装甲強化服、日本の警察にも導入
2019/02/15 22:44
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投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「天地無用」「エルハザード」とかいったアニメ脚本家時代を知る作者だけに、パトレイバー的なのりを予想していたが、登場したのは二足歩行ロボットではなく、装甲強化服パワードスーツだった。そんなSF的設定をさいようしつつ、警察に雇われた傭兵たち、傭兵、元ロシアの警官、元IRAのテロリストの三人が機龍でテロリストと対峙する。テロの日常化がさらに進んだ近未来。物騒だがありえそうな気もするのだった。
アニメや漫画のロボットものの世界ですよ。
2018/11/23 02:11
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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
つい、似たような世界観の作品を思い浮かべてしまう。
(パトレイバー+パイナップルアーミー)÷2
どちらも好きな漫画である。
つまり機龍警察も楽しかったのである。
作品の中心となるメカは機甲兵装。
人が乗り込む高さ3.5m~4mのロボットだ。
ロボットとは言っても、あまり大きくはないので
パワードスーツと称したほうがイメージに合う。
書いていて気がついたのだが、語順を並び替えると装甲機兵だね。
ボトムズ(=装甲騎兵)(わけの分からんネタすみません)でも
大きさ的にもボトムズっぽいんだよなーって、もういいか。
まあ、その、なんだな。
世の中に機甲兵装なるものが出回っていてだな。
警察もSATに配備していたりするのだが、犯罪者の機材は
国際的な闇改修でどんどんグレードアップしていてだな。
手に負えなくなりつつある時に、神レベルの三機の新型が
投入されるわけだ。それぞれ試作機みたいなものだから、
形も特性も違うし、そもそもパイロット限定だから
外注と言う形の警察外の人間だ。
これって、ガンダム・ガンキャノン・ガンタンク?
これまで本流だった警察の人間は面白くないから、
あれこれと張り合うものの、結果として足を引っ張ってしまう
存在だったりする。
これって、エヴァンゲリオン?
読んでいて、ネタがかぶるかぶる。
でもわくわくするし、面白いからこれはこれでいいのである。
次世代型の三機は、龍機兵と呼ばれているんだな。
愛称は、フィアボルグ・バーゲスト・バンシー。
かっちょええよ、マジで。
この巻はフィアボルグの活躍だが、二巻はバンシー、
三巻はバーゲストらしい。読みたい。個人的にはバンシーが好き。
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待ちに待った完全版。
今回も一気読み。再読だけど漲る緊張感に圧倒される。
「自爆条項」「暗黒市場」「未亡旅団」とシリーズを辿って来ていることで、一段と深みを増した。
本棚にハードカバーで並べられる様になったのも、とても嬉しい。
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文庫で二度(装丁が変わった際に再読)読んだので、今回が三度目の読書。文庫と比較していないので、どこがどのように変わったのかはよく分からない。どちらかというと巻末のボーナストラック目当てに購入した。
映像化されないものかと、改めて思う。
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こんなん好きーーー!!
近未来SF警察小説!
ロボ!(っぽいもの)
こてこてのキャラ設定!
ええねん、好きやねん。(*゚∀゚)=3ムッハー
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本シリーズを端的に評すれば、
『パトレイバー』のハードボイルド版、
といぅことになるでそぅか…。
でも、作中のメカニック(龍機兵)は、
パワードスーツといぅよりは、
『ボトムズ』に、近ぃかな~。
現時点で、シリーズの既刊は、
長編4作、短編集1作となっていますが…、
本作品は、第1作の「完全版」となります。
作中の、パワードスーツの件を除けば、
SF小説といぅより、リアリティを追求した、
ハードボイルド系の警察小説に近ぃですが…、
であれば、『パトレイバー』のよぅに、
現状の警察組織に、うまく組み込んだ方が、
よりシンプルなリアリティが出たのかも…。
ボクは、とてもお好きなジャンルですし、
期待にそぐわぬ完成度だったと思ぅので、
とても面白かったです!! 一気読み!!
