないとか、迷惑をかけたボランティアをバッシングするとか。
そういうのは結局「他人事」なスタンスなのです。
「自分の事として参加していく事」、それがサポーターという存在なんだ、と思い知らされました。
その他の文章も、如何にも体育会系脳の書いた「よくやった!頑張った!カッコいい!」という文章が羅列してある訳では無く、論理的・理知的にJリーグの研究論文であるかのようにビシィッと書かれています。
難を言えば、掲載写真がちょっと綺麗な所を抜き出し過ぎなんではないかなぁ、と。
何にせよ、ちょっとスポーツ観戦欲を引き出されるような、楽しいビジュアルブック。