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投稿者:たか4 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小難しく書き過ぎで伝えたい事がわからない。
本当に伝えたいのであれば、もっと理解しやすい言葉を使うべき
まったくもって残念極まりない。
実は中身は薄い
世界を変えていく日本人
2018/01/04 21:45
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投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
「情熱大陸」と「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」がきっかけで購入。
プロローグが難しすぎて、この先読めるかな?と不安になりましたが、何とか私なりに【自分ごと】に置き換えられる気付きを得られたんじゃないかと思います。
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落合さんの『超AI時代の生存戦略』やっと読めた。自分が担当させてもらってた「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」に比べるとテーマも内容も読み易い。個としてコモディティ化しないための実践論が詳述されている。誰が読んでも一つは必ずヒントが見つかる良書。
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最近注目の落合さんの一冊。
語り口調な書き方で凄く読みやすいので、今AIがどうなってるかざっと知りたい人にはオススメ。
AIが進むからこそ改めて人間性というものを考え直してどうやって生きていきましょうか、という話。
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専門用語が分からなくても読みやすい。哲学的、実用的な内容も多く、変化を恐れず前に進め、というメッセージが込められているように思った。
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超AI時代の生存戦略』
-シンギュラリティ〈2040年代〉に備える34のリスト
落合 陽一 著
大和書房
2017/03 200p 1,300円(税別)
プロローグ インターネットの身体化から、シンギュラリティ前夜へ
1.超AI時代の「生き方」
2.超AI時代の「働き方」
3.超AI時代の「生活習慣」
エピローグ ユビキタス社会からデジタルネイチャーへ
【要旨】インターネット、SNS、AI、IoT、そしてVRやARなど、次々と新しい
デジタル技術やその関連サービスが登場、普及する現代。それに伴い、人々
の意識や考え方、生活の仕方や働き方、生き方が変わらないという方が無理
があるだろう。では、具体的にどのように変化する、あるいは変えていけば
いいのか。本書では、今やメディアで引っ張りだこの若き天才研究者が、こ
の問題について各々が考えるヒントを提供している。AIの進化によるシンギュ
ラリティ間近な現代と近未来を「超AI時代」と名づけ、その時代性を読み解
くとともに、必要とされるスキルやマインドセットを解説。著者は筑波大学
助教でデジタルネイチャー研究室を主宰する。メディアアーティストとして
活躍し、VRコンソーシアム理事、一般社団法人未踏理事、電通ISIDメディア
アルケミスト、博報堂プロダクツフェローなど多数の肩書きを持つ。
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●「人間らしいクリエイティブな仕事」ができるのはアメリカだけ
将来、人工知能に職が奪われたら人間はどうやって暮らしていったらいい
ですか? ベーシックインカムが導入されて働かなくてよくなるから好きな
ことをして暮らせばいいんですか? こういった質問を講演するたびに受け
た。これに対して、僕は次のように述べてきた。
『インターネットは新たな産業を多数生み出したが、その多くは情報化と脱
物質化、機械化によるコストカットであり、特殊技能や特権価値の民主化で
あった。それによって産業の一部は衰退し、一部は大きくなった。しかし、
日本について考えれば、世界を制するようなソフトウェアプラットフォーム
を持っていない。これはつまり、一方的に私たちの国の持つ特権は他国に対
して「民主化」されてしまう』
『では、この世界のどこにベーシックインカムで暮らせるローカルが存在す
るか。それはアメリカにある。クリエイティブな活動をすることで余暇を潰
すことで生きていくような世界は、そしてそれを可能にするほどの富が集ま
る場所は、そこにしかないだろう。他のローカルでは機械の歯車として人間
も働き続けるのだ。富を生み出すために、インターネットの端末に混ざって
生きていかなければならない。少なくとも日本ローカルに暮らす私たちは、
機械との親和性を高めコストとして排除されないようにうまく働くか、機械