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同名シリーズの第1作目。およそ2年ぶりに再読。
警察小説を骨子にSF要素、キャラ萌えまで網羅した作品です。
文体は切れが良く描写もスピーディーで、冒頭の地下鉄立て籠り事案を読み終える頃にはページをめくる手が止まらなくなっていると思います。
登場人物は皆が個性的、魅力的で好き!と思えるキャラが少なくともひとりは見つかるのではないでしょうか。
個人的には部長と主任コンビ推し。
なお、本作ではひとりの男性にスポットが当てられていますが、他作品と比較すると人物像の掘り下げというよりある特定の事案に絞られている感があり、今後のシリーズでまたメインとなるかもと期待しています。
無理やり難癖をつけるとすればメカ(機龍兵)のバトルシーンをもう少し書き込んでより派手にしてくれると嬉しい、くらい。
全貌も見えない強大な敵との対峙を迎えるラストは今後の更なる展開を秘めています。
映像化されるまでは死ねない作品のひとつです。
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舞台は日本の近未来。機甲兵装(小型二足歩行兵器ロボ)を利用した凶悪な犯罪に対抗するため警視庁は龍機兵と呼ばれる新型機を導入し、傭兵や元テロリストなどを雇って特別組織SIPDを編成した。
閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらしたSIPDは、SATと激しく対立しながらも密造機甲兵装による立て篭もり事件の真相に迫っていく。
アニメとかで観たことあるなあ・・・と既知感たっぷりの設定。
パトレイバーと攻殻機動隊と新宿鮫を混ぜたようなお話でした。
スピード感のあるリアルなアクションシーンや、緊張感あふれる警察内部の軋轢や駆け引きなど、要所要所に見せ場があるメリハリの利いた映画を観ているようでした。
曲者ぞろいの登場人物たちのひょうひょうとした会話も楽しいし、骨太な警察小説としても魅力的。
ただ、シリーズ化を前提としているのか、本書はまだ序章といった感じで、一つのエピソードは完結しているけどもこの本単体では話がまったく終わってません。
「龍機兵」自体も謎だし、警察内部の巨悪や登場人物たちの秘められた過去も、匂わせるだけで終わっています。
今後、どのようにキャラの過去を掘り下げ、話に絡めていくのか、読み進めていきたいです。
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今作は、機龍警察の中身と人物像、世界観を示しつつ、姿の過去を絡ませながらの展開で、1作目にふさわしい内容。これで機龍警察シリーズにハマるかどうかが決まる。
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再読である
というか完全版だから読んだ。筋は記憶しているものの、やはりワクワクものだ。登場人物がどれもカッコ良いから惹きつけられるんだろう。とにかくおすすめ。
でも、どこが改訂されて完全版になったのかはわからなかった。ま、いいか。
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加筆部分が全くわからなかった。それだけ元の完成度が高かったということか。いつまでも続いて欲しいシリーズだが、個人的には暗黒市場以降は失速気味な気がする。
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近未来警察ロボット小説。キャリアとノンキャリアの確執、警察の本流組織と外様組織の対立、テロ勃発による治安悪化、といったプロットを組み立てている。硬い文体が読み易い。情景描写がリアルで映画を見たかのような読後感。シリーズ第一作。
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良くも悪くも、パッチワークな作品だな。
どこかで聞いたような内容に、どこかで聞いたようなストーリー。
本歌取りを楽しむのには、いいんだろうけど、新味に欠けた内容だった。
続編があるので、続編を読んだら、評価が変わるのかも。
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「パトレイバー?なんて舐めてかかるととんでもない!」
当初、パトレイバー的なロボット要素ありのSF小説を想像していたがその予想は覆された(勿論嬉しい方に)。確かに機甲兵装、龍機兵と言った近未来的(作者は至近未来と位置付けているが)要素はあるものの、中身はガチガチにハードな警察小説、そしてササスペンスフルなミステリ小説であった。新宿鮫以降、警察内部の腐敗を描いた小説は多々現れたが、ここまで腐敗した組織として描いた小説も珍しい。警察内部の“敵”はあの手この手で新組織として創設された特捜部を潰しにかかる。それを断固として阻む沖津の頭脳、3人の個性的な傭兵達の活躍に目が離せない。“敵”の目的はシリーズを通して徐々に明らかにされていくのだが、デビュー作にしてここまで伏線を張り巡らせた作者の力量は素晴らしい(その分、機龍シリーズ以外の出来が残念だが・・・)。完全版では作者は当初はシリーズにならなくともいいと考えていた事が書かれていたが、シリーズ化された現在でもいろいろと本作との繋がりが出て来て驚かされる。まだまだ伏線があるのではと何度も読み返してしまう。
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近未来?日本を舞台にした警察モノSF。特捜部という外局チックな組織と、個性的な背景のメンバーがテロに立ち向かっていきます。
最初、著者(月村了衛氏)の名前を見て「どっかで見た覚えが…」と思っていたのですが、アニメーションの脚本を書いておられたあの月村さんとまさに同一人物だったとは。どおりで見事な構成とキャラ立ち、読みやすさ。映像化されたら結構見応えがあるものになりそうです。
ストーリーは一本筋だけではなく、本線の話に過去の記憶や脇役?の話を効果的に織り交ぜて進んでいき、飽きさせません。警察の組織ドラマも実にリアルっぽいです。
唯一、居場所がわからないにもかかわらず、そいつとの通信が切れてなくてバイタルまでわかるという展開は、携帯の電波掴めてんなら場所くらいわかるだろ!GPS埋め込んどけー!という(無粋な)ツッコミを入れたくなりました。
続編も評判が良さそうで、折を見て読んでみようかなと思いました。