管理職の方には必携かと思います。
2021/11/28 12:01
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投稿者:こぼうず - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が折れてしまう事例を、豊富なカウンセリングの経験を交えながら紹介。対策方法や職場環境の改善に繋がる助言を丁寧に述べています。
90分のメンタルヘルス研修ではあまり効果がなく、目新しい内容を盛り込んだ1日や2日かけての研修を取り入れるべきというのは、経験からいっても説得力がありました。
メンタル疾患の現状と予防が学べる読み物
2016/10/24 18:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tad - この投稿者のレビュー一覧を見る
メンタル疾患が発生する職場やどうすれば予防ができるのか読み物としてわかりやすく書かれてあります。ある程度わかっている人に目新しさはありません。メンタル疾患で大事なのは、早期発見では遅いこと。常に予防であることがわかると思います。
メンタル不調者が出やすい職場とは?
2017/09/09 21:26
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投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
メンタル不調者が出やすい職場、上司、その逆について、
著者の経験から考察。
例として、長時間労働自体は、メンタル不調の「一つの要因」にしかすぎないと
著者は確信するようになったという。
環境面だけでなく、個人面では例として、運動系の部活動を経験していない人の方が
メンタル不調になりやすいという。
そして趣味がある人の方が強い、画期的な成果を残す人は仕事以外も活発として、
著者自身の例が出され、仕事面でとても充実、プライベートでもスキー40年、素もぐり35年、
毎週のジム通い30年、「バーベキューをやりすぎる家族」ということで取材も受け、
週末は分刻みで予定が入ることもあるそうだ。
部下を持つ人ならば、読んで参考になる箇所も多いと思った。
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投稿者:ゼルコバ - この投稿者のレビュー一覧を見る
意味が分からなかった頃が、なつかしい。
心が折れるということが、わかってくるにつけ、なおさら悩んでしまいます。
投稿元:
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何となく自分の周りの職場環境に疑問を持っている人が手に取る本だと思います。
皆病んでる日本のサラリーマン社会。
でも、こんなに上司に色々要求するのも気の毒だなとつい思ってしまいました。
完璧な人間なんて何処にも存在しないし。と前半のパートで、非管理職の自分は少し同情してしまいました。
目新しい記述は、運動・生活習慣・飲酒などについて世間に流布している情報と正しい認識の違いのパートは参考になりました。忙しく不規則な生活の中で、いかに健康を保つかの部分は有用に感じました。
モチベーションが下がる要因について論理的に書いてある部分も、ふむふむといちいち納得しながら読んでしまいました。
ただし、メンタルの問題の解決方法には正しいとか一つとかは無い。と断言して書かれていたのは象徴的だと思いました。
投稿元:
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「心が折れる職場」 見波利幸
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上司がアドバイス上手、「頭のいい人」が周囲にそろっている、無駄口をきかず効率最優先…こんな職場こそ、実は心が折れやすい?数々の実例を知るプロカウンセラーが、パワハラや長時間労働だけではない、不調を起こす本当の原因についてひもとき、働きやすい職場とは何かを掘り下げる。
「BOOK」データベースより
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チームワークとか、働き方とか、女の人生とか、読み物ネタとして大好き。
ってことで、小説ではなく今度は新書で「働く」系の本を読んでみました。
作者は、エディフィストラーニングの首席研究員として、研修や講演、カウンセリングなどを行っている方です。
働く環境や、職場の人間関係の理想的なあり方ってのは、どの本を読んでもたいてい同じですね。たくさんそれ系の本を読んできたけど、言ってることはほぼ共通してる。だからもう「こうあるべき」っていう明確な答えはあるんだよ。
ただ、ほとんどが、そこにたどり着けてないだけで。
いっぱいなるほどポイントはありましたが、この本のなかで、特に「確かにー」と思った点をいくつか紹介します。
職場でのコミュニケーションは2つの種類がある。1つは「業務上」、もう1つは「業務外」。業務上のコミュニケーションが十分でなければ、業務外のものはほぼ成立しない。このポイントを押さえずに飲み会しても意味はない。
さらに、業務上のコミュニケーションについては、2つ種類がある。1つは問題解決が図れるように導く会話、もう1つは問題を抱えている人の気持ちをくみ取ること。どちらか一方でもかければ、業務外のコミュニケーションにはつながらない。
(P18-19の内容を要約)
↓
確かに。