を使いこなした上で他の人間から職を奪うしかないのだ』
日常の思考に関して、コンピュータ時代の思考で���どうなるのかを熟考し
てみた。そういう思考の過程でいくつもの問いが生まれてくる。働き方はど
う見直されるべきか、人の過ごし方はどうやって変わっていくのか、それら
のベースの考え方をどう変えるべきか。
●ワークライフバランスではなくワークアズライフを
ワークライフバランス(=仕事と生活のバランス)。今の社会に即すと、
僕はこの言葉にとても違和感をおぼえる。いつでもどこでも情報と繋がり、
それゆえにいつでも仕事とプライベートが混在するような世界になった今、
ワークがライフでない時点で、言葉が実生活と矛盾しているのではないかと
感じるわけだ。
私たちは21世紀になり、24時間、誰とでもコミュニケーションを取れるよ
うになった。そのおかげで、時差的なものが取っ払われてしまい、昔は寝て
いる時間は働かなかったし、地球の裏側の人と仕事をすることもなかったわ
けだが、今なら何時でも働くことが可能だ。
今の社会において、雇用され、労働し、対価をもらうというスタイルから、
好きなことで価値を生み出すスタイルに転換することのほうが重要だ。それ
は余暇をエンタメで潰すという意味ではなく、ライフにおいても戦略を定め、
差別化した人生価値を用いて利潤を集めていくということである。
これまでは24時間のうち、8時間は働いて、8時間は寝て、残りをどう切
り分けるかということが一つの考え方だった。しかし今、その線がなくなっ
てきてしまったので、「その切り分けのない状態で、なるべくストレスなく
動くにはどうしたらいいのだろう?」ということがより重要になった。スト
レスマネジメントの考え方である。
たとえば、今の時代であれば、1日4回寝て、4時間おきに仕事しても生
きていける。そういった時代背景は、グローバル化とインターネット化と通
信インフラの整備によって、ワークライフバランスという言葉は崩壊したこ
とを意味している。これからは「ワーク“アズ”ライフ」、つまり差別化し
た人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける方法を見つけられたも
のが生き残る時代だ。
●コミュニティを作って「自分の道」を“淡々と”進むのが重要
「人間が人間らしく生きる」という概念は、近代になって発達した概念だ。
そして、私たちが今、新しいパラダイムに差し掛かっているというのは間違
いない。主体的であるという人間性、自ら思考するゆえに人間であるという
考え方は、近代以降に獲得されたものなので、今、次の主体なき人類の時代
に移ってきているとも言えるわけだ。
全員が全員、平等にインターネットの端末で繋がったときに、主体じゃな
く相対を意識した考え方に移ってくるだろう。もしくは、主体が得られる程
度に人間の属するコミュニティが分割されるかもしれない。というのも、一
人一人が責任感を感じられるレベルは、だいたい30人くらいが限度だと言わ
れている。
全世界の他のすべての人と比べて「自分らしい」というのと、あるコミュ
ニティの中で「自分らしい」というのを比べると、後者のほうはすぐに実現
可能だから、人はコミュニティに逃げ込みやすい。一度枠でくくってしまえ
ば、おのずと特徴が出てくるからだ。
どこかにコミュニティを作って、そこで自分らしければいいのではないか
という「世界を狭める考え方」をすれば、自分らしさが定義できる。つまり、
コミュニティを決めるほうが自分らしさを探すことよりも重要なのかもしれ
ない。また、戦略的にはコミュニティを探すのではなく、コミュニティを作
る発想が重要であるのは、ブルーオーシャン戦略の基本である。
今、私たちは、多様化した社会に向かって、違う方向に生存戦略を進めて
いる。たとえば、研究でもそうだが、全員が全員、違う方向に向かってやっ
ていることに広い視点で意味がある。音楽業界でも、ミュージシャンそれぞ
れが何かで1位を取っていれば、全員が違う方向を向いて全体の多様性が担
保されていくわけだ。それらは、特定の1個のパイを奪い合うのではなく、
パイをどうやって広げようか、という超AI時代の人間全体の生存戦略だ。
そうした中では、「淡々とやること」というのが、すごく重要になる。「自
分は自分の道を信じてやらないといけないし、他人は関係ない」ということ
だ。今まで言われていきた、「自分は自分の道を行く」というのは、競争の
上でどういうキャラクターを付けていくかという話だった。しかし今、その
意味ではまったくなく、これからやらないといけないことは、全員が全員、
違う方向に向かってやっていくことを当たり前に思うということだ。つまり
一人一人がブルーオーシャンな考え方をしなくてはいけない。
ここで重要なのは、「競争をする」というゲームが決まると、データさえ
あれば機械のほうが強くなるということだ。機械はデータから計算可能なの
で機械のほうが強くなる。それはチェスや将棋の例を見ると明らかだ。けれ
ど、ブルーオーシャンの考え方で、何をやるかが決まっていない状況では人
間は機械に十分に勝てるということだ。
●「ざっくりとフックがかかっている」知識の持ち方が理想
