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投稿者:小泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版時から気になっていた本だったがプリンスが急逝し、すぐに購入した。著者のプリンス愛が伝わってくる読みやすい文章で、一気に読めた。ぜひ生前に読んでおきたかった。最後の文が泣けた。
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投稿者:kurumiruku - この投稿者のレビュー一覧を見る
天才殿下のヒストリー本。
筆者のミュージシャンならではのテンポのいい文章で
一気に読めちゃいました。
ひとつ問題として、所有してない殿下のCDが続々と欲しくなります。
ある程度お金を用意してから読んだ方が良いかも・・・。
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投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒人音楽だけでなくロック、ポップの歴史においても重要なレジェンドでありながら、現在でも第一線で創作活動を続ける天才であるプリンス。本書は簡潔にプリンスの歴史を紐解き、プリンスの辿った人生、彼のバックグラウンドからその時々の音楽シーンの流れまで、多面的にプリンスの音楽について書かれている。これからプリンスの音楽に触れるビギナーにとっては格好のガイドとなるだろうし、同時にプリンスのファンにとっても、特に彼の活動が混迷し始めた90年代以降の動きを整理する意味で役に立つものになるはずだ。
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投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
プリンスの歴史をざっと編年体で解説した新書。新書なので入門編としては良いだろう。著者はノーナリーヴスのヴォーカリストである西寺郷太。わかりやすく平易な文章で綴られているが、逆に言えば読み物としてはあまり面白くないと感じてしまった。
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西寺郷太氏が影響を受けたマイケル・ジャクソン、ワム、そして今回のテーマであるプリンスについて彼の圧倒的な知識と自らミュージシャンであるという同業種であることからわかる凄さを名前しか知らないような(音楽はなんとなく聴いたことはあるが詳しくない)人たちでも生まれてからデビューし現在に至るまでをわかりやすく、そして彼らのファンでも納得のいくものを書き続けているのは本当に頭がさがるというか素晴らしい仕事をされているといつも思う。
郷太さん自身もかつてはリスナーだった。そして今はプロのミュージシャンになった。小説で言えば作家は読者の成れの果てというようなところだろうか。でも、作る側になっても自身はほかの作り手の受け手でももちろんある。
プリンスのゼロ年代以降の復活について今作の中で時代が一回りしたという指摘がある。これはずっと追いかけ続けてきた郷太さん自身にも当てはまる部分はあるはずだ。
幼少期から追いかけ続けているアーティストたちへの尊敬と敬意、好奇心を持ち続けて彼らのことを伝えたい、もっと多くの人に知ってほしいと思っていた郷太さんが今の年齢になってプロのミュージシャンとして第一線に居続けてことでこれらの本が書かれるきっかけが生まれて同世代の出版人たちももっと一般の人に読まれるべきだし彼によって書かれて届くべきだと思ったのだと僕は感じている。
だけど好きだからと言ってなにかについて書くのは難しい。バランスが必要になる。僕のようにプリンスって名前ぐらいしか知らなかった人間が読んでもすげえなプリンスと思わせて引き込むことはマニアックになりすぎに時代ごとに書かれているからだろう。
プリンスという存在の生きてきた時間、歴史を郷太先生によって教えてもらっているという感覚、アーティストがファンを育てるように。郷太さんは書籍によって自分が好きなアーティストについて興味ある人間を育ている、知識を増やそうとしている感じがある。
それらもプリンスをはじめとする郷太さんが影響を受けてきたアーティストからファンとして受け継いだものをさらに下の世代に引き継いで残していこうという郷太さんの想いが伝わってくる。
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貴重なプリンス通史としての資料的価値もさることながら、現役ミュージシャンである西寺さんがBPMや歌唱法の変化からプロダクトの意図を分析するくだりが白眉。
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プリンスの長いキャリアからすればつい最近ファンになった、ということになる自分としては、プリンスの歴史が知れてとても良かった。
