食品の裏側2実態編
2014/08/27 19:12
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投稿者:どらえもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一作の食品の裏側を読んで、ものすごい衝撃を受けた。今まで食していたのは、何だったのか、皮膚病やアレルギーも食品からきている。必ず買うときは、裏を見る習慣と出来合いの物は買わない。自分で作ることが大切だ。国は何もしてくれない。中国と同じで、自分らさえ儲かれば、人のことなど関係ない業者と国だ。
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常口にする食品の安全について考えさせられる。食品添加物の商社に勤めていた著者が啓発するのは、皮肉なことに結果だ。
じゃあ何を食べれば良いのでしょうか?
2014/05/11 16:54
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
私自身、添加物について全く無知でしたので、驚きの連続でした(ちなみに前作の「食品の裏側 1」は読んでいません)。
例えば、コーヒーフレッシュやマーガリンが全くの人工食品だったり、白ごはんにまで添加物が使われているなんて・・・。化学物質を使えば、どんな偽食品でも造ることができるんですね。さらに、TPPに参加することにより、「参加国で認められている添加物は、日本でも認めざるを得なくなる(95ページ)」そうです。とにかく、「安くて、おいしく手間いらず」の食品には、裏があるということが良く分かりました。
それでは、私たちは一体何を食べれば良いのでしょうか。
安部氏は『〇〇という添加物は安全ですか?」と聞かれても「今のところ明確な危害は出ていないようです」としか答えようがない(169ページ)』とし、第8章で添加物を減らす生活を推奨しています。つまり、「時間をかけないと、食品添加物の人体への影響は分からない。分からないから、今は避ける方が賢明である。外食も加工食品もダメ。結局、手間がかかっても自炊がベストである」というのが本書の結論でした。余りにも平凡で当たり前すぎる結論に、拍子抜けしたのは私だけでしょうか。
外食を減らすことができるかどうかは自信ありませんが、自分の食生活を見つめ直す良い機会にはなりました。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
食品業界に対して物申す姿勢はいいのですが、じゃあ何を食べればいいのかとなると難しいですよね。自給自足は無理だ。
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前作の「食品の裏側」が添加物にフォーカスが当たっていたのに対して、本作は、より広く「食品」そして「食べること」に焦点を当てて解説されています。僕たちの体のもととなる「食べ物」。その「食べ物」がないがしろにされてしまっている現代社会で、もう一度その本質的な意味合いについて考えさせられる内容でした。
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食品の裏側という本を数年前に読みましたが、この続編が最近(2014.4)出版されたので迷わず購入しました。
この本から私は教えられることが多かったです。
食品添加物を使用した食品が問題というのではなく、それを実質的には私たちが求めてきた結果であることを理解しました。安全、安い、見た目も良い、腐りにくい等、多くの因子は両立できない様ですね。
毎日食べるものは、摂取量が少なくとも蓄積すれば体に悪影響を与えると思います。少し高くつくことがあっても、それができる間は使っていきたいと思いました。そのために諦めなければならないものもあると思いますが、自分の体は、特に口以外の私の内臓器官たちは、本物を食べたときには喜んでいるようです。
自分の体、また、子供たちの体を健康に保つためにも、可能な限り本来の食品を食べて生きたいものです。
以下は気になったポイントです。
・ハンバーグの原料となる肉は、鶏と豚に牛脂肪を加えたもの、牛脂肪を加えるのは、やわらかさを出すためと、牛肉らしい風味を出すため(p28)
・ハンバーグにいれる「カラメル色素」は、砂糖・でんぷんを焦がした後に化学処理された着色料、紅麹色素は、ベニコウジカビから抽出された赤色着色料(p29)
・ナポリタン風スパゲティには、トマトパウダーと酸味料等の添加物で色と味をつけるほうが安上がり(p31)
・ハンバーグに添えられたキャベツが時間が経ってもシャキシャキしているのは、次亜塩素酸ソーダで何度も洗浄するから、ビタミンC、風味なくなるが、いつまでもシャキシャキしている、これは加工助剤なので食品に残らないので表示不要(p36)
