アフリカの音
著者 沢田 としき
かわいた風に乗り、どこからかタイコの音がきこえてくる。グン ゴド パ グン ゴド パ……。生命の連なり、大地の恵みに感謝をこめて。自然の営みを讃美して……。タイコとともに...
アフリカの音
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商品説明
かわいた風に乗り、どこからかタイコの音がきこえてくる。グン ゴド パ グン ゴド パ……。生命の連なり、大地の恵みに感謝をこめて。自然の営みを讃美して……。タイコとともに生きるアフリカの人たちの、純朴なエネルギーを魅惑的なイラストで伝える生命の物語。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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感じる
2017/03/12 17:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵から空の青さや太陽の陽射し、地平線や赤い土、カラフルな衣装。アフリカの大地と自然の恵みから生まれたたいこの音やお祭りの人々の解放感などを想像してみる。心も解放されていく気がします。
ことばのリズムと鮮やかな情景に身を任せる。日本人によるアフリカの太鼓と踊りの絵本。
2008/08/06 05:57
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「聖なる太鼓」と呼ばれるジンベ。西アフリカのセネガル、ギニア、マリを中心とする地域で演奏されている太鼓が描かれている絵本です。
驚くほどにリアルなアフリカの情景が描かれ、かわいた風が感じられるような絵と、詩的で、リズミカルで、まるでタイコのリズムと同調しているような文章は、沢田としきさんによるもの。
小学一年生のお話タイム(月1回の読み聞かせの時間)で読んだのですが、
担任の先生はてっきり外国の(現地の)人が描いた絵本と思ったそうです。
タイコは木をくりぬいて作られ、一頭のヤギの皮が張られています。
「ヤギは死んで 皮をのこし
音になって また生きる」
「かわいた風にのり
タイコのことばが
はこばれていく」
まつりの情景も描かれています。
華やかな衣装を身に着けた、生き生きとした表情の人々。
「大地のめぐみは
たくさんのごちそうに
かわった」
準備をする女性や子どもたち。
「大地のめぐみに
ありがとう」
「いのちの つらなりに
ありがとう」
グン ゴド パ グン ゴド パ
グン ゴド パ グン ゴド パ
タイコの音にあわせてみんながおどる。
太鼓といえば祭。
わが地区でも、五穀豊穣、家内安全を祈り、神社から御神輿が出て、町内をまわる祭礼が毎年7月に行われます。
太鼓の練習は、小学生のうちから、地域の青年から口伝で教わります。
地域、国はちがっても、太鼓の造りや音色はちがっても
祭礼の意味はまったく同じで、太古から続いてきた、感謝と祈りなのではないか。
そんなことも考えながら、この絵本のことばのリズムと、鮮やかな絵に身を任せ、包まれまれるのは、とても心地よい体験でした。
アフリカの風や臭いまで漂ってくる
2022/03/20 23:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アフリカの音はもちろんのこと、アフリカの風や臭いまで漂ってくるような沢田としきさんの素晴らしい絵とストーリーに感動します。人の営みの原点は、こういうことなんだと教えてくれる絵本だと思います。
(ただし個人的には、陶酔して踊る人々の汗の点々がちょっとだけ不気味に感じてしまいましたが…)