とても好きな一冊
2020/11/25 05:42
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンソロジーを読むと正直はずれかなぁという作品も収録されてたりするのですが、今回は全部よかった。小説が好きな人なら、きっとツボな作品があるのではないかなと思う。
小説に救われる人もいるし、小説なんて読まない無くても全然構わない人だっている世界で、同じ本を好きだと感じてそれについて語れる人に出会えるというのは幸せなんだろうなと思った。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろくなかった。
それぞれの作家さんの特徴は出てるのかもしれないけど。
中では、AIの話とゴールンアスクが良かったかな。
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千早茜さん目当ててで購入。
読んだことのない作家さんも多く楽しめたけど中高生向きかなー。
島田さんの作品はもっと読んできたかったな。
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本をめぐる物語シリーズも第三弾ですね。
やっぱりわたしは島本理生さんのつむぐ物語がすきだなと思いました。
どの物語も読みやすいので空き時間にさくさくと読めるのも、アンソロジーのたのしいところかも。
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作家陣も表紙も、10代向け直球。中堅作家が並んで、平均点以上は約束されている。知らない作家を発見する喜びはなかったけれど、どの作品もお話を読む楽しさを提示してくれ、安定感があった。
奇しくも「いじめ」がからんでくるものが8本中3〜4本あり、いじめにあってる子が本を読んで本の世界に救いを見いだすという図式が、かなり一般的なようである(本といじめって親和性高いんだなあ…)。
神永学で軽やかに入り、一番よかったのが千早茜、そして藤谷治の問題提起で終わる。小ぶりながらよくまとまったアンソロジーだった。
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いじめられっ子は本を読むの? 小説よ、永遠にって感じではなかった。
好きなの、加藤千恵、千早茜。まあまあ佐藤友哉(はじめての人。)
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8人の作家による「小説」をテーマにしたアンソロジー。色んな切り口で切り刻まれた「小説」や「物語」を小説で読むことで、物語の深みに勝手に囚われたり、メタ的なゾワゾワ感に包まれたりする。小説って面白い、と実感。
秀作が揃っているが、ワシは、物語の禁じられた世界で物語を知覚し出会う男女を描く「赤と青の物語」(加藤千恵、著)と、物語を創り出すAIの成長とブレイクスルー後の世界を描いたSF要素もある「ワールドエンド×ブックエンド」(海老沢めろん、著)が、特にお気に入り。
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『本』が出てくるアンソロジー。
神永さんと島本さんだけ? な状態。
彼女の正体があれ、という時点ででてくるのは彼? と
思ったら、その通りでした。
水戸黄門状態で、安定です。
しかし一番印象的だったというか、困るのは最後の話。
好きな文章の新作がもう読めない、というのは
ものすごく寂しいです。
この後どうなったのか、どうなるのか。
想像のは楽しいですが、そうなったのか違うのか。
それすらも分からない現実は嫌です。
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シリーズ3作目。今回も粒ぞろいで面白かった。千早茜さんの作品は、きれいにまとまっててよかったし、島本理生さんは、独特の世界観のある作品、しかも珍しくミステリ風味で面白い。椰月美智子さんの作品の中の西園寺先生がなかなかユニークで、こういう作品も書かれるのかとうれしくなったり。副題の「小説よ、永遠に」というのが、今回シリーズ最終なの?と、気になるところですが、もう少し続いてほしいな。。。
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8篇の物語が収められている。
今回の物語に特徴的なのは、「小説とは何か」という疑問だ。
「青と赤の物語」では、物語が禁止された世界を描いている。
物語があるから悪いことをする人がいる、そんな考えを持ったエライヒトたちが物語を禁じてしまったのだ。
全く因果関係はないのに、AだからBと決めつけてしまったのだ。
物語は、文学は、何の役にも立たない。
本当にそうだろうか。
物語は時に残酷なものも、悲しいものも、苦しいものもあり、そんな世界を目にするのは時には恐ろしい。
