- 販売開始日: 2016/09/09
- 出版社: 日経BP
- ISBN:978-4-8222-0095-4
見逃してはいけない血算
著者 岡田 定
血算と病歴から、可能性の高い疾患を診断する!若手医師から寄せられる質問、疑問にも答えます。◆ポケット版カード◆ これだけは覚えておきたい 「血算データ早見表」付き日常診療...
見逃してはいけない血算
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商品説明
血算と病歴から、可能性の高い疾患を診断する!
若手医師から寄せられる質問、疑問にも答えます。
◆ポケット版カード◆ これだけは覚えておきたい 「血算データ早見表」付き
日常診療に用いられる臨床検査のうち、最も頻度高い項目が「血算」です。
臨床医は、血算を始めとする臨床検査結果と症状・病歴から原因疾患を鑑別し、治療方針を決めます。血算の的確な読み解き方しだいで、疾患推定はスムーズになりますが、実際には血算の情報を十分に活かしきれていない医師は意外に少なくありません。血算から得られる所見を見落とし、診断や治療が遅れてしまうケースもあります。
本書では、血算結果と症状、病歴、他の検査所見を組み合わせ、総合的に診断する考え方をまとめました。見落とされやすい疾患や、治療が遅れてヒヤリとした実症例を示し、鑑別診断をする上で注目すべき血算の勘所を解説しています。
ケースとして取り上げるのは、実際に鑑別診断した事例、聖路加国際病院での教育カンファレンス事例です。臨床現場に即した内容になるよう、研修医と著者との対話を基に作成しています。
基礎編では、小球性貧血、大球性貧血、網赤血球増加、赤血球増加など、13テーマの症例を提示し、鑑別診断の方法を説明。応用編では、基礎編で得た知識を用いて、症状に応じた緊急度や重症度の評価の勘所を示しました。臨床に直結した鑑別診断のポイントが詰まった一冊です。
血液疾患に限らず、さまざまな疾患・病態の診断にも大きく関わる血算の読み解き方は、研修医、若手血液内科医をはじめ、全ての診療科の臨床医、検査技師に役立つ内容です。
目次
- 【基礎編】
- 1.小球性貧血
- その患者、本当に鉄欠乏性貧血? ほか
- 2.大球性貧血
- 高度な大球性貧血で鑑別すべき疾患とは? ほか
- 3.網赤血球増加
- 倦怠感と黄疸を訴える患者、どう対処する?
- 4.平均赤血球容積の変化
- 進行する貧血には、当然輸血が必要?
- 5.赤血球増加
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年10月号より
書標(ほんのしるべ)さん
ウェブサイト日経メディカルOnlineに2014年から約2年弱にわたって連載されてきた記事を加筆・修正したもので『誰も教えてくれなかった血算の読み方・考え方』(医学書院)の姉妹本である。日常診療を行う際、血算の指標は治療方針を決めるうえで必要不可欠な項目の1つであり、正確に読み取る必要がある。本書は実際にあった事例を取り上げ、総合的に診断する考え方がまとめられており、研修医やプライマリ・ケア医、検査技師にとって役立つ1冊となっている。巻末にはポケット版カードの「血算データ早見表」付き。