- 販売開始日: 2018/11/16
- 出版社: 山と渓谷社
- ISBN:978-4-635-33073-2
小鳥草子 コトリノソウシ
著者 中村 文
小鳥の目線で日々を見れば、世界の見え方もちょっと変わる。小鳥の話題を中心に、自然のこと、美術や音楽、工芸などの人の営みなどをまじえて綴る漫画エッセイ。スズメ、シジュウカラ...
小鳥草子 コトリノソウシ
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商品説明
小鳥の目線で日々を見れば、世界の見え方もちょっと変わる。
小鳥の話題を中心に、自然のこと、美術や音楽、工芸などの人の営みなどをまじえて綴る漫画エッセイ。
スズメ、シジュウカラ、ツバメなど、ユーモアと可愛さ溢れる小鳥たち。
都会でも出会えるふつうの小鳥や、ときには耳目に新しいめずらしい小鳥も登場。
小さき鳥たちの日常を、独自の視点から綴った、かつてない小鳥エッセイ&漫画。
【目次】
序
あなたはそんなにちいさいの
●第一章 トキメク
恋して、すずめ/ぼくたちすずめ/すずめ色/パリジャンかく語りき/むかしむかし/すこしむかし/丸と四角の30分/小さきもの1/小さきもの2/うぐいすラジオ /うぐいすデビュー/うぐいすデビュー前CountDown3/小鳥 or フルート?/うぐいすデビュー前CountDown2/うぐいすデビュー前CountDown1
歌のこと
小鳥の歌カフェ
小鳥の肖像―スズメ、アトリ
●第二章 ヒラメク
青の時間/かわせみダイブ/長いとか短いとか/つつぴー計画/エナガのかけ声/尾っぽファンタジー/バードアイランド―大きくなったり、小さくなったり編/ひばりさん/あるとき、ないとき/バードアイランド―それでも緑は生まれる編/すずめとひばり/空と雲のトリなのさ/からすのかあさん/ポジティブからす/ポジティブ翻訳/地味ガール/すずめのユメ/すずめのユウツ
羽のこと
小鳥ワードローブ
小鳥の肖像―エナガ、ヤマガラ
●第三章 シミイル
桜のふところ/トリのことわざ1/トリのことわざ2/ハトたち/ひよどりセンパイ1/ひよどりセンパイ2/空飛ぶおんぷ/つばめ、空の手紙/つばめ、空のラブレター/ごめんね文鳥/ソトの世界/ブントワネットにはわからない/小鳥せんせい/好きな絵1/好きな絵2
渡りのこと
わたりゆく
小鳥の肖像―ツバメ、ヒタキ
●第四章 タノシム
いいおハシだね/だれがたべた/背くらべ/むっくんのこと/あまい夫婦/ほろにがい夫婦/沈黙のとき/COOLなせきれい1/COOLなセキレイ2/富士の道の、そのまた向こうの/ワイルドにあこがれて/対決の日/あのときの小鳥さんですか/ジョーを見れば/びたきのたきび/小鳥はアレグロのように/冬のモーメント/すずめチークはいかが
暮らしのこと
コトリノソウシ
羽もいいけど、あしもいい
動かぬ鳥たち
~鳥類学者 川上和人先生にうかがう、鳥の内面のお話~
小鳥アルバム
小鳥日記より(あとがきにかえて)
小鳥と中村文さんと 樋口広芳
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書店員レビュー
コトリノソウシ
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
小鳥にまつわるエッセイと漫画で綴られた「小鳥日記」。
小鳥と著者がともに過ごす時間は、日常の散歩の中。
バードウォッチングなどの“装備完ぺキ鳥観察”といった鳥の本ではない。
誰もが出会ったことのある小鳥の姿を描いているのだ。
著者の柔らかく優しい文体が、本全体に独特の雰囲気を醸し出す。
愛らしい小鳥の姿が目に浮かぶようだ。
どこからともなく舞い降りた小鳥を通して、偶然に出会った街ゆく人とのエピソードにも心が温まる。
小鳥を愛で、自然の美しさも感じられる素敵な一冊で、冬の贈り物にもおすすめ。
ロフト名古屋店理工書担当 中村
掌中のほっこり。
2020/03/10 09:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
4コマの漫画、見開き程度のエッセー。どれもスズメやエナガなどの鳥を題材にしたほのぼのとしたもの。著者の小鳥たちへの愛情がじんわり伝わってくる。手のひらにたまたま座ってくれた小鳥(いや、ハムスターのような小動物でもいいか)のふくふくした暖かさに似ている。最後の方にはカワイイ写真集も。
最初の方に「街の情景に安心を与えるものはいろいろあるけれど、すずめもその一つなのかもしれない。」とある。たしかに、あの「ちゅん」が急に消えたら私も不安になりそうだ。
どこにもありそうな情景の中の鳥たちをみる著者の感性が時に心地よく、時にドキリとさせられる。著者の視点の広さがわかる、構造の説明や生態の話もあって知識も増やしてくれるようだ。
表題とおなじ「コトリノソウシ」とつけられた文章は「春はさえずり、やうやう大きくなりゆく歌声、少し下手もありて(以下略)」と、よく知られた古典のオマージュだろうか。著者は現代の清少納言?
決して「カワイイ」描写ばかりではないのだが、それでも「生きものは善きもの」だと感じさせてくれる。読み返して、ほっこりした暖かさを繰り返し味わいたくなる。
身の回りの可愛い代表
2021/11/02 00:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どん。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何気なく読み始めた本だったが、可愛らしさにノックアウトされた。