背教者ユリアヌス(一)
著者 辻邦生 著
大帝の甥として生まれるも、勢力拡大を狙うキリスト教一派の陰謀に父を殺害され、幽閉生活を送るユリアヌス。哲学者の塾で学ぶことを許され、友を得、生きる喜びを見出す彼に、運命は...
背教者ユリアヌス(一)
商品説明
大帝の甥として生まれるも、勢力拡大を狙うキリスト教一派の陰謀に父を殺害され、幽閉生活を送るユリアヌス。哲学者の塾で学ぶことを許され、友を得、生きる喜びを見出す彼に、運命は容赦なく立ちはだかる。毎日芸術賞受賞の壮大な歴史ロマン開幕!【全四巻】
〈解説〉加賀乙彦
〈巻末付録〉著者による本作関連エッセイ二作
連載開始前に雑誌『海』で抱負を語った「ユリアヌスの浴場跡」、終了直後から『週刊読書人』に連載の「ユリアヌスの廃墟から」
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
辻邦生氏による、キリスト教勢力拡大に野心を燃やす司教一派によって両親を殺害されたユリアヌスの生涯を描いた一大傑作です!
2020/09/01 09:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『廻廊にて』(近代文学賞)、『安土往還記』(芸術選奨新人賞)、『西行花伝』(谷崎潤一郎賞)などの傑作を次々に発表されてきた辻邦生氏の作品です。同書は、中公文庫からは全4巻シリーズで刊行されているうちの第1弾目です。内容は、大帝の甥として生まれるも、キリスト教勢力拡大に野心を燃やす司教一派によって両親を殺害され、幽閉生活を送るユリアヌスが主人公として物語が展開されていきます。ギリシア古典の塾へ通うことを許されたことから、友を得、学ぶこと、生きることへ喜びを見出していくのですが、その前に歴史の荒波は容赦なく立ちはだかるのでした。壮大な歴史ロマンがいよいよ開幕します。同書は、毎日芸術賞を受賞した辻氏の大傑作です!ぜひ、この機会に読んでみてください。