白夜月の褥
著者 著者:ゆりの 菜櫻 , イラスト:小路 龍流
隣国ロゼルと戦争中の軍事国家、大和帝国。伯爵家次男の綾瀬は密かに恋心を抱いていた平民出身の親友、鳴沢が戦地へと駆り出されたことに胸を痛めていた。なんとか鳴沢が無事に戻って...
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商品説明
隣国ロゼルと戦争中の軍事国家、大和帝国。伯爵家次男の綾瀬は密かに恋心を抱いていた平民出身の親友、鳴沢が戦地へと駆り出されたことに胸を痛めていた。なんとか鳴沢が無事に戻ってこられるよう、陸軍少将で名門公爵家の当主でもある正宗に働きかけた綾瀬だが…彼の答えは「自分と愛人契約を結べば」というものだった。命じられるがまま屈辱に満ちた悦楽世界に嵌まっていく綾瀬――。そんな折、鳴沢の危険な企てを知らされ…。
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迫ってくる感じ
2021/12/09 03:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぐぱぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
鬼気迫る感じがいい。
まず、設定が良い。
高まってくる気持ちが伝わってくる最後がいいと思う。
この作者の作品の中で特に好きなほうです。
「この中に私を挿れてやる」本文より。
2020/12/28 09:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじを読むと過酷な運命に翻弄される恋人たち、というイメージですが、あとがきに「(今回は)少しハードですが根底は純愛です」とあります。
ネタバレがあります。
正宗公爵家の当主で陸軍少将の攻め・正宗、伯爵家の次男で憲兵隊に所属し攻めの副官を務める受け・綾瀬。
本編と短編1は受け視点、短編2は攻めの友人視点。
貴族制度のもと皇帝が治める軍事国家・大和帝国は資源獲得のため隣国に侵略戦争を仕掛け、予想外の苦戦を強いられていました。受けの平民出身の親友も出兵が決まり、彼に片思いをしていた受けは助命に奔走します。すると攻めから思いもよらない取引ーーー親友を助けるのと引き換えに攻めの愛人になるーーーを持ちかけられ・・・
心は親友を思い、でも躰は攻めに翻弄され快楽に堕ちる。そんな萌え滾る展開です。存亡の危機に直面している国が舞台なので、ひりひりとした緊張感も味わえます。
攻めと受けは国の運命に否応なしに巻き込まれ、結末は読者さんの考えに委ねられています。個人的には納得ですし、きれいな終わり方だと思いました。また、エロスの面も充実してるので純愛と淫猥を楽しめることでしょう。