けれども、そんな世界があるから救われる人もいる。
物語に書いてあることは、どんな物語にせよ、誰かから、読者に、あなたに、向けたメッセージだからだ。
困難な世界に立ち向かったり、悲しみと対峙したり、失敗し、絶望することもあるかもしれないが、それだけが物語の価値ではないのだ。
「ゴールデンアスク」は物語を作る側、つまり作家の姿が描かれている。
よく、登場人物たちが勝手に動きだす、なんて言うけれどきっとこんな感じに違いない。
作家が言う言葉にイラつきながらもいちいち納得させられる。
本を読め、というのは大人が安心したいだけ、なんて。
「あかがね色の本」も同じく作家の側からの物語。
言葉とは難しいもの。
人との関係も難しいもの。
だからこそ、言葉を発し、相手に伝えること、そしてその言葉を信じることは尊い。
あかがね色の本。
きっとこの本はこうしてたくさんの人たちに影響を与えた。
今までも、きっとこれからも。
世界を共有する、それは、人と人とがつながること。
その結晶の一つがが、あかがね色の本だったのだ。
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「本をめぐる物語」アンソロジーかあ~。このラインナップ、親しみやすいけど当たり外れもありそうだなあ…しかしそれもまた良し!と思って読んでみたんですよ。なんということだ。全部わりと面白いじゃないか。まあ、「本」「物語」が絡んでいるので評価が甘くなっているというのもあるかもしれないけども。びっくり。
神永学「真夜中の図書館」神永学ってよく目にはするけど、読んだことなかった。思ったよりシンプルでベタな話で嫌いじゃない。しかし「斉藤」やたらキャラ付けされてるけど何者なのだ。別作品の登場人物なのかな。
加藤千恵「青と赤の物語」寓話チックできれい。ちょっと地の文が親切すぎというか、もっと読者に判断をゆだねてもいいのでは、と思う部分もあったけど、まあ、これはこれで。
島本理生「壊れた妹のためのトリック」島本さんも読んだことなかったのだけど、なんとなく繊細で感覚的な話を書いてるのかなあ、という印象だったので、こういうミステリちっくなのもあるのか!と嬉しい発見。
椰月美智子「ゴールデンアスク」おもしろかったです!西園寺さゆり、おもしろい。『ゴールデンアスク』読んでみたいなあ。
海猫沢めろん「ワールズエンド×ブックエンド」海猫沢さんだぞ、と覚悟を決めた上でわくわくしながら読んだけども、おお…なんと、普通に面白いSFだー!「いま、あたしはクラスのなかでひとり冷戦状態なの。旧ソビエトって感じなの」「だから外交してるところを見られたくないの」のくだりがやけに好き。
佐藤友哉「ナオコ写本」佐藤さんだぞ、と覚悟を決めた上でわくわく(ry、まっとうに楽しめた!いやあ、佐藤さんはたまにスピードについていけずに置き去りにされることがあるのだけど、今回は大丈夫だった。もちろんオカシイところがないわけではないけど、呑み込めるレベル。全くなくても寂しいですしな。
千早茜「あかがね色の本」ぴゅあー!ああ、はい、すみません、私もその本好きです。いやあ美しい。
藤谷治「新刊小説の滅亡」ふむふむ。過去作品の掘り起こしはやって欲しいですよねー確かに。過去の作品だけでも読みつくせないほどの量があるだろうなあ…。しかし、それでもどうしたって新作を読みたい作家さんはいるし、待ち続けている続刊はあるし、何より私は日々消費されるくっだらなーい小説が好きなのだ。
どれもある程度おもしろかったですが、うーんそうだなあ、「ゴールデンアスク」「ワールズエンド×ブックエンド」「壊れた妹のためのトリック」辺りが特に好きかなあ。
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前半・・真夜中の図書館、青と赤の物語、壊れた妹のためのトリック、ゴールデンアスクまではまぁまぁ良かった。
後半の4つはつまらなーい。ゴールデンアスク/椰月美智子の西園寺さゆり先生のキャラ好きだわー。
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今回は私好みのSFっぽい話が多くて面白かった!(^^)でも読み終えてみたら、青春甘酸っぱ系だった千早茜さんの「あかがね色」が一番好き(*^^*)
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いろんな作家さんが小説について書いたものを集めた小説。いろんな作家さんが読めて、いろんなジャンルが読めて。新しい作家さんを発掘するのにとてもよいです!どのお話も楽しく読めました。
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ほとんど読んだことのない作家さんたちによる短編集だったけど、それぞれに面白かった。本や小説をめぐってこれだけ話が広がるのだから、小説が消滅する日はまだ先だと思える。自分ならどんな物語を作るだろう。