ケルト 再生の思想 ──ハロウィンからの生命循環
著者 鶴岡真弓
近年、急速に広まったイヴェント「ハロウィン」。その起源は、ヨーロッパの古層、ケルト文明の祭「サウィン(万霊節)」にたどりつく。ケルト暦では、10月31日が一年の終わりで始...
ケルト 再生の思想 ──ハロウィンからの生命循環
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商品説明
近年、急速に広まったイヴェント「ハロウィン」。その起源は、ヨーロッパの古層、ケルト文明の祭「サウィン(万霊節)」にたどりつく。ケルト暦では、10月31日が一年の終わりで始まり。厳しい冬の訪れとともに、世界は闇に閉ざされ、死者がよみがえると信じられてきた……。四つの季節祭と神話伝説を手がかりに、ケルト文明の循環的な生命思想を解きあかす。古代・中世ヨーロッパの精霊を現代へよみがえらせる芸術人類学的な試み。
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ハロウィンの起源
2018/12/21 23:47
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投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
渋谷ハロウィンのバカ騒ぎを見て、そもそもハロウィンとは何ぞやという疑問が湧き、この本を呼んだ。
ハロウィンとは元々はサウィンと呼ばれ、ケルトの暦での大晦日に当たる。この日は、死者と生者の垣根が取れ、過去に亡くなった先祖や親しい人が家々を訪れると考えられていた。
そうした霊をもてなし、これから訪れる厳しい冬を乗り越えるパワーを授けてもらう日であった。
今日、ハロウィンで仮装するお化けや魔女は、この死者を表している。
本書では、サウィンを含む4つの季節祭について書かれている。
ヨーロッパの歴史や地理の知識が無いと理解しづらい部分もあるが、農耕や牧畜で生きてきたケルトの人々にとっての一年(冬・春・夏・秋)についての考え方に触れることが出来る。