・見えない隠れた添加剤があるのは、添加剤の重複使用、一括表示、キャリーオーバー、加工助剤のため、実際の品目が表示されない、また製造者と販売者が同一の場合は表示ラベル不要、これに該当するのは、外食・持ち帰り弁当・店内調理ハンバーグ・ホテル・デパチカのばら売りなど(p39)
・コーヒーフレッシュは、植物油を乳化剤で白く乳化させ、とろみは増粘多糖類、クリーム色はカラメル色素、香りは合成香料、常温保管のためにPH調整剤(p47)
・ホイップクリームは、クリームの一部や全部を植物性油脂と乳化剤等の添加物で置き換えたものがある、牛乳にまぜるだけで簡単にホイップクリームが作られる粉末タイプは、植物性ホイップ用油脂食品である(p49)
・ホイップクリームをアイスクリームのように凍らせたものが、ラクトアイス、アイスクリームのクリーム部分を植物性油脂に置き換えている(p50)
・マーガリンは、乳脂肪を含まない食用油脂に水等を加え、乳化させた可塑性油脂で油脂を80%含むもの。油をマーガリンの半分以下にすると、カロリー半分となるので「カロリーハーフ」となる(p51)
・コンビニなどのサラダ、サンドイッチなどのマヨネーズは、「半固体ドレッシング」つまり、卵を安い乳化剤で置き換えた「マヨネーズもどき」サラダクリーミードレッシングは、水分が85%までで油脂が10-50%、つまり水で85%まで増量、脂分をマヨネーズの半分とすると「カロリーハーフ」となる(p53、54)
・ベーコン、焼き豚、鮭、牛タンの裏ラベルに「乳化剤」という表示があれば、肉などに注射した水分が固まるような処方をしている。乳化させた牛脂を注入すると、水は肉に入り、脂は肉の隙間に入り霜降り肉となる(P63)
・無果汁飲料の甘さは、シロップ(ブドウ糖果糖液糖)と添加剤で作る、酸味をつけるためには、クエン酸を使う。これに炭酸ガスを溶かし込むとサイダーができる(P68)
・オールゼロという飲料は、水以外にはまったくゼロで、水と添加剤のみといえる(P69)
・レモン飲料500MLにレモン70個分のビタミンC入りとあるのは、レモンにはビタミンCは少なく、あのすっぱさはクエン酸によるもの。70個分のビタミン(1.4g)は、合成ビタミンC(アスコルビン酸)を添加する(p71)
・野菜ジュースの原料はほとんど輸入、6分の1くらいの体積に濃縮されたものを冷凍して持ってきて、国内で水を加えて元に戻す(濃縮還元)香り、ビタミンC、ミネラルが失われるので添加物で補うこともある(p83)
・「はねない油」は、油の中にあらかじめ「乳化剤」を入れているので、水と油が仲良くなり、水がはねない(p86)
・インスタントラーメン1杯の成分表にある、油分は「脂質39.6g」から見ると、サラダ油の大さじ4杯、塩分は「ナトリウム3.8g」から換算すると、9.5グラム(1日分の量)に相当する(p127)
・賞味期限は、製造するメーカが決めるが、たいていはその食品が変質するまでの期間の3分の2を目安にする(p142)
・有機野菜が高い理由、選別・定貫・指定、の原則による。アビィーフードは勇気農作物の産地直送、伝統食品、添加物の不使用を貫いている(p189,191)
・ビタミン、ミネラル、食物繊維がとれる根菜類として、にんじん・里芋・レンコン・ごぼう、がよい。(p201)
・添加剤を減らすコツ、1)無駄買い(xxの素、タレ、ドレッシング)を減らす、2)薄味、3)みんなで食事(p205)
2014年5月2日作成
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あらためて食品添加物について考えさせられた。とらないに越したことはないが、それを避けて食生活を送ることもかなり難しいと感じた。
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ベストセラーになった、前著の続編的な一冊。専門家から見た説明は、読むに値する内容。無知で何も考えず摂取している物も、内容を知る事に改めて考える切っ掛けに。無知こそ読むべきであろう。
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分かっているけど、時間がない、忙しいの理由で
利用してしまうコンビニやスーパーの惣菜。
極力控えるようにしているし、原材料を見るようにしている
が、原材料にのっていないものもあると知ってびっくり。
なるべく、しらないカタカナで書かれているものを避けたり、産地を見たりして防ごうと思っている。
ランチは手作り弁当にしても、買ってくる素材が悪ければ意味がないし。
よく考えればわかるけど、自分で買うレモンやかんきつ類は国産、できれは無農薬を選べるが、外食した時に出てくるものは防カビ剤たっぷりだろうなと、改めて頼むのをやめたいし、から揚げに全部レモン汁をかけようと
