調印の階段
著者 植松三十里
終戦70年、いま読むべき本No.1!! 「外交の最前線で戦い続ける姿に、涙が止まらなかった」前中国大使・丹羽宇一郎氏(解説より) 31年、駐華公使・重光葵は上海でテロに遭...
調印の階段
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
終戦70年、いま読むべき本No.1!! 「外交の最前線で戦い続ける姿に、涙が止まらなかった」前中国大使・丹羽宇一郎氏(解説より) 31年、駐華公使・重光葵は上海でテロに遭い、右脚を失う。そこからの彼の人生は、目前に立ちはだかる“階段”を昇り続けるものだった。外交の第一線に復帰し、孤立する日本を救うため日中戦争を終結させようとするも、戦局は悪化。敗戦直後、再び外務大臣になると、日本史上、最も不名誉な“仕事”である降伏文書への調印を引き受け、マッカーサーとの交渉に挑むのだった――。昭和の外交官・重光葵の知られざる生涯に光を当てた長編小説。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
外交で平和を求める
2023/04/04 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史の教科書で太平洋戦争降伏調印の写真を見た記憶がある人は多いと思うが、日本全権として署名した重光葵の人物像を知る人は多くはないのでは。戦争を積極的に指導した立場では無いのにA級戦犯として起訴され禁固刑を言い渡された元外相。この本は伝記小説だがその時々の重要な場面での重光の心のうちや行動を書いてある。
交渉による平和を求める姿に感銘を受けた。実直に真面目に官僚としての仕事をこなしながら交渉をまとめようとする姿。情報から隔離されても任務を全うしようとする姿。現代の日本人からはある面失われてしまった姿かもしれない。読み応え十分。
タクタク読み
2015/07/14 12:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たくちゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
外交官・重光葵の闘い、太平洋戦争の一時代を的確に繊細に書いた、作者渾身の作品でした。
どんな困難でも、名を惜しまず、より良い国の為、家族の為に頑張り続ける外交官。いつの日か、子どもらが夢見る日本の為に。
こんな人達が、現在の礎を作りあげた日本。草葉の影で、重光葵は、現代の日本をどのように発言するのか、興味津々。