埋められた土から助け出されたら
2023/05/11 05:48
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「すごいもの読んだなぁ」っていうのが一言目。
土に埋められていた田中始
それを助けた原田
記憶喪失と匿う生活
寄っていく二人
増えていくもの
見えてこない田中始の過去
ゆっくりと見えてくる原田の気持ち
そこはページをめくって自分で見てくださいってところです。
物語は文字で語りすぎない。
本当に最小限の描写
ラストの一コマがすごすぎて鳥肌ものです。
「親父が100で後は0」
これが原田のやってしまった行動の原因だったかなと。
そして田中はトマトに包丁を入れる。
描き下ろしのその後を見てちょっとほっとする。
「強いのは殴ってきた奴を許す奴だ」の言葉が
染みてきます。
余談:スカイは一服の清涼剤
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻めのクールなところは好きだし、ストーリーも嫌いじゃないけど、どうしても受けの顔でヤクザ説くのが似合ってない違和感がありました。
人物がいまひとつかき分けられてないのか、上の組織のほうの区別がつきにくかったです。
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ヒコさん大好きなので、スッゴい楽しみにしてた! …し過ぎた…?
ヒコさんの描く話は絵柄に似合わず芯がダークなので、ヤクザものも似合うと思った。 途中までは★も4つだった。
なのに、なぜあの終わり方!? いきなり打ち切りみたいな押し込め方で乱暴過ぎた(泣)
描きおろしも補足にはなってるけど、読みたいのはソコじゃないんですよ (」゜□゜)」ヒコさーん!!!!!!
はじめも原田もスカイも可愛くて好きだけど、ラブ要素がもっと見たかったなぁ…(´・ω・`)
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任侠ものは「大袈裟」になったり「パワー合戦」の様相を呈すると面白くなくなる。特にBLでは面白さ半減する。その反面、BLの中で任侠が特に好きなわけは、「この人の為なら命を張れる」と言う謳い文句が現実味を帯びる危険性が生まれやすいからだろうなぁ。説得力がある。架空の組織や訳の分からん魔物に狙われるものを守る、と言う在り得ない状況ではなく、状況的にあり得てしまうからだろう。そう言う意味で「シンプル」であるほどに任侠ものはBLの中で冴え渡る。
この作品も変な小細工などしておらず、原田と始の関係性の軸がぶれない。ど真ん中直球で来て、一読で大好物、と叫んだ作品。個人的には「丸角屋の嫁とり」よりもこっちをドラマ化して欲しいけどなぁ。
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話が私好みですごく面白かった。が、始の絵が安定しないのが気になってしょうがなかった。
記憶喪失中の始の顔がとても30手前のヤクザとは思えない中学生並の幼さで、表紙の始とのギャップにガッカリ。前髪上げた姿と別人すぎて好きじゃなかったです。
でも話はかなり好き!
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某任侠映画の続編で「こうい続き読みたいなぁ」と思っていたら、山中ヒコさんが理想を形にしてくれました・・・!
ありがとうございます!理想の二人がここに!!
某任侠映画をご存じなくてもこの二人の切ない恋模様は必読です^^
久しぶりに興奮した1冊でした~
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山中さんのお話は何故か懐かしい感じがします。
ヤクザのお話ですけれど、痛さはさしてありませんし原田の田中への強い執着が全体的に感じられて小気味良かった☆
原田の舎弟、スカイが蹴られても殴られても従順で可愛い。
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ヒコさんっぽいお話。
ヤクザものは個人的に大好きなのだけど、そこにヒコさん節がからんでくる。
絵柄が殺伐というよりは柔らかめなので、ストーリーもけっこう暗いんだけど柔らかい印象。
くっついてからもやってほしかったです。ぜひ。
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唐突だったな、というかんじ。
ヒコさんはもっと丁寧に細かい部分を拾って描写をするイメージ…。
原田が田中を慕っている、カバー裏にもえました。笑
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かなりビターな仕上がりの作品。そして、893モノではあるけど、惚れた男のために渾身の愛を捧げる、一人の利己的な男の一途な片想いの物語です。