する人がいるけど、まずは自分のぶんだけとって、かけないで食べたい。
ああ、だけどそのから揚げも中国産で冷凍されているものを揚げてお店で出しているかもしれないしなぁ。
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読めば読むほどコンビニに行かなくなる。
結局、便利と引き換えにリスクを背負っている。
今週は忙しくてゆっくり食べれないこともあって、おにぎりを持参。どうせコンビニで栄養バランスだと気にしてられないのなら、おにぎりって炭水化物だけ、でも添加物とらないだけマシと思って実践。玄米おにぎりはおいしいし、安上がり。朝のひと手間で気持ちもいい。
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前著に引き続き、食品の裏側を見せてくれます。今回は食品を作る裏ワザがどんどこでてきます。日持ちもして、安く大量に作るには食品を工業製品にしないといけなくなる。そこで便利なのが添加物。本物を使うと高くて扱いにくいから添加物で代替品を作り、それではまずいから調味料と香料でごまかす。そうして作られている食品例がたくさん出てきます。ますますそこらで売っているものは食べられなくなります(笑)
本書は添加物に気を付けて~で終わるのではなくさらに踏み込んでいます。本物を手間暇かけて調理し、その姿を子供にもきちんと見せる。料理は手間がかかるものだときちんと教える、と。最近はコンビニ弁当の方が家で作った弁当よりもおいしいと言う子供が増えているとか。ようするに添加物がおいしいの言ってるのであって、本物を食べていない。本物素材に少し味をつけているものだと思っていたら、素材そのものが作り物だということが結構多いことにびっくり。
また、主婦は形のそろったきれいな野菜を買うが、自然で育つ野菜は基本的に一つとして同じ形にならないのがふつう。それを疑問も持たずに買っていく。形をそろえるために農薬をつかってまずくしているにもかかわらず。私も食品関係の仕事で違和感を覚えるのが、形が悪く少し傷があるだけで「B級品」扱いなこと。ああ、これでは農家さんやっていけませんよね・・・と思ってしまいます。添加物がはいったまがい物が横行しているのも結局は消費者が望んだことの表れだとして(メーカーは売れるものを作らないとつぶれる)、責任はメーカーだけではなく消費者にもあると指摘。考えることをやめ、業者にまかせっきりにしたツケということでしょうか?
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とりあえず、知っておいても損はないかな。
著者の意見は意見として、自分でどこまで取り入れるか。
あまり気にし過ぎても、何も食べられなくなってしまうので
適度に参考にしています。
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前作の「なにを食べたらいいの?」のすぐ後に読んだので、随分、前作からの引用が多いなって思った。
エピソードとか「また繰り返し?」「その話、前の本で効いたし」がいくつか。
そういう意味では、ページ数を増やしてズルいなって感じ。
とはいえ、みんなが信じてる生協問題とかまで切り込んでくれてありがとう。
この人がいないと、本当に食品の裏側を知り得ることがないので、今後もいろんな食の安全問題に切り込んで欲しい。
本当に安全を守りたかったら、自分で作るが一番!
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加工度があがるたびに添加物が増えていく。
加工度があがるたびに手間が減っていく。
便利さと健康とを引き換えにしている。
添加物がふんだんに使われているコンビニ弁当や総菜の味を本物の味だと子供は認識してしまうだろう。それってとても悲しい。そういう子供は、落ち着きがなくなるのだと書いてあった。
「知・徳・体」は食がつくる。
知育・徳育・体育は、食育の上に成り立っている。
あたなはあたなたが食べているもので作られている。
本当にそうだと思う。出来合いのもので簡単に済ませたいけれど、少しの手間を惜しんでしまうと、後でとりかすのが大変になってしまう。そんなものを毎日貯めていかない生活をしていきたい。貯めるならお金や情。
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読んでいくとすべて良くないものを食べてすごしてるんじゃないか!?
と恐怖心が起こってきます。
食品にお金をかけることで手に入れることが出来る健康?なのかなぁ・・・
なんて思って見たり。。。
アメリカではないけれど、貧しい人のほうが肥満になり健康を害してる人が多いと聞きます。
日本もそのように変化していくのでしょうか??
気をつけることができるものは気をつけていきたいなぁ・・・としみる本です。