仏像と日本人 宗教と美の近現代
著者 碧海寿広 著
仏像鑑賞が始まったのは、実は近代以降である。明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人...
仏像と日本人 宗教と美の近現代
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商品説明
仏像鑑賞が始まったのは、実は近代以降である。明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人々はさまざまな思いで仏像と向き合ってきた。本書では、岡倉天心、和辻哲郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんなど各時代の、“知識人”を通して、日本人の感性の変化をたどる。劇的に変わった日本の宗教と美のあり方が明らかに。
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仏像は宗教の排他性超える。仏像は宗教の排他性を超えて、信者と非信者=観光客を、同じ寺院の空間に共存させる
2018/09/26 21:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、近現代において日本人が仏像とどのように向き合ってきたか、その変化を追う。面白いのは、見る側の視線が世情とともに揺れ動くことだ。仏像鑑賞が始まったのは近代以降である。明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人はさまざまな思いで仏像と向き合ってきた。近代化にあたり、王政復古、祭政一致を成し遂げるため神仏分離令が発され、寺院の堂塔・仏像を打ち壊す廃仏毀釈が起こった。一方で、文化財としての仏像は、信仰を抜きに称揚されていくようになる。
仏像と仏様の接し方を考えさせられる
2019/09/10 23:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仏様と仏像の違い、崇拝するのか鑑賞するのか、いろいろな見方や感じ方がある中で、日本における変遷を元に自分の心を見つめ直していきたくなった。自分の感じるまま、思いのまま、無理をせず仏像、仏様に接していこう。