- 販売開始日: 2014/07/14
- 出版社: 小学館
- レーベル: 少年サンデーコミックススペシャル
- ISBN:978-4-09-124689-9
サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR 5
著者 石ノ森 章太郎(原作) , 石森 プロ(漫画) , 小野寺 丈(原作) , 早瀬 マサト(漫画) , シュガー佐藤(漫画)
“漫画の王様”石ノ森章太郎のライフワーク『サイボーグ009』がここに完結!カラーページもふんだんに完全再現! “これ以上ない”豪華な特典も多数収録!!巻頭ピンナップ表には...
サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR 5
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商品説明
“漫画の王様”石ノ森章太郎のライフワーク『サイボーグ009』がここに完結!カラーページもふんだんに完全再現! “これ以上ない”豪華な特典も多数収録!!
巻頭ピンナップ表には最後の弟子・早瀬マサト氏が描く、“ムー大陸に佇む9人”の描き下ろしイラスト、そして裏には、永井豪氏を含む歴代の弟子達が、009を描く“寄せ描き”! なんと巻末には、石ノ森章太郎と生年月日が同じでSF漫画界の巨匠・松本零士氏が「009」と石ノ森章太郎を語り…オリジナルイラストを描く!!
その他、石巻にある石ノ森章太郎の記念館「石森漫画館」を特集した記事、「009」のアーカイブ記事も掲載。
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『009』が完結する! 完結するんだ そうなんだ 漫画版 その5
2019/08/10 14:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
石ノ森章太郎が完結させることができなかった『サイボーグ009』を、息子である小野寺丈が小説の形で完結させ、さらに石ノ森晩年のアシスタントの1人だった早瀬マサトを中心としてマンガ版として描かれたものも、この第5巻をもって完結。
最終章に至ってからというものの、ゼロナンバー各人の内面に触れるような描写は少なく、いきなり登場した「神々たち」と直接的に闘うことがメインとなり、サイボーグたちもやられてもやられても再改造されたり、イワンの超能力で単なるサイボーグの力を超えた能力を身につけるようになってしまい、アクション&スペクタクルといった印象が強くなってしまっていた。
長年『009』を読み続けてきた者としてはどうしても完結編は「天使編」や「神々との闘い編」の延長線上にあるものと思ってしまっていたところがあるので、神々と闘うのは単なるぶつかり合いのような闘いではないだろうと思ってしまい、すでに小説版でストーリーはわかっていても、こうしてマンガ版になると改めて違和感を持たざるを得ないところだ。それに、小説を読んでいて予期していたことではあるけれど、マンガになるとストレートに世界各地の神々がビジュアルとして登場すると、これもまた何だかなあと思ってしまう。009たちが闘おうとしたのは、ほんとにこの神々たちなのだったのか。
それでも、最後にイワンが語る(イワンの語りで説明してしまったというところが残念なのだが)神々の話をもって009たちがいかなるものと闘おうとしたのか、何のため誰のために闘ってきたのかということに1つの答えを見出すことができて、良かったと言えば良かったのか。
石ノ森自身は完結させることはできなかったけれど、最期まで完結させる意欲はあったようで、かなりの遺稿が遺されており、それをもとに小説版やマンガ版は完結されたというので、細かいところはさておきこれが石ノ森の落とし前のつけ方だったのだろう。そう思いたい。
でも、ここまできてもやっぱり、『009』は完結しないというところにこそ魅力があるのだとも思えてならない。
残念
2015/11/14 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと期待していた「完結編」を形とされたことは評価します。しかし、絵柄は石ノ森先生に似てはいますが、ストーリーが納得できません。残念です。