暗記するためにノートにひたすら書いたり、何回も唱え続けたりすること
はないけれど、ざっくりとフックがかかっている状態、おぼろげにリンクが
付いているような状態が、これからの時代に理想的な知識の持ち方だと思う。
この感覚は、これから必要な創造性にとって、もっとも重要な状態になっ
ていると思う。つまり、「2つのものが抽象的なイメージで合わさったら、
どういう答えになるんだろう?」というように、おぼろげなものが重なるこ
とによって、人間にしかできない想像力が出てくるのだ。
あらゆるものを、「ググればわかる」というレベルの状態で頭の中に保持
しておく知識の付け方がすごく重要だ。そのためには、「一度は自分で解い
てみたことがある」という状態がベストで、「ただ、頻繁に使用してはいな
いから、あま���詳しいことはわからないんだけど……」という状態が実は理
想なのだ。専門的なことは一度すべて大学で習ったり、専門書を読んだりし
たことはあるけれど、完全には覚えていない、というフックがかかった状態
を目指そう。
コメント: 著者の落合陽一氏は父親であるジャーナリスト・落合信彦氏の
影響で、幼い頃からドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作などを読
みふけっていたそうだ。とくに本書の「自分らしさ」に関する論考に、ニー
チェの思想の足跡を見てとれるのではないだろうか。ニーチェは、キリスト
教の神など既存の外在的な概念・価値観を否定し、その上で自らの実存を探
るべきとした。落合氏も、競争のルールなど外在的基準から逃れて自分でコ
ミュニティを作り、その上で「自分らしさ」を探るべき、と主張している。
競争のルールが目まぐるしく変わる現代や近未来では、落合氏の言うような
かたちで自分らしさを見つけていくしか方法がないのかもしれない。変化に
「対応」するのではなく、変化を受け入れた上で、流されないための自分ら
しさを見いだすことが、有効な「生存戦略」になるのだろう。
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人口知能が広く使われるようになる未来(シンギュラリティの2040年)に向けて、テクノロジーによる専門的かつ独占的なタスクの民主化を礼賛しつつも人間はこのままではいけないと生活習慣、働き方そして生き方はどのように考えれば良いかを考察します。「AIの時代になったら人間はクリエイティブな仕事をすれば良い」というありがちな結論を切り捨てて、機械を使う側になるか、機械に組み込まれるかの問題だと看破し、米国企業によるインターネットの支配を初期の東インド会社のそれと弾劾する。父親(落合信彦氏)譲りのアグレッシブな言動と希望に満ち溢れた展望が痛快でかつ勇気付けられます。
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確かになぁ…ってことが多い。
・ブルーオーシャンを探すクセをつける。他人と違うことをやっていくことを基本として、それが正しいと信じること。競争心とは真逆の考え方。
サーベイをして、その人、そこから自分がどういう価値を足せるかを考える。
・信仰を持って個人がエッジをきかせてやっていく。ブルーオーシャンを歩くことに抵抗がなくなる。
・ただアニメを見ていたい…そこから得られる衝動は何か
・自分の仕事の中でギャンブル的なものは?
・ギャンブル、コレクション、心地よさ
・「売り込みをする人」の居場所。作った後にマーケティングをしても売れない時代。開発分野かがこれからの居場所。
・会社を使い倒す。利潤の再投下を見る
・そんなことをやってなんの意味があるんだ?という根性論に敏感になり、無くしていく
・会議は、あるフレーム、あるゴールに向かって、どうやって最適解を求めるかを考える場。フレームとゴール設定が必要。
・オーディオとビジュアルの重要性
・プレゼンベースの仕事。情報伝達のための仕事設計。スカスカのプレゼン資料を作ってから仕事を始める。
・自分しかリーチしてない専門的な事を発信する。例えば自分の話+コミュニティの事を発信する。(ジム情報やボルダリング情報の発信など)
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将来、AIが人間を越えうる時に備え、
新しい時代でもしっかりそれに沿える生き方をしよう。
AIが単純作業はどんどんできてしまうから
クリエイティブに生きよう、という主張は抽象度が高く、
思考停止と言わざるを得ないというのが著者の主張。
そうではなく、時代の生き方に則した
考え方のフレームワークを持つことが大切。
この本は、それを提供することをテーマに掲げる。
これから生き残るためのキーワードは
“ワークアズライフ”
つまり、仕事と私的時間の境界は曖昧になっていく。
そして、これからは何のバランスを意識すべきかといえば
“報酬とストレス”のバランスである。
ストレスマネジメントという考え方は一層大切になるし
プライベートな時間にもストレスが多いというのは
ひたすらに働くこと以上にいささか問題になる。
そういう潮流を踏まえこれからは仕事にも趣味性や遊びを
盛り込む考えが必要になる。
人は、どんな時に楽しいと思うのか、