ぶっちゃけ、この話は私的に萌えの宝庫だったのです。「893」「記憶喪失」「主従」「下克上」…などなど。タグだらけになりそう。
原田の生きざまに胸をわしづかみされました。悲惨な生い立ちで、なるべくして893になったような男です。トラウマのせいで金に執着する守銭奴になった原田でしたが、見返りも要求せずに自分の仇をとってくれた相手がやがて金よりも大切な存在となっていくのです。
893モノの恋愛ではありがちなきっかけですが、そこからの原田の愛情表現が痛いというか、切ないというか。
一度は自分の利己的な想いから奪っておきながら、奪うばかりが愛じゃない、とばかりに「ギブズ」与えまくるのです。しかし、これもかなり利己的。
愛って、どっちにしろ勝手なものなんだなと改めて認識させられます。
まさに命も惜しくないという一途な想いが、セリフではなく原田のひとつひとつの行動から推し量ることができます。
こういうのは、小説じゃなく漫画ならではの良さだなとしみじみ。
あと、始の髪型が変わることで印象が激変するのに、異様に萌えました。下克上Hと同等くらい萌えた。
さらに、口絵の刺青!始のくだけたアロハ柄と対照的に原田はストイックなスーツ姿なのに、チラ見えモンモンが…!29歳で入れたとカバー下に情報が。
脇キャラも個性的。なれあいとか皆無で、容赦ない893としての世界観にヒヤリとさせられたのもよかったです。
ラストシーンは含みがあって、うけとり方も様々でしょうね。ただ、どんなに非道な行為があったにしろ、それが自分への愛であったとわかってしまったら、気前のいい始としては受け入れることになるでしょうね。
息詰まるような展開の中にも、ゆるギャグがはさみこまれているハズし加減もちょうど良かった。
描き下ろしで、あれこれあったのに主従関係がまったくゆるぎないところが面白かったです。
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好きだわー、こういう話。
読んでる最中は人物関係、というか対立図がよくわからないし、尻すぼみ感…とか思ってたけど、読了後は全部納得できた
個人的にスルメタイプの話だわ
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893もので下剋上もの。
893だけど激しくなく、淡々と進んでいく感じ。
タイトルの通り、送って送って送りまくる。愛だったり物だったり。自分勝手ではあるけれど、それがまた何だか愛しいなって思ってしまうのは読者だけではなく、記憶喪失の受けも同じ何だろうなあって思う。
ラストは結構さっぱりしていて、好き嫌い別れるだろうけど、私は好きかな。荒れた心を宥めてくれそうな作品。
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最後がちょっと駆け足すぎた気がしないでもないけど、良かった!
ヤクザで主従モノ!
主従と言っても少し複雑な関係だったけど
従×主の命かけてお護りします~な雰囲気に萌えた
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山中先生は「エンドゲーム」を読んだ時に画面が白くてあまり好みではなかったのですが、印象が変わりました。
登場人物が一人ひとり丁寧に掘り下げられていて、憎めないし、原田の思いの深さが伝わってきました。
あと"穴に埋められる"描写は鮮烈でした。
この漫画の癒しは何と言ってもスカイ。忠犬ぶりに和みました。
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山中さんのお話はいつも、あらすじを読んで過剰に期待してしまうんだよなあ…そんで裏社会もの大好きだから釣られちゃった…
うーん今回もなんか…!なんか惜しい…!ヤクザものということで、しかも暗い感じということで、ダブルミンツみたいにとにかく黒く暗く背徳感(ヤクザに背徳も何もないのか…)とどうしようもない衝動がぐちゃぐちゃに…みたいな話かと思ったら割とライトだった。
設定がとても好み。記憶喪失になった主を攻める従な…いいな…あとビジュアルも好み。表紙見るに、銀髪?白髪?の方が受け(しかもオヤジ受け)かと思ってたんだけど、黒髪の方なんだね。しかもかなり童顔だね。自分はとにかく従×主の下克上、敬語の攻めが好きなんだと再確認した。兵藤が頭を過った…
中盤から加速し始める。始の過去だとか。結構複雑なんだけどささーっと読み流してしまった…でも読み流してもなんとなくわかる。
思ったよりも話は発展しなかった。いや単行本一冊じゃそりゃそうなんだとわかってるんだけど…
で、このお話の中で何が一番素晴らしいって!終わり方!BLって「ハイ!ハピエン!これで文句ないっしょ!?」ってところがある(と思ってる)けど、この終わらせ方は素敵だ~。まあハピエンなんだけどね!
うーん、でもやっぱ…なんか惜しい…自分にストライクではない…