特に納得したのは後半の部分の業務上のコミュニケーションについて。問題解決を図れるように導く会話をするのを取り入れてる上司・リーダーは割と多いと思う。でも気持ちをくみ取る方はかなり軽視されてる気がする。多分おんなじくらい大事だよね。辛いという気持ちは論理的思考から発生してるんじゃなく感情側から発生するわけだから、そこに論理を持ち込んでもあんまり納得感はないよね。
知的労働に携わる職場の方々の多くは、自分のことも、他人のことも、どうしても理詰めで考える傾向が強い。それが行き過ぎると、かえってメンタル不調者が多く生まれることもある。
最終的に理屈ではなく、誰かが困っている時に、「俺にまかせろ」という文化があるかどうか。それがある組織では、心が折れる人はあまり発生しない。
(P34-35の内容を要約)
↓
これも納得。助け合ったり相談しあえる文化があるかどうかでかなり違う。
1人で戦ってたら誰でも多分すぐに心が折れる。
部下のサポートには「4つの基本」が必要。
人によって得意不得意はあるけど、4つのサポートをバランスを考えて提供しないといけない。
・情報面のサポート
知識や情報収集をベースに、コンサル的に部下の仕事や悩みを解決する
・情緒面のサポート
共感したり、努力に気付いたり、見守ったり。またそれを本人に伝えて精神的な支えになる
・道具的なサポート
部下がいよいよ大変なときに必要とする「直接的な手助け」。上司自ら手を差し伸べる
・評価面のサポート
上司が部下に、業績結果だけでなくプロセス含めてフィードバックする
(P106-107の内容を要約)
たくさんあるけど書ききれないので、より詳しくしりたい方は読んでみてください。
でもトータルで言えることは、
「理屈だけじゃなく感情部分も同じくらい大事にする」
「相談できず1人で対処しないといけない環境はかなり危険」
「長時間労働そのものが心が折れる原因になるわけでなく、主体的に動ける環境か、やらされてる環境か、などの方がメンタルへの影響は大きい」
ってことかな。
タスクをこなせるか否かって、仕事の要素の半分くらいでしかないと私は思ってまして、あとの半分は人間的な感情部分とか、コミュニケーション部分だと思うんですよね。
さらに言うと一般的によく言う「仕事ができる」「仕事が早い」ってことでさえ、それをどう定義してるかで全然見方がかわるものだと思うんです。
そういうことをさ、子供たちにはもっと伝えていきたいな、と思ったりします。
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身近にややメンタルな人がいるので手に取った。
メンタルになる人は心が弱いからだと思っている人は今も多いだろう。そしてどう対応したらよいかと良いマニュアルを探している人も。
メンタルへの対応方法は理詰めではなく、人にきちんと向き合うこと。当たり前のことだがこれが一番大切なんだろう。管理職にはきちんとしたメンタルヘルス研修をぜひ受けてもらいたい。
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産業カウンセラーが会社員のメンタルヘルス不調の理由を分析。
「上司がアドバイス上手」や、「頭の良い人が周囲に揃っている」など意外な要因が紹介されている。
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「ー」
運動系の部活は理不尽の塊。
アル中はお酒が好きな人だけがなるものではない。
読んでいて自分の職場にも当てはまるように感じた。
漠然とした不満が、本書により明らかになった気がする。
ではどうすればいいか。逃げればいい。
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文字通り、問題を抱える職場と、それへの対象法を指南した一冊。
この本は、新任管理職研修のテキストとして使用出来る良書だと思いました。
もちろんベテラン管理職にも読んで欲しいです。
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結論から言うと、如何にコミュニケーションが取れるかだと思う。コミュニケーションの取り方も、仕事の問題点を指摘するのではなく、仕事の大変さを共感できることの方が重要かも。また、一緒に仕事をする等の相手とどれだけ同じ時間を共有できるかも大切だと思う。
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新型うつなどが存在することは知っているが、なかなか納得できない状況であり困っている。
現実逃避しているだけでは⁉️と考えられるケースが目につく。ら
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プロカウンセラーが、メンバーの心を折ってしまう職場にはどんな特徴があり、そこで何が起こっているのか、具体的なエピソードを紹介しながら解説。不調を起こす本当の原因を解明し、働きやすい職場とは何かを掘り下げる。
上司に読ませたい。
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20161108 気持ちが弱っているのか、つい、タイトルに惹かれて買ってしまった。いろいろ参考になる。
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自分の職場も「心の折れる」職場になりつつある、もうなっている、と感じて読んでみた。上司として部下にどのように接するのが良いのか悩んでいる人にも役に立つ内容。どんな企業、組織でも、働いているのは感情のある人間であって、利益・業績を上げるための機械ではない、ということを理解しておかなければならない、ということか。普通に人としての会話があって、悩みがあれば相談できる職場環境、人間関係があれば、今話題の長時間労働とは関係なく心の折れる職場にはなりにくいようです。