3つの要素を上げるならば
・ギャンブル性
・コレクション
・心地よさ
であり、これらを意識しながら、
自分の仕事がどこに該当をするのか、またさせられるのかを理解する。
自分の継続性のために遊びを意識するという考えが大切。
趣味やすきなことを自分の仕事に生かそうとする考えも大事。
そしてこれからは、ブルーオーシャンを目指して
皆それぞれ違うのだというのが、より当たり前にならなければいけない。
人と競い合うと、モチベーションは不安定なる。
そうじゃなくて、自分にとって何が好きか、何が価値のあるものか、
何が生活を律しうるのかを明確にして、淡々と信じた道を進むことが大切。
そこの価値観に優劣はない。
無駄を省くことに一切妥協しない。
無駄に見えて無駄じゃない非合理なものが大切になってくる。
問題解決のための合理的なものと分けて考えたほうが良い。
遺伝子レベルの欲求を理解し、違うところでバランスを取ってやろう。
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読みやすく、今の世の中を俯瞰的に網羅している。
いくつか主観的な意見もあるように感じるが、それもふくめて抽象化したあいまいな状況をくみあわせて考えるのが、人間の価値なのかもしれない。
今後の人間の歩む指針としては興味深い。
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AIと言えば、ヒトを超えるか否かの論点で取り上げられることが多い昨今ですが、このままAIとヒトの対立構造で捉えていては未来像ひいてはヒトの在り方すらも見失ってしまうのではないかとつい危惧してしまいます。本書もAIを通してヒトの本質の再定義を促してくれる様な一冊です。
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いままでの2冊とは少し趣向が変わってビジネス書なのだが、今〜数十年先の人工知能と共に生きる時代を少し先取りしたビジネス書といった感じ。
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「クリエイティブなことをしてすごす」というあやふやな結論は存在しない
一人ひとりが責任感を感じる組織の大きさは30人くらいまで
「競争をする」というゲームが決まると、データさえあれば機械のほうが強くなる
自分の仕事の中で「どこがギャンブル的なのか」を意識してみる
報酬のデザインの中で一番自分に向いているものを選ぶべき
研究
評価を得られる:ギャンブル的
作品が残る:コレクション的
作品自体が快感的
ゼミはスライド不要:データを見せながらしゃべるほうが聞いている人の頭に残りやすい
プログラマ:人のロジック→機械のロジック
研究者:機械のロジック→人のロジック
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超AI時代の生存戦略
超AI時代の生き抜く上で、競争戦略本の名著ブルーオーシャン戦略を持ち出して、生き残るためには「レッドオーシャンのトップ」になるか「ブルーオーシャン」を開拓するかということが書かれている。これは非常にうなずけた。自分は体育会の部活に所属しているが、体格に恵まれていない選手がベンチに入るにはこの二つが有効であることは経験上理解できる。これ以外の「そつない選手」はベンチに入れないという事実は、「そつない」人間は機械と同じ付加価値しか出せないという本文の記述に合致していた。面白かったのが、人間と遊びという章で、なぜものごとを続けられるかという三つの要因だった。「ギャンブル性」「コレクション性」「心地よさ」が三つなのだが、例えばバレーでいえば、スパイクやサーブはギャンブルで入るか入らないかわからないのが面白いし、サーブは効果率として数字で表れるので長期的にはコレクション性も帯びる。そしてなんといってもボールを思いっきり叩くのは心地よいし、実はものすごいスパイクをレシーブした瞬間もそれに勝るとも劣らず心地よい。物事を続けるためには、この三つを抑えればと良いという。他には、合理化されていく世界で、非合理こそ価値があるというもので、ラインスタンプや飲み会がなくならないのはそれらが究極の非合理だからであるという。自ら身体を壊すということが今後はより価値を持つという記述には、伊藤計劃の「ハーモニー」を感じさせるものがあった。
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ワーク=ライフになり、好きな事で価値を生み出す時代に。
とにかくアクション!時間がリソース、体も資本!
個人一人ひとりのビジョンが重要!
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■要約:
これからはワーク・アズ・ライフが重要
一人一人が責任感を持てるのは30が限界。それ以降は責任がうやむやになる
出口を意識して思考する
自分が主体だと思っているからストレスがたまる
他人と比べないことが重要
今後は身体性こそが重要。身体が資本
■行動:
物事をどんどん言語化する
プレゼンベースで思考する
身体を鍛える