- 販売開始日: 2014/01/18
- 出版社: 岩崎学術出版社
- ISBN:978-4-7533-9907-9
新しい精神分析理論 : 米国における最近の動向と「提供モデル」
著者 岡野憲一郎 (著)
本書は,著者岡野憲一郎氏の研究成果を世に問う第三作である。第一作『外傷性精神障害』が啓蒙的,第二作『恥と自己愛の精神分析』が内省的とでもいえば,この第三作は,よい意味で野...
新しい精神分析理論 : 米国における最近の動向と「提供モデル」
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商品説明
本書は,著者岡野憲一郎氏の研究成果を世に問う第三作である。第一作『外傷性精神障害』が啓蒙的,第二作『恥と自己愛の精神分析』が内省的とでもいえば,この第三作は,よい意味で野心的,それだけにまた論争的でもある。「『分析の隠れ身』から『自己を用いること』へ」「禁欲モデルから提供モデルへ」の各章に提起されている新しい治療論は,当然,岡野君自身の臨床経験,そしてまた彼自身が受けた訓練分析体験にその基礎を置いているのだが,しかもそれが彼個人の体験にとどまることなく,現代の米国における新しい動向によって自己表現と経験の裏付けを受けている点にこの本の魅力がある。三つの流れが,岡野君という主体の中で新しいものを生み出す。そういう心的なプロセスが精神分析そのものだと私は考えているのだが,本書はこの精神分析らしい主体的な条件を見事に備えている。
本書はまさに新しい精神分析の治療論,そして技法論として,わが国の精神分析・精神療法の領域の読者にお読みいただくことを心から期待しています。さらに岡野君の第四作がどんな展開を遂げるか,いまから楽しみにしています。小此木啓吾(「序文」より抜粋)
目次
- 1部イントロダクション(新しい精神分析の流れ
- 現代の精神分析のいくつかの流れを追って
- 「新しい精神分析」のめざす治療論の7つの原則)
- 2部禁欲モデルから提供モデルへ(「禁欲原則」の再考・1―患者の願望はかなえてはならないのか?
- 2―「提供モデル」の臨床的意義
- 臨床家による「禁欲原則」の理解の仕方について)
- 3部治療者はどう振る舞うべきか
- 「分析の隠れ身」再考と治療者の自己開示:1―治療者の自己開示は治療的となりうるか?
- 2―治療者が「自分を用いる」こと)
- 4部支持や愛は患者を救うのか?(支持的療法の再発見
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