レトリックの記号論
著者 佐藤信夫
われわれを取り囲む文化とは、巨大な記号の体系に他ならない。言語においても単語はそれぞれの意味をそなえた記号であり、それらが集まってできる文は複合的な記号となる。想像力ない...
レトリックの記号論
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
われわれを取り囲む文化とは、巨大な記号の体系に他ならない。言語においても単語はそれぞれの意味をそなえた記号であり、それらが集まってできる文は複合的な記号となる。想像力ないし創造力を駆使して微妙な言語現象を分析・解読するレトリックの認識こそ、記号論のもっとも重要な主題なのである。言語学を越えた〈記号論としてのレトリック〉の領野を呈示した著者のレトリック研究の集大成の書。
目次
- ●1
- ・認識とイメージのレトリック
- ・創造性としてのレトリック感覚
- ・自分だけのものでない言語
- ・「らしさ」について
- ・ことば
- ・強調の記号論へ
- ・言語と逃れ去る文学と
- ●2
- ・記号がひらく世界
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
レトリック研究の集大成とも言える興味深い一冊です!
2020/03/14 13:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たち人間の文化は、言語も含めて、巨大な記号の体系であると主張し、その記号を分析・解読するレトリックの認識こそが、記号論における最も重要なテーマであると説いた一冊です。同書では、こうした考えから、「認識とイメージのレトリック」、「自分だけのものでない言語」、「強調の記号論へ」、「記号がひらく世界」、「非言語記号と翻訳」、「自由時間の記号性」、「名前について」、「手紙について」、「落語」、「美文の効用あるいは無用」などといったテーマで話が進められます。レトリック研究の集大成とも言える興味深い一冊です!