プリンスファンによるプリンス本。
全米No.1を獲ったWhen doves cry、KISSにはベースがないとか。
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memo
p88
「ミディアム・テンポ」の楽曲は日本の一般層にはさほど受けない。「とても速い」か、「バラードとしてはっきりと遅いか」でなければ難しいのが現状だ。
p214
白人警官による黒人殺害、暴行事件(ファーガソン事件、エリック・ガーナー事件、フレディ・グレイ事件)によってプリンス、ディアンジェロが動いたエピソード。その年のグラミー賞の話。
p232、235
2015年の2月、グラミー賞の夜―。プリンスは壇上で「アルバムは今もこれからも重要だ」と言った。(略)彼は「アルバムが重要」という言葉の奥に「アーティスト自身がリスナーを教育する責任を負え」という意味を込めたのではないだろうか。
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イチから聞き直す機会を与えてくれる貴重な本だが、欲を言えばもう少し情報があると良い。3倍くらいの厚さの本にして再発してほしい。
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やはり西寺郷太はただ者ではない。何より音楽とアーティストに対する愛を感じる。手元に全くプリンスの音楽がないので早く手に入れないと。パープルレインは昔持っていたのになあ。
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プリンスを語ることは、80年代〜現代の音楽シーンを網羅することになる。白人ミュージシャンが圧倒的多数だったMTVで黒人ミュージシャンとしてPVがパワープレイされ、マイケル・ジャクソンと共に時代に風穴を開けた偉大なるミュージシャン。
”ミュージシャンズミュージシャン”などと呼ばれることも多かったプリンス。毎年のように発表されるアルバム、楽曲のクオリティの高さとそれを凌駕する過剰かつ濃厚なビジュアルプロデュース。
MTV全盛期、音楽はビジュアルでもってして「観る」のが主流になった時代、当時田舎の中学生だった私にはプリンスのPVは狂気の沙汰としか思えなかったが(笑)、大人になった今、改めて聴き直すととにかく素晴らしい。
プリンスほど音楽を純粋に愛して楽しんでいるアーティストはいないのではないだろうか。
カテゴライズできず、ひと言では語れないその多才さを過小評価されてきた鬱憤を晴らすかのような西寺郷太さんの文章が素晴らしく、プリンスそして音楽への愛が込められていて読んでいて爽快な気分に。
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「ミュージシャンズミュージシャン、プリンス」の解説。初期MTVで黒人PVが放送されなかった件や、「We are the world」にプリンスが参加しなかった理由など、緻密な取材と圧倒的な愛でプリンスを語る。2015年グラミー賞授賞式でのプリンスのコメント「アルバムって覚えてる?」、そのコメントから、昨今の音楽ネット配信への危惧と制作サイドとしての覚悟を語る文章には鬼気迫るものあり。感涙。
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新書になる程話題性がある?
という風に読んだときには思った
早世したのは実に残念だ
プリンスは天才である
プリンスを取り巻く環境
多作で駆け抜けた年代
名前を捨て記号になり
再び復活してきた
ここ数年はプリンスの曲を聞いていなかったがまた聞いてみようかな
手軽にプリンスを知るためには良書かもしれない
しかしこれだけでは彼の才能と与えた影響は分からないだろう
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割と軽い内容。
だけど、いい感に共感できます。
またいっぱい聴きたくなったーー(^-^)/
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プリンスの死を機会に手に取ってみた。著者の思い入れや推測を取り入れながら時系列で、各作品ごとに解説がなされていく。二次情報ゆえの、著者の思いの濃さは伝わってきた。しかしルポっぽい一次情報が皆無。だったら類書を読み、一次情報をつかんだ方が良いかなと思った。論としてもご都合主義的で破綻してる部分が所々あるし。まあでも概略をつかむには良いと思った。
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「ファンからその活動をサポートしたいと思われること。それがプロになる、ということだ。これはミュージシャンに限らないことではないだろうか。例えばラーメン屋さんでも、サッカー選手でも、予備校の先生でも、お医者さんでもいい。特殊な技能によってあなたにその分野に専念して欲しい、と他人から願われること。それがプロというものだ。」