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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハロプロ好きの私にはJuice=Juiceが主演した「武道館」が印象深いが、この作品を機に、色々な朝井作品を読んでみたいなと思う!
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投稿者:凛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が自分と同年代だからか、とても共感できた。
皆何者かになろうともがいたり、何かに必死になったり、なりたい自分と今の自分、もとからある才能より、努力してそれを手に入れようとしたり、一生懸命に生きる姿に心が揺さぶられた。
大人になったら楽しかったと済ませられる事でも、その時には楽しいだけでは決して片付けることできない日常がある。
どんなにつらくても、自分だけじゃないと思わせてくれる。
そんな少し勇気をもらえる作品だった。
本を読んだ後に、タイトルの重さがどっしりと自分にのしかかる。
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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞候補作という事で、期待して読み始めたけれど、第一話ですでにガックリしてしまった。期待外れ。私のツボが違うのか、それとも若い人にしか、この本の良さがわからないからだったのか。。。後半の話は程よく面白かったけれど、時すでに遅しと言った感じ。もっと初めからグイグイ引っ張って行って欲しかった。オムニバス形式の話としては、ツナグの方がよかった。
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どの作品もとてもよかった。一作目からぐっと掴まれて、あの頃感じていたけど当時は気づけなかった名前すらわからなかった感情を思い出した。
朝井さんの文章の感覚が好きでとても読みやすい。タイトルになっている「もう一度うまれる」ではなるほどと思い泣きそうなった。
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凄く凄く、瑞々しい感性の、時々言葉あそびも交えちゃったりするような、イマドキ大学生の視線だなー、と思う小説。
読んでいてこの感じ何かに似ている、と感じたのは江國香織を最初に読んだときと似ているから、かもしれない。
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【ひーちゃんは線香花火】
線香花火の形がなみだに似てるなんて。
感じたことなかったけど、思い描くと夏の終わる切なさと重なった。
えくぼの描写。これも感じたことなかった。
スプーンですくった跡かー。なんかおもしろい。
【もう一度うまれる】
涙が零れ落ちるほどではなかったけど、
うるうるきた。たしかに表題作はこれだなって思った。(ここまで読んだときは...)
【破りたかったものすべて】★★★★★
泣いた!!!!!!!!!!!!!!!!
ビンビンきた。弱いとこ、心の曇りの感情の部分を自分自身で気づいてしまってて、言葉にできるくらい頭で理解、感情を認識してしまってて、かっこつかなくて、幻想は打ち砕かれて、ありのまま等身大を捉えざるを得なくて。最後は、翔多とどうにかなるのかなって思ったけど、うん、確定的なものはなくてよかったかも。もっとよかった!せめて兄貴だけは。そんな気持ちになるんだなんて、想像を超えてた。よかった。
*全体通して。
独特な比喩表現で、おもしろいなと思う。おもしろさだけでなく、なんとなくわかるっていう共感性もあるし。でも、短編やけんかもしれんけど、心に沁みわたるための比喩ではない。心持って行ってくれる効果があるとすれば、それは比喩のおかげじゃない他の部分が担っている気がする。
おもしろ半分に無駄に登場人物リンクさせるんじゃなく、その技法が巧みに使われていて、読む側は自然に奥行きのある感情をもった登場人物を思い描けていたみたい。他人から見えて認識されるものと自分に在るものって違う、あるいは、自分が何かに基づいて判断し認識するものとその人に本当に在るものって違う、そういう現実世界が本の世界で創られてた。(解説読んで本当だって言葉で気づけたんだけど)
音楽好きとしては、朝井さんがもし作詞した曲があったら心に沁みること必至だろうなと妄想した。
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短編集。登場する人物がどこか切ない、うまく伝わらなかったり、伝わってもどうにもできなかったり、お互いの感情が=にならなかったりというようなもどかしい思いを抱く話が多かったです。
再読。
群像小説。みんな何を考えてるんだろうの答えの1つが描かれている小説。
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とても好みだった一冊。
朝井リョウさんの小説はまだ三冊目だけれど、どれも書きすぎない簡潔な文章が清々しい。
この本を読んで、はっとさせられる言葉や場面を見つけられる人は多いんじゃないだろうか。
若い友人に勧めたくなる本です。
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書き出しにはずっこけてしまった。
読み始めてからもやばい、なんだかあどけなさすぎてこれついていけないかも…と不安に駆られる。が、なんとか読み進めて行くともう止まらない止まらない。
「もういちど生まれる」「破りたかったもののすべて」がすごく良かった。
自分で認めたくなくて恥ずかしくて蓋をしてしまった感情を、朝井さんはすべて書き残しておいてくれる。だからわたしは朝井さんの小説を読まずにはいられない。
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夢と現実、というのも使い古されたフレーズですが、もちろん日々の生活の中にあるわけで、特に若い頃〜大学生ぐらいのころというのは可能性が0でないだけに、葛藤のようなものがリアルにあります。
そういう断片を切り取って表現して行く、あまりいままでありそうでなかった感覚。
終り方は 予想はつくのに意外な、だけど朝井りょうらしい表現でした。
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最初の2話を読んで、よくいる大学生の日常を書いたサラッと読めるお話かと思った。
しかしながら毎度さすがの表現力。
比喩の多さに時々疲れはするけれど、こんなに綺麗な文章に飾られるんだ…と所々はぁ〜っ、凄いねこの人。なんて田舎の婆ちゃんみたいに唸ってしまう。
後半の3話。
電車でけっこうヤバかった。
前半の話がなくては、ここはここまで引き立たなかったのかもしれない。
前半がダメと言うわけではないよ。
また解説が、私の大好きな西加奈子さんて…
もうこの解説がまたいいんだわ。
目の前にいたら両手で手を握って固く握手して
「だよね!だよね!!」って言ってるとこだわ。
天才っているんだわ。
本人イヤかもしれないけど
朝井リョウさん、あなた天才。
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朝井リョウさんの本を読むのは初めて。文章中に「ライン」とか「ぷっちょ」などアプリや商品の名前が出るのが、なんだか新鮮だった。
連作短編になっていて、前の短編に出ていた登場人物が他の短編にも顔を出していて、別の角度からも楽しめるようになっている。
表題作にもなっている「もう一度生まれる」が、双子の姉にコンプレックスを持っていて、叶わない恋をする女の子の話で、その痛々しさや切なさを感じられて一番好き。
作者さんに興味を持ってググってみたら、朝井さんは兼業作家だそうで。
サラリーマン生活を経て、これから作風が変わったりするのだろうか、それとも変わらないのかと興味深い。
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イマイチ。ありきたりな普通の若い人たちを描いた短編集。
多分、学生の時に読んだら楽しめたかもしれないけど、それを少しだけ過ぎた社会人からすると、主人公にイラっとすることも…
それを含めてまぁ、いまどきの大学生らしい感じは出てるけどもそれぞれの短編があんまり好きじゃなかった。
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ありがちな短編と言えばそれまでだけど、こーゆーのって自分が経験してきた切なかったり悲しかったりした気持ちを思い出して、それも含めて楽しんでる感じ。
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大学生独特の自分に可能性を感じつつも、社会から見たときの実際の距離はよくわかってないという不安定な感情に共感。自分の可能性を信じることの逃げと向き合うことは、とても曖昧で、向き合っているつもりでも、どこかその感覚に安心感を抱いているのではないかと思った。短編だが、登場人物につながりがあっておもしろかった。