三人の二代目 下 上杉、毛利と宇喜多
著者 堺屋 太一
「天下獲り」まであと一歩のところまで来ながら、信長は本能寺の変に倒れる。幼少の宇喜多秀家は、美貌の母・お福の知謀により、羽柴秀吉に接近。その猶子となることで、「お家の安全...
三人の二代目 下 上杉、毛利と宇喜多
商品説明
「天下獲り」まであと一歩のところまで来ながら、信長は本能寺の変に倒れる。幼少の宇喜多秀家は、美貌の母・お福の知謀により、羽柴秀吉に接近。その猶子となることで、「お家の安全」を図ろうとする。一方、北陸の勇・上杉景勝は領内の平定に手を焼き、毛利輝元は二人の叔父の言動に翻弄される。「三人の二代目」の行く末を決したのは、「女の助言」だった――。激動の戦国期を描いた堺屋歴史巨篇、いよいよ大団円。
目次
- 天変人異
- 業火の後
- 二代目の覚悟
- 天下分け目の水無月
- 天秤の分銅
- 待つことの勇気
- 新しい天下
- 天下の形
- 天下統一
- 偽りの日々
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
上巻に続いてとても面白い
2021/04/09 22:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国の世の三人の二代目、上杉景勝、宇喜多秀家、毛利輝元の物語の下巻です。宇喜多家でもいよいよ秀家の時代になり、豊臣政権と関ヶ原以降が描かれます。三人ともに内部に問題を抱えていた点が、家康とは大きく差が開いた原因ではなかろうかと感じました。本能寺の変までは、上杉も毛利も迷いながらも徹底抗戦という感じだったのが、秀吉以後にすぐ降伏という形になった流れがよく分かりました。また朝鮮出兵の経緯も読んでよく理解できました。最後のほうで書かれている宇喜多秀家のその後は全然知らなかったのでとてもタメになりました。